”ばっきん”のブログ

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道教委の公立高校配置計画に思う1 学級数減は現実

2014年06月04日 18時22分54秒 | 地域
6月4日の函館新聞によると,北海道教育委員会の公立高等学校配置計画案では,渡島学区において,3間口の減となる発表がされたことを伝えている。
配置計画については,様々な憶測があったが,心配された学校そのものの減・・・具体的には函館西高校と函館稜北高校の再編統合はなかったということだ。
今回発表されたのは平成29年度までの計画案だが,これで両校の統廃合は少なくても平成30年度以降になるとなったわけで,両校の関係者は,ひとまずほっとしたことであろう。
ただし,この決定は将来にわたり不安な要素が大きいので,以後何回かに分けて考察してみたい。
第1回目の今回は,記事そのものに沸いた疑問である。
問題の個所は,函館市教育長のコメントについてである。
おそらく要約したら,こんな結果になったのだろうが,「今後も生徒数の減少傾向が続くことから、学校や生徒たちの将来的な姿を見据え、環境整備していくことが重要」とは,誰が主体的に取り組まなければならないのかが分からない。
北海道教育委員会に対しての要望なのか,それとも道立高校のことではあるが,函館市として主体的に働きかけていきたいという意味なのかが分からない。
もしかしたら,わざと分からないように書いたのかもしれないが,本来なら「間口数の減に困惑している」というコメントがほしかったのだが,その方向とは真逆であるためにこのように書かなければならなかったということか。
いずれにしても,「中学校卒業者数が減少していることから、学級数減も現実として受け入れなければならない。」と言っていることからも,仕方がないじゃないかということである。

以下,参考までに6月4日の函館新聞の記事を掲載する。

函西、上磯 1学級減…公立高配置計画案

道教委は3日、2015~17年度の公立高校配置計画案を公表した。渡島管内は17年度に函館西、上磯、函館工業定時制で各1学級減とする案を新たに盛り込んだ。桧山管内は現状維持とした。

 道内の中学校卒業者数は年々減少しており、渡島管内では17年度、前年と比べて139人減の3311人となる見込み。生徒数の減少などを理由に、函館西では現状の4学級から1学級減って3学級に。本年度の入学者数が定員(80人)の約半分にとどまった上磯も2学級から1学級への1減となり、地域からは不安の声も上がる。

 函館工業定時制は、本年度の入学者数が定員120人に対し電気科4人、建築科6人、機械科23人の計33人と大幅な欠員が出た。道教委は「学科の生徒数が10人未満で、その後も生徒数増が見込まれないことから再編が必要」と説明。16年度の計画で1学級減が決まっており、17年度にも1つ減り、最終的には1学級となる見通し。同校は「学級数減にならないよう生徒確保に努めてきたが、今後は学科再編も含め検討していきたい」とする。

 計画案の公表を受け、函館市の山本真也教育長は「中学校卒業者数が減少していることから、学級数減も現実として受け入れなければならない。今後も生徒数の減少傾向が続くことから、学校や生徒たちの将来的な姿を見据え、環境整備していくことが重要」と受け止める。

 計画案は7月に開く地域別検討協議会での協議を経て、9月に正式に決定する。


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