植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ベルマーレを応援するぞ

2022年10月31日 | スポーツ
本日は「数字」であります。こうみえても経済学部出身(笑)、といっても典型的文系の人間なので、中身は数学ではありません、ただの算数レベルであります。

まずは、我が町の誇る「湘南ベルマーレ」、いよいよ最終節を迎えます。ここまでJリーグ各チームは33試合を消化しております。優勝争いも最後まで分かりません。それより大事なことが残留争いであります。

もしJ2に落ちれば、放送料収入から入場料、スポンサーなどの収入が激減し、昇格できるための選手の質を確保し給料を支払うのが困難となります。J創成期に圧倒的な強さを誇った名門の東京ヴェルディは、2009年に降格して以降13年間上がることが出来ません。 一度落ちたら這いあがるのは容易では無いのです。

ベルマーレは、目下勝ち点38で、13位/18チームとなっています。17.18位はJ2へ自動降格、16位はJ2の3位~6位でトーナメントで勝ち残ったチームとプレーオフになります(引き分け以上で残留)。問題は13~16位までの勝ち点差が3ということです。もしベルマーレが負けて、下位の3チーム全部が勝つと得失点差で、一気に16位に落ちてプレーオフという危機に陥るのです。

そこで、そうなる確率を計算しましょう。まず、ベルマーレが勝つ確率ですが、これまでの戦績でいえば9勝13敗11分けであります。負ける確率が39%であります。Jリーグ全体では引き分けが93試合で約31%で、勝ち負け同数なので、負ける確率は35%になります。

そこで、下の3チームがすべて勝つ(勝ち点3)の確率は、31%の3乗ですから、2.97%となります。これに、ベルマーレが負ける確率39%、更にJ2でプレーオフとなった時に負ける確率をそれぞれ掛けると、「0.45%」という結果になります。つまり確率的にベルマーレが降格する心配はほぼ0に近いということであります。

先週のサガン鳥栖戦3-0の勝ちが大きかったのです。今年Jでブレークした 町野修斗が2点のゴールを決め、キーパー谷 晃生がPKを止めるなど、大活躍でありました。この二人はWカップの日本代表に呼ばれてもおかしくありません。Jリーグの得点争いは日本人では家永に並んでトップの12点、同じく代表候補の上田綺世が10点なのですよ。

 ワタシは、極めて零細ですが会社経営でありまして、来年のサポートコーポレーションに参入いたしました(2年ブランクで復活)。全く宣伝広告効果を必要としない小さな不動産管理会社ではありますが、いくらかは地域に貢献することも大切であろうと考えております。

ちなみにその協賛するグレードはいわゆるスポンサー企業(オフィシャルパートナー)を除くと金額によって「ゴールド・シルバー・ブロンズ・グリーン・ブルー」と分かれており、わが社は堂々ブロンズであります。平塚市には約1万社の事業法人がありますが、ブロンズ以上は約270社であります。上から2.7%の中に入るというなかなかたいしたものなのですよ。

これで、年間のホームの試合のチケットが確保できます。ワタシらは観戦に行くことはありませんが、倅や知人が代わりにスタジアムへ行くでしょうから無駄にはならないのです。
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アップルウォッチ(シリーズ3)をただで使う

2022年10月30日 | 雑感
数日前、九州の旧友(中学校の同級生)から、贈り物が届きました。
中身は「アップルウォッチ、3シリーズApple Watch Series 3」であります。長年通信関係の仕事に従事していた友人は、OAやパソコン・携帯電話のシステムに明るく、以前から幾度もアドバイスをいただいています。今回は彼が、新たに最新式のアップルウオッチ8に買い替えたから、要らなくなったシリーズ3をくれるというのです。

聞けば、iPhoneの新しいバージョンには古いウオッチが適合しない、「3」は充電に時間がかかり1日フルには持たない、容量が小さいのでアップグレードに耐えられなくなる、等の問題があるようです。新たに買い変えても下取りもしない、なのにまだ旧型モデルのお値段19,800円で新品が販売されている不思議です。

以前からウオッチの購入を検討していました。齢66歳を超え、屋上から菜園まで日中一人で過ごす時間が長いのです。そこらでぱったり倒れたり、気分が悪くなって動けなくなったことを家人に知らせる機能が魅力的に見える歳になりました。機能は子細には知らないまでも、周りの若い者の幾人かが持ってるのが羨ましかったのであります(笑)。

ただ、案外安いと思っていたウオッチが数か月前から値上がりし、新しいバージョンの最新型だと安くて5万円以上いたします。ワタシの性格からすると、最新モデルが欲しくなるのは分かり切っていました。機能を使いこなす自信(高額な支出に見合った利便性が得られる)が無かったために購入を逡巡していたのです。そもそも、40歳ころから腕時計を身に付ける習慣が無くなっています。携帯電話で時間は確認できますし、時間を気にする仕事も減りました。

そこで、旧友からあげる、と言われたので飛びついたのです。すぐさまネットで俄(にわか)知識を仕込みました。やはり「シリーズ3」は買うべきではない、という意見や解説ばかりが目につきます。安けりゃいいってものではない、すぐに使えなくなるぞ、といった情報でした。しかし今買って使うのはダメでも、ただで貰って試用するのならいいでしょう笑。

自分で使っているiPhoneXにマッチしているか、キャリアー(AU)での手続きが必要か、ペアリングが必須となる、などをチェックし、どうやら自分が好意を無駄にせず利用できそうなことが確認できたのです。

そして現物が届きました。

裏面がコレ。この方がオシャレかな。

例によって最近のスマホ・iPhone関連には取扱説明書がありません。基本的な初期作業はiPhone側で行うので、まぁなんとか設定に入ることが出来ました。事前に覚悟していたのが、そうです!「IDとパスワード」の入力です。パソコンや携帯電話などほとんどのOAやアプリ、ハイテク機器は、従来から初期登録が面倒で、やれ大文字がどうたら、数字を入れろとか注文が多いのです。更に定期的にあるいはPWが分からなくなると新規に設定し直しますが、その時も以前使ったことがあるPWはダメ、同じ数字の連続は不可とか、ごちゃごちゃ否認してきます。

ワタシらにとって、どれにも共通で同じものが使えて、固定で簡単で忘れずに済むからPWの意義があるので、すぐに分からなくなる、あるいは頻繁に変えるPWは迷惑千万であります。三つのパソコンを使い、iPhoneを持ちネットでの通販や多くのアプリ・ゲームなどの利用で、数十にも及ぶIDとPWがあります。もはやすべてを紙に書いてデスクのビニール敷に見えるようにしてありますが、それとて変わった都度メンテナンスしてるわけではありません。

そこで、ウオッチのペアリングの手順が順調に進んでいたのですが予想通り「アップルID・PW」を入れろと指示が出てここでストップです。紙に書いたパスワードなどを何度か試みても認証されないので、よくよく見てみると、「すでにID登録されているウオッチを新しい持ち主が使用するために、旧所有者のIDとPWを入れて解除しろ」という意味が書かれていたのです。

言われてみればその通り、前の持ち主の品物の登録情報を簡単に新しく上書き出来たら危なくて仕方ありませんね。そこで友人からLINEで情報を教えて貰って解除に漕ぎつけ、無事ワタシが操作できることになりました。そこでも、体から離したら再度装着するとPWを入れさせられるのです。しかも、最初に登録したら「そういう簡単なPWはお勧めできないなぁ」とかのメッセージが、偉そうに。数字ばかりの文字盤にどんだけ面倒なPWを入れれば喜ばれるのでしょうか?


ともあれ、これで三日間日中には腕時計をする、という新たなライフスタイルとなりました。肝心の機能はいまのところほとんど不明、一日何歩歩いてどれだけカロリーを消費したか、今何時か位しかわかりません。自慢じゃないが、屋外で音楽を聴く、時計で通話する、いろんなスポーツや運動をする、などどいうアクティビティーにはほぼ無縁であります。

おっと!、とりあえず見つけた最大の機能は、マスクをした状態の顔認証は、ウオッチをつけていれば、そのままロックが解除される、でありました。今まで、マスクを外してiPhoneの顔認証をするという面倒な手間からは解放されました

一方友人には、今月初旬に九州で大変お世話になったので、焼酎を2本送りました。酒好きな彼は、持ってても役に立たないウオッチが、人(ワタシ)の役に立ち、晩酌用のお酒に変わりました。ワタシは、安い勉強料でアップルウオッチのイロハを学び、もしかしたら将来もっといいやつを買おうという気になるかもしれません。


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自家製ぼかし肥料のススメ

2022年10月29日 | 植物
本ブログはスタートから「園芸・植物」をメインとしたのですが、毎日菜園やお花の話では能が無いと、書道や篆刻、スポーツに時事ネタと広げるうちに何が何やら分からなくなっております。いつのまにやら、その更新した雑文は1300回を超え、原稿用紙なら6000枚以上でしょう。(大した自慢にもなりませんが)

書いたものを片端から忘れていくので、その内容の大半は重複しているのでないかと恐れております。しかし、過去は振り返らない、昔の拙文を読み返すという愚は繰り返さない、としたものであります。それにしても、お陰様で、毎日150人前後の方が覗いていく、という中堅のブログに位置するようになったのではと自負しております。この場を借りて感謝の意を表するものであります。

3日前、今年たしか5回目の「ぼかし肥料」を仕込みました。毎年、数回ぼかし肥料を作っているので、改めてどうということもなく、興味のある方は本ブログの植物を検索すると(多分)何回も出てきます。ともかく、有機栽培・農法を標榜するならこれに優る肥料はありません。安い材料を使って非常に効率と効果が高い自家製の万能肥料であります。効き目が強すぎて、弱い根や野菜苗は肥料やけを起こして枯れることがあるくらいなのです。

作り方は簡単、大きめのバケツでもプラ舟でもなんでもいいので、使い残しで古くなったたい肥や腐葉土などの有機材に、タダ同然の米ぬかや油粕などを混ぜ込んで発酵促進剤を投入し、1週間ほど毎朝撹拌だけのことです。これに、抜いた雑草、枯葉・野菜くずなどを乾燥させたのを投入してもいいです。

ワタシの観察では、こうした菌の活性化には適度な湿度・水分と気温が必要になります。バラにせよブドウにせよ、悪さをするウィルス・病原菌は梅雨の頃に活性化し、春以降に雨が降ると、眠っていた菌が偉い勢いで分裂増加し「黒星病」うどん粉病、ぶどうの黒糖病などを発症します。幹や茎・葉が濡れているとその表面を拡散していくのです。

発酵菌もまたしかり、材料を握ってもほろほろと崩れる程度、あるいは耳たぶの硬さになるくらいの水分(あくまで控え目)に止めます。ちょっとでも多くなると発酵ではなく腐敗に進むのです。腐ったら肥料に不適と言うだけでなく悪臭が漂い、ハエなど様々な虫が卵を産み付け蛆が湧くのであります。


ここのところの冷え込みが11月並みの気温続きだったせいで、発酵が始まるのに二日かかりました。寒い時期なら、手を突っ込んで「ぬくぬく」してきたらしめたもの、翌日には60℃くらいの発酵熱が出て水蒸気でもうもうとします。1日に1,2回丁寧に混ぜ水蒸気が容器の内側の縁に溜まって濡れないようにします。(これが腐敗・虫発生の根源となります)

発酵が進むと、黒褐色・茶褐色だった生地が徐々に灰のように白くなっていきます。そして手を突っ込んでも外気と変わらなくなったら出来上がりであります。市販されている総合的な有機肥料に比べると半分以下の値段ですし、ネット販売のぼかし肥料を買えば10kgで大体1,500円という高級肥料なのです。


そこで取り扱い上の注意を致しましょう。
①自家製のぼかし肥料は、他者に販売できません、下らぬ「肥料取締法」で禁止されていて罰則があります。
②ぼかし肥料は効き目が強いので、野菜の元肥は避ける、バラには株元から50㎝以上離す。
③濡れると腐るし、虫は湧くし、臭くなるので、出来上がったぼかし肥料は、保存しないでとっとと使い切る。

これを使ってやってる我が狭小菜園であります。大根・ジャガイモ・キャベツにブロッコリー、玉ねぎとにんにくが育っております。
狭いながらも楽しい(美味しい)我が畑です。



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あのオリンピックはいったい何だったのか

2022年10月28日 | 時事
国が、世界的なイベントや大会を招致するのは、一つは「国威発揚」で、国とその指導者の力を世界に誇示することにあります。ヒットラーが1936年がベルリンオリンピックを開き、平和な国家であることをアピールしながらも世界的な存在感を知らしめたのでした。もう一つはお金であります。招致の為にIOCに表裏合わせて巨額な資金を提供し、開催になれば関連設備建設・インフラ整備・大会中の入場料、海外からのインバウンド・観光客増など、付加される複合的な経済価値が高いのであります。

この傾向は、故サラマンチ会長が、それまでのアマチュアによる純粋な国際スポーツ競技会を、プロ選手を入れた商業主義路線に転換した時から顕著になり、バッハ現会長に継承されています。

とりわけ、共産圏の中国とロシアはこれに熱心で、戦後は悲願でもありました。あります。ロシアは、ソ連の時代から西側諸国とは敵対姿勢をとっていて「国交」すら途絶えていたため、開催に至りませんでした。寒い国なので地勢的にも競技の性格からも夏季オリンピックにはなじまないのですが、ロシアになってからようやくスポーツ界では世界の仲間と認められ、「ソチ」の冬季オリンピック開催に漕ぎつけました。

中国は、そもそも卓球・飛び込み以外にはたいした成績も上げられない二流国(失礼)であった時代から、徐々に各競技でも成績が上位に来るようになりました。これは、ひとえに中国の首脳たちが西側の大国と伍していくため、お金と薬(ホルモン剤など)を子供に投与して、アジア人種にしては不自然なほど大きな骨格と筋肉を持つ選手を作り出しました。そして、スモッグやPM2.5で覆われた北京で初めてのオリンピックを開いたのです。

日本は夏の大会は32回中2回、冬季オリンピックは23回中2回、とその成績の割には常連国でスポーツ大国の仲間入りと言えるでしょう。

では、去年の東京オリンピックはどうであったか、これをきちんと検証する前に元電通社員高橋治之元理事 の大規模かつ複雑な贈収賄の問題が発覚し、多くの企業のトップが逮捕や事情聴取される事態になっております。これを細かに説明しても始まらないし、実態は依然として闇に包まれているのです。

そもそも、あやが付いたのは、オリンピック招致で当時のJOC竹田会長から200万ユーロが賄賂として支払われた問題が発覚したのが2019年でした。これは招致成功の功労者としてうやむやにされ「おもてなし」の一つとして処理されたのです。

更にコロナの蔓延によって、本来2020開催だったのが1年延期となりました。コロナでの死者が増え医療逼迫が問題視される中で実質的に開催は不可能でした。

その中で森会長、オリンピックをやりたくて仕方なかったのです。「タレントが聖火ランナーになったら人が居ない田んぼで走れ」「マスクはしない」などと放言し、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかり」などと女性差別をしました。

挙句に、国民の多くが開催に消極的な中、あのバッハ会長が来日し 数々の問題発言や行動を残しながらオリンピックを強行させました。世界最大のスポーツ興行の主催者は、放映権料さえもらえばあとは眼中になく、日本が3兆円の負担を強いられ、感染リスクが高まる中ほとんどが無観客となり、一方当て込んだ海外からの観光客はほとんど皆無となりました。

また、各施設で、各国選手や関係者から多くのコロナ感染者が出たことも周知の事実であります。

もう、去年のこととなった東京オリンピックのことはあまり覚えていません。それはワタシが歳とって耄碌し記憶が曖昧となったせいかもしれませんが。また、金メダルの数がその評価の基本にもならないだろうと思います。1964年の東京オリンピックは何度も記録映画を観て感動を思い起こし、記憶が鮮明に残っています。チャフラフスカや東洋の魔女、はだしの王者アバべ、神永に勝ったヘーシンクなど忘れえぬ名場面がありました。いまやオリンピックは、スポーツで感動を与えるなどといいながら、実際は、巨額のお金に目がくらんだ国や団体、企業の金取りゲームだったことが明らかになって、国民は鼻白むことになりました。

高橋治之元理事の起こした裏金・賄賂がどれほどの規模で幾つもの企業に及ぶのか見当が付きません。彼が単独で画策したのかも不明ですし、群がった企業に利用されただけなのかもわかりません。コロナで悪名を高くした「電通」の名前が独り歩きした結果なのかもしれないし、森さんが関与していた可能性も取りざたされています。

いずれにせよ、純粋で美しいスポーツの祭典であったはずの東京オリンピックは、みすぼらしい金の亡者たちがうごめく汚らしい事業になってしまったという責任の所在は追及すべきでありましょう。この際ちゃんとVAR判定でもして「検証委員会」を作って正式なオリンピック記録の一つとして残すべきだと思うのですが。

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オフシーズンなんて無い。日々勝負だ。

2022年10月27日 | スポーツ
プロ野球は、日本シリーズで盛り上がっているようでありますな。
60年間巨人一筋なので、全く興味もわきません(笑)
しかしながら、ペナントレースが終わる、CSシリーズも終わり、ドラフト会議が済むと、実は新たな戦いが静かに始まっています。

まず、各球団ともに、ドラフトで獲得見込みの陣容に則して、現有戦力から「戦力外通告」の2弾目が始まりました。支配下選手は人数に限りがあることや、人件費も馬鹿にならないので、育成などで3年間経過しても支配下選手に上がるだけの成長がみられない若手、数年間戦力として働けなかった選手、ケガが続いているベテランなどを中心に「首」にするのです。

どんなに若い頃活躍しようが、MLBに行っていようが、衰えたり選手として活動が出来なくなれば戦力外になる勝負の世界であります。直近ではベテランでアメリカから戻ってきた山口投手、楽天から育成に入った八百板卓丸 がいなくなります。その前には、井納翔一(36)、 桜井俊貴(28)、勝俣翔貴(25)、ダニエル・ミサキ(26)、鈴木優(25) 、ウレーニャ(23) 、黒田響生(22)、伊藤海斗(21)の8人が戦力外となりました。 井納投手は、期待されてFAでベイスターズから移籍しましたが、満足な成績を残せず引退となるでしょう。桜井は2015年のドラフト1位 でしたが、ここ数年安定した結果が残せませんでした。彼らには酷ですが、期待した結果を出せなかった原因の一つが、どこか本人たちの努力不足、慢心などの心の隙ではなかったかと思います。

更に、戸田懐生投手、中川皓太、高橋優貴、平内龍太 、高木京介という実績がある投手を自由契約にした後、育成契約へ移行します。のみならず立岡宗一郎、太田龍 などの中堅以外と、5名の若手選手などが育成契約の予定です。ほとんどの選手は既にケガで手術したり、このオフにメスを入れる予定の投手で、来年は戦力にならない、と思われるため育成契約にするのです。

勿論、この秋の入団選手の枠を確保する意味がありますが、そのほかの育成選手と入れ替えるとか、来年回復したら支配下に戻すことが前提です。しかし、もう一つ隠れた意図が「有力選手」の囲い込みであります。間もなく始まるFAで、A・Bランクの選手は、金銭保証ではなく相手球団に「人的補償」を求めることが出来ます。

かつで巨人は、広島に若手の有望な投手「一岡」を取られその後広島のストッパーとして何年も活躍しました。また、内海投手・長野選手も抜かれた苦い経験がありました。人的補償の対象外(プロテクト枠28名)からはみ出した選手を取られないようにするため支配下選手から外すのです。

これは、他球団から育成制度を逆手にとって「ずるい」と言われています。しかし、待遇面などで不満な、FAで出て行く選手の代わりに、FA先の球団から、最大70名の内28名を引いた中から、給料が安くて良い選手を選べるのも、ある意味ずるいと言えます。高年俸で、峠を越えたベテラン選手がチームを出て行くのです。過去の事例から見ると表面に出ない故障があり、移籍先で1,2年高い報酬に見合わない成績どころか、1軍にも上がってこない選手も散見いたします。そうした厄介払いが出来て有望な選手を入れ替えで取るのも十分こすっからいと思いますがね。

そして、各球団がそのFA選手の獲得を巡って水面下で交渉しているのが現状です。巨人が、多くの中堅選手を育成へのシフトによって、出したくない選手の流出を防いだうえでFA選手を獲って戦力の補強を図るのは堂々とした戦略であり、来年への戦いの真っ最中とも言えるのです。

今、秋のキャンプが始まり、二軍クラスは宮崎でフェニックスリーグという試合も継続中であります。寒さで通常の練習が出来ない(故障しやすい)時期は真冬ですが、熱心で頭角を現す選手は、オフシーズン(12月、1月)といえど、自主トレで体を鍛えています。テレビで元巨人OBが言っていました。一年、どんな時でも毎日何かしら野球の練習をするようでなければうまくならない、それが当たり前だと。人に言われなくても見られていなくてもたゆまぬ努力をし、何かに挑んで勝負しているからこそ、人並み外れたアスリートとして頭角を現し、人がうらやむほどの結果と給料を手にすることが出来るのです。

このワタシにとっては、園芸も篆刻・書道もオフはありません。ひたすら毎日時間を割いて打ち込む、それだけであります。
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