植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

性懲りもないワタシに天使が舞い降りる

2021年01月19日 | 植物
昨年暮れの痛恨の出来事は、車でバックしてぶつけたことと洋ラン「フレッドクラーケアラ アフターダーク’SVOブラックパール FCC/AOS 」を枯らしたことでした。それ以前にもたぶんいろいろ痛恨の出来事はあったように思いますが、もう覚えていません(忘れた方がいい)。
 この長ったらしい名前の蘭は、愛好家の中ではよく知られた希少品種で、そうそう売られていません。3,4年前当地で行われていた洋らん展でみかけて、一発で虜になりました。真っ黒というほどに黒い花を咲かせ、独特の芳香があります。

 すぐさまネットでさんざん探し、ようやく見つけて8千円以上出して入手しました。ワタシにとっては過去最高値の洋ラン購入であったのです。株が充実しないと花芽を持たない、とか冬場は水を切るなど乏しい情報の中、なんとか育てていたのですが、昨春葉っぱを落としていたバルブからわずかに緑の新芽をのぞかしたのを最後に、動かなくなりました。それから葉っぱも出ずそのまま立ち枯れてしまったんです。

 去年の暮れに根まで完全に枯れているのを確認し、泣く泣く処分いたしました。何がいけなかったかはよくわかりません。夏場の成長期には毎日水やりし、液肥もたくさん与えました。そういう風に育てると書かれていました。落葉したら、水を切るというのも守って寒さにも当てないようにしたのですが・・・・

 悔しい思いを抱いたまま年を越しました。そして急に思い立って以前買ったお店のサイトに行きましたが、品切れでした。やはり縁がない、無理であったと思う反面、今一度という期待(諦めの悪さ)があって、性懲りもなくググりましたら、一件だけヒット、しかも今度は3.850円と格安でした。送料かかっても安いものです、そして、昨日届きました。キターーーーーー

 なんと夢にまで見た花蕾つき株であります。これは安い。葉っぱが黄色くなっているのはお約束、このランは葉を落として花だけになるのが特徴の一つなのです。山高ければ谷深し、失望が大きかった分、この花付き苗を安く買えたのはうれしさ倍増でありました。

 そこで、同梱されていた冊子「JOGA」というのは、知る人ぞ知る洋ラン団体発行の機関紙、ようは宣伝用のカタログであります。こいつをパラパラと見ておりましたら、イベント情報がありました。「そういえば平塚の洋らん展は中止になったのか去年はやらなかったなぁ」などと思ったら、なんと湘南蘭友会洋らん展を見つけました。しかも、その期間が1/15~1/18!!、「うわ、今日が最終日じゃんか!!」

  偶然というべきかはたまた運命的というべきか、こうしたことはざらにあるものではありません。行くしかない、即座に思い立ちいそいそと行ってまいりました。コロナの影響か展示物も、販売業者も、お客も半分ほどしかいませんでした。二年ぶりで、経済を回さねばと買う気満々に出かけましたから、手ぶらで帰るわけにはまいりませんわね。

 ここで、また性懲りもなくパフィオペディルム3鉢を買いました。別名「天使のスリッパ」すでに、4株ほど持っていますが、一つは生死不明、他のも開花するに至らず生きてるだけ(´;ω;`)。でも、花が独特で可愛いし、ひと月以上咲き続けるのでお気に入りなんです。一つ千円だったので、ついつい・・・。

さらにせっかく来たので、マスデバリア エンジェルフロスト「天使の霜」という小さな開花蘭とメデゥーサという変わったものもついでに買ってしまいました。(あぁ、この手の小鉢のミニ蘭はひ弱で枯らしちゃうんだよね)
なんて可愛い花なんでしょう💖❤♡「霜」というネーミングがよくわかりませんが。
 年頭に当たっての今年の抱負、決意は、1に書道の作品作り、2にブドウの雨よけ屋根作り、そして3が心を入れ替え洋ランをちゃんと世話する、であります。
コメント
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