月曜日。
ここはマンハッタン、アッパーイーストの17階。
広々ベッドでゆっくり8時ごろ目覚めて、珈琲をいただきのーんびり
それからAさんと一緒に向かうはご近所の"TAL BAGLE"というベーグル屋さん。
そうなの、実は前回スモークサーモン入りベーグルを食べ損ねたのがひっかかておりまして…
どこのベーグル屋さんでも同じなのかはナゾですが、
ここではまず好きなベーグルを選んで、ディップを選び、
中に挟んで欲しければショーケースの中のものを言えば、
なんでも挟んでくれるような仕組み。
チョイスしたのは、オニオンベーグルにネギ入りクリームチーズと、
肉厚なスモークサーモン
いやぁ~、我ながらこの組合せは美味しいねぇーと大満足!
それにしてもこのチーズの量…超高カロリーだわぁ…
お世話になっている奥様Aさんは、NYでドッグトレーナーの資格を取られ、
その一環であるボランティアのため、この後1時間ほどわんこのところへ。
その間、私は散歩しようかなーと思いつつも外がかなり寒く、
結局そのままカフェで途中だった東野圭吾を一気に読んでしまった。
そういえばParisでのんびりカフェで読書もできなかった!
カフェ&クレームブリュレをお供に読書は逃したけど、
うすーいアメリカン&ベーグルで推理小説も悪くないね
午後はAさんと59丁目界隈へ。
テーブルウェアのお店を数軒のぞいたり、
Barneys New Yorkで高級品を眺めて目の保養、
Bloomingdale'sでファッションチェック、
Madison Avや5th Avをそぞろ歩いて、気分は高揚
その晩は日本食材店でしゃぶしゃぶ用の豚肉や白菜・えのき・豆腐などで
二人で(ご主人は出張なのでした)お鍋をいただきました、シアワセ~
火曜日。
つい最近、中高の同級生がNYで3年滞在していることを知り(なんとmixiで!)
この機会にぜひ!と久々の再会をすることに
待ち合わせたのは、私の希望で「ブルックリン橋」の下で。
前に会ったのは3年前?同窓会以来だからほんとに久しぶり!
…てことは、あの後に単身渡米したのねー
そんな彼女は現在NYを拠点に映像カメラマンとして活動、躍進中なのであります
久々の懐かしいお顔を見て、もう嬉しくてお互い感動のハグハグ。
あー、まさかこんなところで彼女に出会えるとは!!
Parisでの親友姉といい、海外での思わぬ再会はほんとに感動的
橋はブルックリン側にて、
その近くにある「NYナンバーワンPizza」と言われる"Grimaldi's"でランチ。
Aさんもご一緒してもらったので、ご紹介も済み3人でおしゃべり。
念願だった橋のふもとからマンハッタンを望む。
ここは夜景もロマンチックで素敵なんだそう。
ロウアーマンハッタンを眺め…、
はぁぁ…5年前、さらにここには一際高い2棟も見えたのでしょうね。
そして橋をマンハッタンに向かって横断。
木組みのノスタルジックな橋、ここは歩道者専用、
その下に車道が走っており、ちょっぴり排気ガスで息苦しい…。
約20分?くらい歩くとちょうどCity Hall(市庁舎)に出ます。
ここでAさんといったん別れて…、
私たち2人はグラウンドゼロの前を通り、
もう一つの観光希望であった自由の女神を眺める無料フェリー乗り場へ。
この女神を見る無料フェリー…じつはスタテン島行きの公共機関なのです
リバティ島までのツアーにはわざわざ参加はしたくないけど、
雰囲気を楽しむには充分見ごたえのあるかなりオトクな船
女神の正面を通り、スタテン島往復で所要約50分。
無料なのに船は立派だし、甲板サイドのベンチに座り、
爽やかな風に吹かれながら(この日気温はなんと25℃)
懐かしい女子校話やお互いの近況、友人の近況で大盛り上がり!
幾つになっても中学からの同級生は気兼ねなく話せて、
同じ空気感に包まれた楽しくて優しい時間を過ごすことができる…。
船を降りた後、「お洒落な街を歩きたい!」という私のリクエストで
彼女が連れて行ってくれたのはウェストヴィレッジ。
お洒落なカフェや洋服屋さんが並ぶ通りの一角。
ここはドラマ「Sex & the City」で主人公キャリーも頬張ったカップケーキで
有名な"The Magnolia Bakery"(マグノリアベーカーリー)
小さいお店なのに後から後から人が絶えることなくみんな吸い込まれていく!
ドラマで有名になったこともあるけど、
こちら以前にザガットデザート部門No,1にも輝いた実力派だそう。
どれどれ…。
主人公を気取って、近くの公園ベンチで早速頬張りましょう。
うほっ!上のソフトクリームのような部分は全てあんまーいアイシング!
土台のケーキはソフトで美味しいけど、二人で半分こで充分でした
このほかにレモンバターケーキもお買い上げ、こちらは美味しかった~。
楽しかった再会の時間もあっという間に経ち、タイムズスクエアで彼女とは
これからもこの街で活動予定の彼女、きっと今にすごいカメラマンになるに違いない!
また会おうね、次は東京?…それともまたNYに来ちゃうかも!
再びAさんと合流し、翌日のミュージカルチケットを購入した後、
これまた「NYナンバーワン」チーズケーキという"Junior's"で一休み。
こちらブルックリン発だそうけど、タイムズスクエアにも支店があり、
このボリューム満点で濃厚とろーりなNYタイプのチーズケーキがいただけます。
うーん、一口目は感激の美味しさ!…でもやっぱり二人で半分こで充分かな?
それなのに時々無性に食べたくなるような病みつき感はあるかも…すでに思い出してたり
そしてやって来たのはこちら…"Times Square Church"
なんとこちらはタイムズスクエア、ブロードウェイ内にあるまさに劇場!
…ですが実はここ、一般人にも開放されたゴスペルが聴ける教会なのです。
一般的に本場ハーレムにおいて毎週日曜日、
ゴスペルを歌い神への祈りをささげるミサが行われていますが、
ちょっとハーレムに個人では行きにくい(団体ではハーレムツアーなどがあるそう)
…だけど、ゴスペルを聴いてみたい!
しかも、こちらは観光地ミッドタウンの真ん中にある上、
本来日曜のみのゴスペルがここでは火・木曜日の19時も開催しているのです。
参加は誰でも自由にでき、そして教会なのでもちろん無料。
ただ、いくら観光地にある教会だからとはいえ、
ミサに来てる人々は近隣の会社帰り風の人や世界中の信者など、
みんな熱心に祈りを捧げているので、その祈りの妨げにならぬよう
観光気分な行動にはくれぐれもご注意…。
私は初めてのゴスペルミサでした。
今まで学生時代(中高大とミッション系)に経験した毎日の礼拝とは
当然ながら宗派が違うので、大差があるのは分かっていましたが、
「ここはアメリカ…あぁ、アメリカなんだわ!!そしてこれがゴスペルなんだ!」
と、不思議なくらい会場を包む熱気と盛り上がりにたじろぐほど…。
そもそもゴスペルは本来「神様へのお祈り」
まだ奴隷制度があった頃、黒人の方々が神様への祈りを込めて歌い始めたもの。
恵まれない境遇を生き抜くための勇気と希望を込めた祈り…、
それは、まさに神へ救いを求める心からの叫びとも言える歌声。
周囲の人々はみんな壇上のゴスペル隊と共に、
両手を天に仰ぎ、神を求めるかのように涙しながら祈り歌っておりました。
宗教にはその経典原理いかん問わず、
やはり歴史的背景が大きくその宗派を育てるものなんだと、
実際のゴスペルを体験してまさに肌で感じ取ることができました。
今回の体験によって少なからずこれこそアメリカのソウルなんだという、
国民性のようなものが理解、目の当たり?できたので私にとっては
大変良い経験になったのでした
喰わず嫌いでも相手を知ることでどんどん見方も変わり、
理解することで受け入れられるようになってくる…面白いじゃないNY!!
そうしてついにNYの街に惹き込まれていくのでありました…続く
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