人と分かち合う喜びを知ってる人は幸せになれます。
お釈迦様もこのように説かれてますが、
こんな昔話があります。
むかしむかし、お腹をものすごく空かした旅人が、ある村を通りかかったときのことです。
そこにお金持ちそうな裕福な大邸宅がありました。
彼は、その門前にたって、
「私は何日も物を食べてないんです。少しでもいいので
何か口に出来るものを分けてもらえないですか」と頼みました。
ところが、「お前に分けるものなんかない」と追い払われてしまいました。
次に、彼はとても貧しそうな家を訪ねて同じようにお願いしました。
すると、貧しい家の人達は、快く彼を迎え入れて食料を分け与え、一晩とめてあげました。
実はこの旅人は旅の途中の神様でした。
神様はのちに裕福な家の人たちに病気を与え、
貧しい家の人達に富を与えたそうです。
この、昔話がなにを伝えたいかというと、
人と分かち合う事に喜びを感じなさいよということなんです。
もの惜しみして困っている人に手助けできない人は、
いくらお金を持っていても心が貧しく、満たされることがないでしょう。
与えるときは物惜しみをしてはいけないんです。
では、与えることで得られる幸福ってなんでしょう。
まずは心の喜び。それから気持ちの充足感、精神的なやすらぎ。
だから、笑顔になれるんです。
また、惜しみなく与えることで大きなエネルギーも頂けます。
このエネルギーは幸せに生きるためエネルギーです。
物惜しみをして、あげて損したと思ったらこの得はいっさい入らないどころか、
おおいなる損失となります。
幸せになるにはよい行いを積み重ねること。
分かち愛の精神が大事ですね。
合掌