先祖からの駐車場に2階建ての貸店舗をたて、その緑地を開店直後から、木を抜き果樹を植えるという大胆な作業をしたのが約10年前。
主に柑橘類を植えたのです。10年近くたつと木は充実し、一昨年は清見オレンジ、昨年はデコポンが鈴なりでした。
その清見オレンジの側にはれひめを植えましたが、まだ数年しか経ってないので結実したのは一個だけでした。
その2本の柑橘の間に1メーターほどの空間があって、一昨年植えたのがアスパラガスでした。最初の一年で一本だけ収穫し、その後に出て来た新芽をそのまま残して成長させて、立派なアスパラガスの木になりました。
冬には枯れる野菜ですが、根株(芋)のある株は冬越しして春にはまた、新芽が育ちます。野菜の中でもとりわけ珍しい多年草で、10年くらいは収穫が続けられるというまことに結構な野菜なんですね。
それがまた食卓に並ぶ訳ですが、今年は何と10数本収穫出来たのです。

味は甘みがあり濃厚です。何よりとりたてを茹でて食べるので柔らかく、根元の皮をむくといった手間が不要、そのまま全部食べられます。
さてそれで十数本収穫してきたのがこれ↓

少なくとも3本は今日明日にでも収穫して食べたいところなんですが、ぐっと我慢しました。もう収穫しないのです。これが成長して1Mほどの茎になり葉をつけさせるのです。それから秋まで光合成を行い、地中から栄養を吸い上げて根株(芋)に養分をため込んで来年の春に茎が顔を出す、という循環になります。この分でいけば来年は2~30本は収穫できるかな、と皮算用しております。