夏の家族旅行記 ~沖縄4日目3/5~

2011-11-28 20:48:41 | お出かけ
時刻は既に午後2時。
腹ペコです。

行き当たりばったりの昼食。
名護市で通りかかったお店に入ることにしました。
何だか寂れた商業施設にお店を構えられている“さくら食堂”というお店。
時刻は既に午後2時半です。

ここでもまた、私はソーキそばをいただきました。
太麺なのでこれだけでも、結構お腹が満足します。

こちらはジャリ男の注文した唐揚げ定食。
食べかけの画像、大変失礼します。
5歳のジャリ男、これくらいの量なら軽く平らげます。
そりゃ太りますわな。

さくら食堂は、値段の割には量が多く、
子ども達いわく味付けもかなりいいとのことでした。
特に評判がよかったのが、定食にデザートとしてついてくる冷たい善哉。
女性陣には大ウケでしたね。

昼食を終えて、すぐに那覇に向けて出発です。
道中、那覇で何をするか迷いましたが、
遠くからでもいいから首里城を見てみたい、
という嫁さんの希望もあり、
首里城へ行くことになりました。
私は以前、会社の旅行で行ったことがありますが、
行程2日目だったので、二日酔いもあり、ほとんど覚えていません。
子ども達にはちょっと退屈かなとも思ったのですが、
たまには大人の都合に付き合わせましょう。

首里城に到着したのが午後4時。
曇り時々雨の天気予報がウソのようないい天気。

守礼門をくぐって正殿へと向かいます。
子ども達は退屈だろうと思っていたのですが、
予期せぬ楽しいことがありました。

それは、スタンプラリー。
首里城公園内約20箇所に設けられたスタンプ(を押す台)。
駐車場で台紙を受取った子ども達は、
守礼門や漏刻門なんぞには目もくれず、
ひたすらスタンプをゲットできる場所を探して走り回ります。
ま、うちの子ども達に“漏刻門では水の漏れる量で云々・・・”と説明しても、
その知恵や工夫に興味を示すこともないでしょうし、
楽しく元気に走り回っていればそれで十分です。

おっ。ジャリ男がスタンプ場所を発見。
台紙と見比べながら慎重に近づきます。

それを見た1号が大急ぎで現場へ急行。
スタンプ命!

オトボケ2号はしばらくボーッとしてから、
姉と弟の動きをようやく把握しました。
遅れてなるものかと急いで走り出したせいで、
帽子が脱げて、落としちゃいました。
さすが、コケ子もしくはコボシ子です。

3人とも無事にスタンプをゲットできたようです。
よかったよかった。

首里城は、内乱や火災、
さらには第2次世界大戦の沖縄地上戦等で何度も消失しましたが、
そのたびに再建されてきました。
壮絶な歴史を辿ってきたお城です。
本土の城とは印象が大きく異なり、
漆で朱塗りされた外観は、
中国の影響を受けていることがはっきりわかります。

内装にも朱の漆塗りが多用されています。
再建されたお城なので、全体的に妙に新しいところに違和感があります。

本殿を一通り見終わって外に出た瞬間、
スコールに見舞われました。
子ども達が大事に抱えていたスタンプラリーの台紙はグチョグチョ。
半ベソをかいていたジャリ男に、
スタッフのおばちゃんが優しく声をかけてくれ、
新しい台紙に、グチャグチャになった台紙を、
セロテープで貼り付けてくれました。
ジャリ男はすっかりご機嫌を取り戻し、
勇んで次のスタンプを集めに駆け出しました。
親にとって、こういう心遣いは非常にありがたいです。
なんというか、子どもの落ち込んだ心を、
サッとすくって包み込むような気遣い。
きっと、ジャリ男は今も、そのことを覚えていることでしょう。
そしていつか、大人になったときに、
同じ心遣いができるようになれるかも知れません。

かくして、スタンプラリーは無事に幕を閉じ、
子ども達は記念のシールを手にすることができました。
子ども達にとって欲しかったのはシールではなく、
スタンプの揃った台紙だったのでしょう。

大人は首里城堪能、子どもはスタンプラリーを楽しみ、
首里城を後にすることにしました。
時刻は午後5時。
滞在時間は1時間ちょっとでしたが、
なかなかに充実したひと時を楽しめました。

さて、沖縄最後の夜。
国際通りへ繰り出す前に、ホテルへ移動です。
続きは次回に。
では。