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@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

海を見に。

2006-02-18 17:54:16 | 生活/BCN2005-2006


金曜の朝、窓を開けると久々の雲ひとつない快晴!
こんな気持ちのいい日にじっとはしてられない。
norinoriさんの提案でバルセロナとタラゴナの間にあるリゾート地シッチェスへ
急遽「海でも見に行きましょ」ということになりました。

それがnorinoriさん情報で、シッチェスの一つバルセロナ寄りの駅「GARRAF」に
ガウディとその弟子ベレンゲルが設計したという酒蔵、現在は素敵なレストランが
あるというので、あまり知られていないその街へ行くことに。

我が「Granollers」からRENFEに乗って直行、1時間ちょっと。
しゃべっているうちに気がつくといつの間にか車窓は海・海・海!
無人駅を降り、もう春が来たかと思うくらい暖かい地中海の風に吹かれて、
靴が埋れるくらい細かく柔らかい砂の上を歩き、地平線を眺めると
自分の今居るところを忘れてしまうくらい見とれてしまいました。



ここがガウディ建築の酒蔵の屋根の上。

金曜の晴れた昼下がり、駐妻二人で海を眺める。
他には数名のサーファー、肌を焼きに来た3名、ベンチで寝ているおじさん。
たったそれだけ。

なんて贅沢な午後…。



エントランスのモニュメント。



エントランス。



これがその酒蔵。
線路と道路に挟まれた急斜面という敷地を最大限に活かしたユニークな建築。
ガウディならではディティールが随所に見られ、小さく可愛いお城のようでした。
その中のレストランでランチをいただくことに。
現在酒蔵としてではなく、ウェディングもできるくらいの広いスペースがある
レストランとなっており、日本でいうとこの邸宅ウェディングが可能なんだそう。

私達は通常レストランの方でいただきましたが、それがまた貸切状態。
ガウディ建築の邸宅でゆっくり美味しいランチを…なんて贅沢な午後!!

バルセロナ(サンツ)からだと約35分、賑やかな街に疲れたらこんな観光も

ダチョウの卵!?

2006-02-18 09:03:27 | 生活/BCN2005-2006


バルセロナのカテドラル近くに出来た新しいボケリア(市場)で発見した卵屋さん…。
これってダチョウ!?

こんなに卵の種類(?)がある卵屋さんは初めて!!
うう~ん、食べてみたい…けど、ちょっぴり怖い…。

一体何人分のオムレツが出来るのかしら。
殻がとても頑丈そうでした。
その横の緑色の卵も気になる…!!

ねぎ祭り!

2006-02-16 23:17:55 | 生活/BCN2005-2006
以前に2回も登場したカルソッツ…またまた行ってまいりました!
こんなにネタ的に多いと相当な葱好きに思われそう…ですが。

しかし、今回は一味違う体験です。
夫の仕事先のお客さま(スペイン人)に誘われて、カルソッツの本場、
Barcelonaのお隣、Tarragona県VALLS(バイス)まで行ってまいりました。
ここはカルソッツの産地であり、バイス郊外には幾つものMASIA(マシア)と呼ばれる
農家スタイルの一軒家があります。

そこに集まったのはなんと19名!
しかもそのうち小さいお子様が5名。それはそれは賑やかでした。

スペイン人いわく、こうしてカルソッツの収穫時期に家族や仲間で大勢集まって、
カルソッツをいただくことが恒例行事なんだそう。
そしてこの行事(?)を「カルソターダ」と称するんだそう。
しかも言うことにゃ「日曜日はお店なんかは全て閉まってやることがないから
こうしてレストランで半日過ごすのが目的」なんだと…。
やっぱり日曜を持て余してるのはその習慣に慣れていない日本人の私だけじゃなかったのね。



これが名物「焼き葱」風景。
大量の葱がどんどん焼かれていきます。この後辺りは煙がすごくて火事状態。



…で、出てきたのがこれ。
一人20本ちかくはあるでしょうか。もちろん完食できますのでご安心を。
紙エプロンにビニール手袋といういでだちで…「いただきま~す」



みんな夢中で、葱むきむき。



「あ~ん」これが正しい食し方。
しかし、手が汚れるのでワインもパンも一緒には食べれない…。
ひたすらカルソッツに集中してるその光景はなんとも言えません…。



そして剥かれた葱の残骸…。
コレが19名分…食卓がいかにすごいことになっているかはご想像の通り。
このすごい食卓を端っこから紙テーブルクロスごとグルグルっと巻いて片付けたら、
下には普通の布クロスが出てきて、この後メインが出てまいりました。
そう、アレは前菜だったのね…。恐るべしスペイン人の胃袋。

13時から始まった会食は、延々夕方まで続き家に辿り着いたのは20時。
「葱食べに行こう」は「一大葱イベント」だったのですね。
それでもカルソッツは何故か飽きない…。もう一度行きたい…。

ところで、スペイン人に「日本にはこういうカルソターダのような行事はないのか?」
と質問されましたが、適当な答えが思い浮かびませんでした。
土用の鰻…恵方巻…花見…どれにしてもぴったりこない。
日本にも1年に1回大勢で一つの食材に集中して食する行事があれば
楽しいのにな~と思うワタクシでした。

お羊羹どうぞ。

2006-02-14 18:43:37 | 生活/BCN2005-2006


さてさてこってりしたお食事が続きました後は、甘味と濃茶をどうぞ。
…実はこのお羊羹、「とらや」のものでございます。
同じ駐在の奥様からおすそ分けいただいたのですが、
お年始に東京から空輸されてきたものだそうでございます。

しかし、こうして遠く離れた日本のわびさびも感じない地で、
こんな美味しいお羊羹をいただくなんて考えもしませんでした。
見ているだけでもため息…、一口いただいてまたため息…。
ちょっと変り種のこのお羊羹、中に大好きな道明寺が入っております。

これぞ芸術。
やっぱりこういうものをいただく瞬間「日本人で良かった」と感じるのでございます。
大変美味しゅうございました。norinoriさま、ご馳走さまでした~

…そうだ。帰国する頃はちょうど桜餅の季節ね、うふふ。

油淋鶏

2006-02-14 07:57:47 | 生活/BCN2005-2006


こちらで売っている鶏は1匹丸ごとか、ぶつ切りか、皮なし胸肉のみ…。
やっぱりモモ肉大好きな我が家は「唐揚げ」食べたい症候群。
鶏インフルエンザも若干気になるし、毛だらけの鶏をあんまり触りたくないので、
鶏専門店のセニョーラに「モモ肉・骨なし・開いて」と伝えたところ、
「はいよ、アラプランチャ(鉄板焼き)用ね!」と普通にさばいてくれました。

それからはそのお店にちょくちょくモモ肉を買いに行くのです。
すっかり私の名前も覚えてくれてるし重宝しております。
そんなわけでお弁当のおかずの唐揚げも、焼き鳥風も、
こ~んな油淋鶏も簡単に自由自在
ついちょっと前羽毛をむしっていた頃が…。
あぁ、やっぱりコミュニケーションって素晴らしい。