@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

少年聖歌隊

2006-02-22 03:50:54 | 生活/BCN2005-2006


以前訪れた「聖なる山モンセラット」(過去ログご参照下さいませ)に行ってまいりました。
目的はもちろん歴史あるエスコラニア(少年聖歌隊)の天使の歌声を聴きに!
毎日1回13時からなので、間に合うように9:30出発。

前回とは打って変って、なんて良いお天気。
クレマジェラで登っていく山の景色も別物です。
最近のバルセロナは本当にあったかいんですよ~

向かう電車には卒業シーズンもあって日本の若者(若者って私…)でいっぱい。
しかも男性の割合多し!やっぱりスペインは男性に人気なような気がする。。。



さてお待ちかね。

5歳(推定)~小学校高学年くらいの少年まで30人くらいでしょうか?
ヨーロッパ最古というこの歴史ある聖歌隊…実は昨今の近代的事情なのか、
急激に希望者が減少という深刻な問題があるそう。
今まではこの地に完全寄宿舎生活という義務があったのですが、
この問題解決のため、希望者は週末もしくは毎日自宅に帰ることができるようになり、
夏休みも1ヶ月から2ヶ月に。

実は私、大学4年間びっちりグリークラブ(単声合唱団)に属しておりました。
ちなみに幼少時代、市の放送合唱団に入っていたこともあり…。
…なので、ちょっぴり本気で拝聴しちゃったのでございます。
う~ん、ヨーロッパ最古よ!期待しすぎただけに…もっと頑張っていただきたいわ!
カテドラルの音響は最高だし、観客はエスコラニア目当てで満席(?)で、
少年達の声は澄んでいて本当に美しい…。
だけど、だけど…指揮者、伴奏、歌の入り全てがそろっていない。

確かに聖歌隊は無償だし、神に捧げるもの。
プロのように上手い必要性があるのかどうか、それも疑問。
この希望者激減の改革案が良いのか悪いのかも疑問だけれど、
なんとかこの美しい歌声の伝統を守り、さらなる発展を祈るばかりです。

以下モンセラット写真どうぞ



爽やかだけど、強い陽射し。
青空の色が目に浸みるくらいまぶしい。



この彫刻の下はベンチになっていて、絶景をゆっくり眺めることができます。



カテドラルの入り口。





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5 コメント

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伝統 (うっでぃー)
2006-02-22 22:28:11
伝統を守り受け継いでいくことって本当に大変だけど必要なことなんですよね。

時代の変化で移り変わっていく物がたくさんある中でも守り続けていきたい物ってやっぱりありまあすね。

聖歌隊…彼らもきっと考えてるんでしょうね。
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まさに。 (amon)
2006-02-22 23:43:39
>そうなの、まさに「伝統を守る」ことの大切さと困難を目の当たりにした感じ。

それだけにこの世界中、長い間変らずに伝統とクオリティーを守っている

あらゆる物に尊敬の念を抱かずにはいられません。

これも地域や国のサポートが必要で人々の意識・関心を高く持ち続けないとだめね…。



kumaちゃんのBIOパンとちょっと共通!
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モンセラット (mizu)
2006-02-23 11:15:32
わ~

聖歌隊、そういえばお目にかかっていなかった

でもamonさんのおかげでこうしてblog見られて幸せ

暖かくなってきた様だし、今回は晴天で良かった!
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Unknown (コゼット)
2006-02-23 22:26:37
へぇぇ カソリックの国でも存続させるのは大変なのですね・・・



amonさん、残りわずかなスペインライフを満喫なさっているようで、なによりです♪



いつも楽しく拝見しています。ありがとー♪
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遅くなりました; (amon)
2006-02-26 14:34:02
>mizuさん

またまた行っちゃいました…。あんなに遠いのに。

でもさすがに2回目は意外にスムーズで、

かなり気楽な遠足気分だったよ~!

スペインの青空は本当に美しいねぇ~。



>コゼットさん

存続するには何事にも甘んじてはいけないのですね…。

それにしても少年たちは本当にとっても可愛らしかったんですよ~!

こちらこそいつも見に来てくださり有難うございます!
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