”ばっきん”のブログ

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平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

函館の生活保護⑥ 救護施設が市内に3つもある。

2011年04月09日 07時47分25秒 | 生活保護
 救護施設とは、生活保護法を根拠とする保護施設であり、生活保護法第38条において、身体上又は精神上著しい障害があるために日常生活を営むことが困難な要保護者を入所させて、生活扶助を行うことを目的とする施設と規定されている。
(つまり,入所者は100%生活保護受給者)

 全国に180か所以上あり,北海道には9施設だが,なんと当函館市には3施設もあるが,問題はその定員数(304人)で,北海道内の全保護施設入所人員の3割を超える人が入所している。
(札幌4,帯広1,歌志内1施設)

 これらが,函館市の生活保護受給者数に占める割合は,わずか1.7%に過ぎなく,保護率への影響が大きいとはいえないまでも,年間約4億円の経費(施設に払う経費)がかかっており,決して無視できるものではない。
(年間1人あたり130万円超の施設事務費)

 これらの母体となる社会福祉法人は,古い歴史をもつ法人であり,函館市において福祉の門戸を広く垣根のない方向へ牽引してきたことだけは間違いない。
 決して侮れない要因の一つと私は見ている。

 ちなみに3施設とは

 函館共働宿泊所救護部

 函館厚生院 高丘寮

 民生事業協会 明和園
 
 である。

 蛇足かもしれないが,入所に当たっては福祉事務所の措置が前提,施設に直接入所申し込みはできないことを付け加えさせてもらう。

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