植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

コロナになっても構わんか 駅伝の感染者

2021年01月04日 | コロナ
間違ってたらごめんなさいよ

 恒例の箱根駅伝が終わりました。当地平塚は走路の沿線に当たり徒歩10分で応援にいけます。正月の2,3日にヘリコプターの飛行音が聞こえだしたら、トップが近づいた合図であります、

 ワタシはスポーツ大好き、もちろん駅伝もマラソンも見るのは好きです。が、しかし、このコロナです。この日のために一体どれだけの選手、コーチ、スタッフなどの関係者がいるのでしょうか。沿道の整理などで駆り出される警察官、ボランティアがいるのでしょうか。いったいどれだけの方たちが応援に出かけて小旗を振っているのでしょう。毎年100万人もの「観戦者」が出るそうです。無観客で実施するので構わないと判断したようです。人っ子一人居ない?そんなわけがありません。往復430Kmの道路に人が出るのを排除できるのですかね?TVではワタシの目には多くの人が応援しているように見えました。

 少なくとも数十万の人たちが、安全な家を離れ移動しいろんな接触をして、誰もコロナにはかからずに済むものなのでしょうか。おりしも過去最大の感染拡大なんです。すでに日本で数百人に一人の割合で感染しているのです。観戦者が感染者になるなどとシャレている場合でありません。

 もちろんほとんどの時間が屋外であります。三密には該当しないのかもしれません。でも、電車に乗って沿道まで見に来る人、友人家族だっています。マスコミも関係者も触れ合うような距離感ではありませんか。駅伝を実施しないとだれか死ぬの?職を失うの?。タスキをつなぐことがコロナ感染を抑えることより大事なんでしょうか。疑問は尽きません。

 もし、箱根駅伝をきっかけに誰かが感染し、もし亡くなったら、誰かが責任取るのでしょうか。こうした恒例行事は、何かを免罪符にしてあるいは「日本の駅伝ファンのため、コロナで沈滞している日本人みんなを元気づけるため」といった大義名分で実施し、その積み重ねがコロナの拡散を助長していると思います。大相撲なんかも同様です。関係者はまた来年があります。選手だって駅伝に出なくたって生活が変わるわけもありません。でも駅伝のおかげでコロナになり死んだら、もう明日が永遠に来なくなるのですよ。

 何かを催すことが数多くの人々を危険にさらすのを避けるために、1年間「延期、自粛し、制限しよう」としてきたはずなんです。一方で特別扱い例外扱いをし、大小それらが無数に重なり合うことで感染拡大しているのではなかろうかと思います。

 観戦者数のグラフを見ると、第一波は緊急事態宣言のおかげで低く短く(2か月)収まりました。GWのあとそこで解除し、気が緩んで7月から急に増え始め三か月間の第2波が来ました。潜在的に感染者が拡大しているので、第1波のピークが第2波の収束時点(9月末)ほどの感染者数でした。ところが、何処かのバカが、第二波が減り始めたのを見てGo-toを始めました。これが10月に開始して、何とか抑え込んでいたコロナが一気に息を吹き返し、猛烈な勢いで感染拡大しました。

 そのグラフの上昇からみて2か月経過した今もそのピークは見えません。忘年会、年末年始を通じて、感染が減少に転じる要素は無く拍車がかかるとみるのが相当です。すると楽観的にみても1月いっぱいは過去最大級の感染者増を覚悟しなければなりません。山の頂点まで少なくとも3か月かかったとして、それが減少して山のふもとに降りるまでやはり3か月ですね。つまり、少なく見積もって最短で4月まではコロナの猛威にさらされ続けるわけです。そのあとはまたGW。
 その先が、オリンピック7月23日に開始決定。笑うしかありません。準備なんて間に合うわけもない。GWとオリンピックでまたコロナの第4波を誘発するつもりなんですか? 世界から変異して感染力が強いコロナが大挙してやってくるんですよ。

 2か月、3か月、おそらく6か月とコロナの波がだんだん高く長くなっています。断言します。必ずこのままでは第4波が来ます。それはさらに倍増以上の感染者数と死者を生み、今年いっぱい収まらないということになりかねないのです。

 いまだに緊急事態宣言も出さず、相変わらず自粛要請で間に合うと思う呑気な政治家さんに申し上げたい。もうオリンピックはもう中止なさい、あんたら日本をつぶすつもりか?と。

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