腹ペコです。
行き当たりばったりの昼食。
名護市で通りかかったお店に入ることにしました。
何だか寂れた商業施設にお店を構えられている“さくら食堂”というお店。
時刻は既に午後2時半です。
ここでもまた、私はソーキそばをいただきました。
太麺なのでこれだけでも、結構お腹が満足します。
こちらはジャリ男の注文した唐揚げ定食。
食べかけの画像、大変失礼します。
5歳のジャリ男、これくらいの量なら軽く平らげます。
そりゃ太りますわな。
さくら食堂は、値段の割には量が多く、
子ども達いわく味付けもかなりいいとのことでした。
特に評判がよかったのが、定食にデザートとしてついてくる冷たい善哉。
女性陣には大ウケでしたね。
昼食を終えて、すぐに那覇に向けて出発です。
道中、那覇で何をするか迷いましたが、
遠くからでもいいから首里城を見てみたい、
という嫁さんの希望もあり、
首里城へ行くことになりました。
私は以前、会社の旅行で行ったことがありますが、
行程2日目だったので、二日酔いもあり、ほとんど覚えていません。
子ども達にはちょっと退屈かなとも思ったのですが、
たまには大人の都合に付き合わせましょう。
首里城に到着したのが午後4時。
曇り時々雨の天気予報がウソのようないい天気。
守礼門をくぐって正殿へと向かいます。
子ども達は退屈だろうと思っていたのですが、
予期せぬ楽しいことがありました。
それは、スタンプラリー。
首里城公園内約20箇所に設けられたスタンプ(を押す台)。
駐車場で台紙を受取った子ども達は、
守礼門や漏刻門なんぞには目もくれず、
ひたすらスタンプをゲットできる場所を探して走り回ります。
ま、うちの子ども達に“漏刻門では水の漏れる量で云々・・・”と説明しても、
その知恵や工夫に興味を示すこともないでしょうし、
楽しく元気に走り回っていればそれで十分です。
おっ。ジャリ男がスタンプ場所を発見。
台紙と見比べながら慎重に近づきます。
それを見た1号が大急ぎで現場へ急行。
スタンプ命!
オトボケ2号はしばらくボーッとしてから、
姉と弟の動きをようやく把握しました。
遅れてなるものかと急いで走り出したせいで、
帽子が脱げて、落としちゃいました。
さすが、コケ子もしくはコボシ子です。
3人とも無事にスタンプをゲットできたようです。
よかったよかった。
首里城は、内乱や火災、
さらには第2次世界大戦の沖縄地上戦等で何度も消失しましたが、
そのたびに再建されてきました。
壮絶な歴史を辿ってきたお城です。
本土の城とは印象が大きく異なり、
漆で朱塗りされた外観は、
中国の影響を受けていることがはっきりわかります。
内装にも朱の漆塗りが多用されています。
再建されたお城なので、全体的に妙に新しいところに違和感があります。
本殿を一通り見終わって外に出た瞬間、
スコールに見舞われました。
子ども達が大事に抱えていたスタンプラリーの台紙はグチョグチョ。
半ベソをかいていたジャリ男に、
スタッフのおばちゃんが優しく声をかけてくれ、
新しい台紙に、グチャグチャになった台紙を、
セロテープで貼り付けてくれました。
ジャリ男はすっかりご機嫌を取り戻し、
勇んで次のスタンプを集めに駆け出しました。
親にとって、こういう心遣いは非常にありがたいです。
なんというか、子どもの落ち込んだ心を、
サッとすくって包み込むような気遣い。
きっと、ジャリ男は今も、そのことを覚えていることでしょう。
そしていつか、大人になったときに、
同じ心遣いができるようになれるかも知れません。
かくして、スタンプラリーは無事に幕を閉じ、
子ども達は記念のシールを手にすることができました。
子ども達にとって欲しかったのはシールではなく、
スタンプの揃った台紙だったのでしょう。
大人は首里城堪能、子どもはスタンプラリーを楽しみ、
首里城を後にすることにしました。
時刻は午後5時。
滞在時間は1時間ちょっとでしたが、
なかなかに充実したひと時を楽しめました。
さて、沖縄最後の夜。
国際通りへ繰り出す前に、ホテルへ移動です。
続きは次回に。
では。