”ばっきん”のブログ

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函館市の事業レビューは事業仕分けのまねであってはならない

2010年07月28日 07時25分01秒 | 地域
何でも,流行のイヴェントに遅れをとって飛びつく函館市役所だが,今回もまた・・・という感じである。
そもそも,公用車の集中管理は,他都市が当たり前のように実施していた時代でも,各部局での管理を行ってきたもの。
集中管理という観念が出ること自体,市役所にとっては画期的なことだったのである。
レビューでは,民間委託にするべきとの意見が大勢を占めたようだが,この部門で働く人は,市の一連の行財政改革において,交通局などの配転職員の受け皿になってきた経緯もある。
単純に,経済性のみを考慮するわけにも行かない事情があるという意見も多く聞く,たとえば,同じ職員の立場であれば,どの職場が一番その時間にどのような車両を必要としているかといった気遣いまでもしてくれるだろうが,民間委託となれば,そのような融通が利かなくなり,各職場で批判の対象となることも容易に予想されるものである。
まあ,一例をあげたが,そもそも今回の事業の選定自体に疑問がないわけでもない。
もっと,無駄なもの,たとえば各種団体に対する補助金など何故レビューの項目に加えなかったのか。
高齢者に対する交通利用助成だって,合併4町村地区の人は使えない反面,旧市内でも必要としない人の分まで負担を函館バス等に払っているのだからなおさらである。蛇足だが,かつて利用証の交付会場に,自家用ベンツで乗り付けた老人が現れたという事態もあったと聞く。


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