”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

参議院選挙改革について思うこと

2010年12月22日 23時35分31秒 | 政治
毎日新聞によると

 参院の選挙制度改革で、西岡武夫参院議長は22日、都道府県単位の選挙区を廃止し、全国を比例9ブロックに再編する改革案を参院各会派に提示した。ブロックごとに、全議員を、政党内で得票が多い順に当選する「非拘束名簿式」で選出する。東京高裁は「1票の格差」が最大5.00倍だった7月の参院選を「違憲状態」とする判断を下しているが、改革案ではこれを1.16倍以下に抑えている。
 西岡議長は「定数削減との両立は至難の業だ」と述べ、格差是正を優先する考えを示した。
解説では、「自民党内では各都道府県に改選数1ずつを割り振る方式を求める意見が出ている」とあるが、やはり、旧来の地盤選挙から離れられず、そもそも改革の根底にある一票の格差是正が頭にないようだ。
公明党はブロック制が「議論のたたき台になるだろう」と歓迎しているとあるが、比例代表は一見平等のようだが、本来、良識の府たるべき参議院が、人物本位、専門分野本位ででなければならないのに、既存政党を優先するという問題も残る。

しかし、最大の問題は、このニュースに多くの人が無関心であるということ。
民主党は、おそらく自分たちに有効だと判断しているのかもしれないが、猫の目のように頻繁に変わる選挙制度では、有権者がついていけないという問題も起こりうる。
そもそも、根源的な平等なんて難しいし、あり得ないのだから、一票の格差を論じることを趣味としている勢力につきあうことなく、じっくりと制度を熟成させるべきではないか。



コメントを投稿