植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

旅に行きたい そうだとりあえず九州だ

2023年12月28日 | 旅行
金融機関勤めの頃、なかなか休みも取れず3人の子供を育てるのでお金も忙しかったのです。しかし、そんな中、好きな旅行はかえって工夫してなんとしても出かけようとしました。
休みがとにくくても、1週間休暇(最長9日)、3連休(土日を入れて最長5日間)の休みを目いっぱい活用しました。台湾・香港・シンガポール等東南アジア中心ですが海外旅行も年に2度くらいは出かけておりました。北海道から沖縄まで旅仲間としょっちゅう企画し、一泊程度の車の旅も楽しんだのです。

ところが、60歳定年を機にリタイヤして、一気に旅行の回数が減ったのです。旅が好きなのに旅行に行けない、という原因は一般的には以下のようなことがあげられますね。

・旅行費用が捻出できない(出費が多い・収入が減ったなどお金が無い)
・会社勤めなどで、まとまった休みが取れない
・旅行仲間に恵まれない、一人旅はつまらない
・家に病人や高齢者がいて出かけられない
・自分自身が病気である 高齢で旅行は難しい
・すごい僻地に住んでいて、交通手段が限定されている
・車が無い 免許が無い
・あらゆるところに行くだけ行ったのでもう行くところが思いつかない、それは無いか(笑)

といったところですね。
ワタシの場合は、上記にはほぼ該当しません。実質無職である意味一年中休暇状態。余計な買い物をする必要も無く、旅費くらいは年金と若干の地代収入で間に合うのです。旅仲間は幾人も居ます。車も古いがちゃんと遠出が出来る普通車があります。家人は家内のみで、犬の世話の為に基本旅行同行の対象になっておりません。体調だけはやや不安を抱え10種類ほどの薬を飲んでいます。鬱病ぽくても旅行くらいには支障がないのですが、やはり病気は病気、絶好調の時期と比べたら50%あたりの調子であります。

つまり、一般的にはその気になれば旅行には行けるはずなのです。
しかし、何しろ「忙しいのです」
毎朝ルーティーンとしての作業が、Facebookと、このブログの更新、マイガーデンの世話(草取り・鉢植えの水やり)とゴミ拾い。屋上のメダカの餌やり水替え。これに金曜日の書道教室、不定期ながら篆刻の練習と作品作りがあります。
お寺の世話人、神社の評議員、自治会の相談役という厄介な役も引き受けております。
鬱病は薬を飲んでいればなんとか普通の生活はできますが、これも極端に疲労感や眠気がおきたり気持ちが悪くなったりするので安心できません。

で、今年はどうだったか?と振り返ってみました。・・・いくらか「突発性健忘症」と老人性の認知症の初期的な物忘れがあるので全部は思い出せませんが。
1泊以上の旅行をランダムに書くとこんなところになります。
①九州(大分)へ病気の兄へのお見舞い
②新潟 初めて生まれた孫娘のお祝い
③北海道(小樽) 旅仲間の女性グループの引率
④静岡 伊豆へ一泊、鰻を食べる会
⑤那須高原へ高校時代の仲間とのゴルフ会

たった5回というのか、5回も行けたというのかは微妙ですね。すこしづつ実際に「終活」を始めております。メダカも植物も来年が一つの区切りになるかもしれません。篆刻の作品作りと出品は来年1年はがんばろう、と思っております。

旅行はそれからでもいいか。
いやいや、いつお迎えが来るかもしれません。行けるときに行かねば。
 とりあえずは今朝「九州 福岡・大分の旅(多分一人)」を行くことに決めました。福岡の親戚の叔父が今年亡くなったので、やはり早いうちにお線香をあげたいと思います。書道・篆刻仲間も九州福岡と都城にいて、お会いしましょうと言ってくださっているのです。
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田舎のネズミが花の東京をふらつく

2023年10月29日 | 旅行

昨夕は、ユーミンが好きだと歌った「14番目の月」であったようです。次の夜から欠ける満月より十四番目の月が好き♬、という歌詞でありました。
疲労困憊でようやく自分の仕事場にたどり着き、いくつかのやりたいことをなんとか片づけて隠れ家をでたのが5時を回っておりました。

朝早く起きてブログを更新して、一つ印を彫ろうと頑張りました。60年来の旧知の友人の娘さんの日本画展に行くのに、彼女に落款用印を作ろうと思ったのです。しかし、このところの多忙と体調不良などでまったく余裕が無く、当日まで彫れなかったんですから、1時間ちょっとで彫ろうなんてどだい無理でありました。

当地平塚から、最初の目的地が「六本木」というところにある国立新美術館であります。「くにたち」ではありません。自慢ではありませんが、ワタシは横浜の金融機関に就職し、そのほとんどを神奈川県内の本支店で過ごしました。3年ばかり日本橋の東京本部、それから40歳代で1年間だけ蒲田の町工場へ出向という憂き目にあった以外、東京には縁が無く、下北沢・渋谷やら世田谷など、学生の頃には、お付き合いのあった女性とデートで行った以降は、全く縁遠いエリアでありました。

会社員生活38年のうちの3年間の日本橋は、そこから東京駅へ徒歩、そして平塚駅との行き帰りですから、東京を知って探訪したわけでもありません。基本的には全く東京という所を知らないまま定年退職し、それ以降は東京に行くことは年に数回あるかどうかでありました。それもほとんどが羽田空港ですから、東京に行ったといえるかどうか。

その大都会の真ん中方面に数十年ぶりに出かけることになったわけです。第一の目的がその六本木にある美術館の地下にいって、先ごろ出品した篆刻作品、落選したので搬出する(持ち帰る)のです。通常は、会派・社中が取りまとめて団体扱いで持ち込むか、取次の出入り業者さんに額装から搬入・搬出まで依頼する個人扱いであります。地方から応募するには専門業者さんに依頼するのがお金がかかっても一番リーズナブルなのです。ワタシは、純然たる個人応募で、篆刻の先生に「専用」の額縁を貸してもらう、書道の先生に頼んで額装してもらう、を経て東池袋のサンシャインシティに搬入いたしました。

審査はどこでやるかは知りませんが、結果通知書が送られてくるという説明でした。それが届いたのが「落選品の搬出日」の二日前であります。その前に入選したら電報が来ると聞かされ、そもそも入選する見込みが全くなかったので、搬出は予定の行動でスケジュール表にも書いてあります。

そうして、東海道線に乗って出かけたわけです。田舎のネズミのワタシは、東海道線の東京までは全部知っています。しかしもう山手線になるとさっぱりわかりません。六本木にどうやって行くのかも知りませんし、そこから美術館への道も。頼りはアイフォンの乗り換え検索と地図アプリですが、これもあてにはなりません。地下鉄を使って2度も3度も乗り換えるという離れ業は到底無理であります。時間もかかるし。で見つけたルートが「新橋」で降りて歩いて「汐留駅」に行き大江戸線で一発で行けるというものです。新橋までなら考えずに行けます。ところが徒歩で汐留がまず難関、表示される地図には高速道路などばかりで簡単にたどり着きません。今来た道を引き返して信号機のある歩道を見つけてやっと汐留駅に着きました。それから六本木となるのですが、地下鉄の駅というのはだいたい複数の路線があり、上り下りでホームの階数が違ったり改札が全く離れていたりします。迷路のような通路を行ったり来たり、エスカレーターを上ったりおりたり、「カフカ」の小説みたいなものです。

なんとか、六本木にたどり着いたものの今度は方向が定まらず、これもなんどか行きつ戻りつしながら到着しました。

平塚駅を出たのがたしか8時50分、着いたのは10時半でありました。
入館証を貰い搬出口に入ると、一種異様な雰囲気です。人気は無く縦横に走る地下の通路と窓のない小部屋が無数にありました。

こんな通路が新美術館の地下に張り巡らされているのです。
そこでようやく私の作品を返して貰って、六本木駅に戻り池袋に向かいました。大都会の街中は人であふれハロウィンがどうしたとか、なんとかで、ごったがえしていました。田舎のねずみは「今日は何かのお祭りですか?」と尋ねたいところでした。

どうやったら池袋に行けるの?タクシーか?と思いましたが、都内の土曜日に交通渋滞があるのは予想できるし、いくらかかるかもわかりません。なにせ土地勘ゼロであります。一番簡明なのはとにかく山手線の駅に地下鉄で行く、でありました。結局は大江戸線に乗って代々木に向かいました。随所で道に迷いながらやっとJR代々木駅で電車に乗りましたが、結構あるんですね池袋までは。

池袋もまた大混雑、しかも構内・駅の外も複雑怪奇でどこがどこやらさっぱりわかりません。メトロポリタン口方面という「待ち合わせ場所」などわかるはずもありません。電話で何度も確認しながら10分近くうろうろ致しました。
そしてまた迷い道で、画廊まで何度も街角で立ち止まり10数分かかりました。
日本画家さんの名前は「岩野雅代」さん。6歳と9歳の娘さんがいて絵のモチーフのほとんどが少女なのです。せがれの新居に一つ買いたかったのですが、倅のお嫁さんが出産予定で、それが孫娘。そのマンションに他所の娘さんの絵を飾るのはいささか憚られるところでありました、

それから遅い昼食をハンバーガーで済まして帰路につき、自宅へ戻ったのが夕方4時でありました。東京で2つの用事を済ませるのに8時間を要したという計算になります。抑うつ状態で、何日も寝不足が続き、見知らぬ土地をほっつきまわったのですから疲れないはずもありません。

夕食は頂き物ながらなんと「飛騨牛」のすき焼きが待っていました。人生酷いことばかりではありませんね。
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小樽から札幌へ 蟹が高杉

2023年10月21日 | 旅行
小樽に一昨日は宿泊し、美味しいお寿司を堪能しました。
昨朝は、普段より2時間ほど遅い7時過ぎに起きて、買っておいたコンビニのパンと缶コーヒーが朝ごはん。旅行に行ったからと言って、三食をご馳走にする事はありません。食事なんぞ毎日3回食べられたら十分で、血糖値の高い人間にとっては、糖質やカロリーの摂取には毎食気を使わねばなりません。

午前中は小樽でお土産を買うと、お昼も済ませてから2泊目の札幌へ向かうことにしておりましたた。ワタシだけが旅行で楽しんでいるのは、留守番の家内に申し訳ないし、いつもお世話になっている方々にもお楽しみのお裾分けをせねばバチが当たります。

メインは、やはりタラバガニと決めておりました。以前よく出かけて行った函館でも必ずタラバガニか毛蟹を買って宅配便で自宅に送る、が必須でした。
ところが、予想以上に品物が少なく、価格も暴騰していました。ロシアがウクライナに侵攻して戦争を始めて、国際的な制裁、ペナルティとして自由主義国から禁輸に近い措置が取られています。従来カニは、ほとんどがロシアから入って来ると聞いておりましたから、品薄なんだろうと。
また、円安で外国人が割安になった日本を目掛けてやってきて、高くても買う観光客が増えているのです。

タラバガニは、一匹五万円‼️消費税まで入れると、ハ本足ですから、足一つで7千円という計算になります。こんなに高いか?と思いつつも、何年かぶりの北海道、目をつぶって買いました。

お昼は、イクラ蟹丼、前日から朝ごはんを除いて、ずっと海鮮、魚介類ばかり笑。それから札幌へ向かった訳です。外はずっと雨、ワタシ達のグループの誰かが雨男が雨女でしょうか。前日から歩きが多く、相当疲労が溜まっておりました。
札幌すすきののホテルに着いたら、2時間も早くチェックイン出来ましたので、即昼寝いたしましたよ。
そしたら、起こされてこの雨、寒い中で札幌見物すると言うのです。お一人さんが札幌が初めてだと言うのでどうしても観光したいと。

行きましたよ。大通り公園、時計台、テレビ塔など。旧道庁は大規模なリフォームで見れませんでした。
大通り公園は、紅葉が見頃で、撮影する人も多かったのです。中国人ぽい人がやたらと目につきました。

時計台は有名なんですが、自慢じゃ無いが初めて見ました。こういう観光というのはあまり興味がありませんでした。まして、目的地があの歓楽街すすきのですよ笑笑。
ここも雨、お金を払ってテレビ塔の上にのぼれば、札幌が一望できるのでしょうが、だからどうした?と思ってしまうのが困った性格ですね。

夜は、流石に海鮮が飽きたのでアサヒビールのジンギスカン料理屋さんでマトンやらラム肉などをいただきました。
金曜日の夜、背広姿の男性が多く、コチラは日本人主体に見えました。ビールを飲みだいぶお肉を追加したのにお一人様二千円ちょっと。財布に優しいお店でした。

最後は北華楼のジャンボシュークリーム。
皮はサクサクで甘すぎない優しい味のクリームが秀逸で、人気が高いスィーツですね。

そんなわけで、今日はもう朝ごはんはホテルのバイキング、チェックアウトしたら、すぐに電車で千歳空港に向かいます。
早めに帰って、仕事場へ行きたいのです。メダカに餌やり、メールチェック、3人の方から頼まれている篆刻印の作成、公募展の作品仕上げと申込書の提出などやる事が沢山待っています。
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あぁ、小樽は今日も雨だった

2023年10月20日 | 旅行
普段はパソコン作業でブログ更新していますが、旅先なのでスマホから入力、に挑戦しています。

気のおけない仲間3人と北海道へ行こうと決めたのが7月頃、格安チケットが取れて、札幌と小樽で美味いものを食べようと言う事になりました。
昨日始発電車に乗り、ギリギリのJAL早朝発の飛行機で千歳空港に降り立ちました。そこからはJRで小樽に直行です。

着いたのが10時頃、お天気が怪しいと思ったらすぐに本降りとなって、3時頃まで晴れたかと思うと降ったり止んだり目まぐるしく変わりました。ともかくお昼を食べよう、と言う話しになりました。皆さん3時前後に起きて出かけてきてますから朝ご飯からすでに7時間経過しておりました。
雨の中、お店があくまて1時間あちこちで雨宿りしながら食べた海鮮丼がこれ。
お腹が空いている事もあって、とにかく美味しい物でした。ウニ、いくら、ホタテ、カニ、エビ、など満載、鮮度抜群でこれで2,500円。

それからは、余裕が出て雨も小降りになったせいか、どっと人が出てきました。話に聞く中国人、韓国人はやなり相当な数ですが、日本人のカップルやグループ、特に若い人が多いのにビックリ‼️
普段年寄りしか居ない平塚の下町で暮らすワタシからしたら新鮮な光景でありました。
小樽とくれば、次は当然スィーツであります。
名店となったルタオに入っていただいたのが、ふわトロフロマージュ。柔らかくきめ細かい生地の上からトロトロの生クリーム?をかけ、4種のジャムみたいなものを落としてデコレーションします。これも絶品、甘さを抑えふわふわした食感、皿の周りに添えられたフルーツも本当に美味しかっだのです。

下が完成品。

あとは運河やら廃線となったナントカ線などを巡り、ガラス工芸品を買い誠に有意義で食べ歩きました。


夜は予定通り、寿司通りでお寿司をいただきました。

 旭寿司、これで3,400円は安い⭕鮑まで乗ってる。とてもとても美味しいお寿司でした。

運河も夜景は美しく、ホテルは大浴場でゆっくりお湯に浸かり、部屋で冷酒を飲みながら昔話、もうこれが旅の良さであります。
1日歩いた歩数が17千歩、ゴルフワンラウンド分ですね。

そして今朝、ホテルから覗くと、本降りの雨であります( ;  ; )
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人が羨むほど楽でも素敵でもない とにかく忙しい

2023年06月29日 | 旅行
ワタシを知る人の多くは、理想的な老後ね、とか日々素敵な生活ね、私が代わりたいなどとおっしゃいます。狭いながらマイガーデンがあり、日がな趣味の世界に没頭できている、とみられております。はいその通りです。

しかし、自慢ではありませんが、おかげでワタシのこの歳(67歳)で「一円にもならないことばかり」で、朝6時から夕方まで、動きづめ、働き放しの生活をしていて、こんな忙しい思いをしている人はなかなかいないと思います。

早朝に仕事場(ワタシだけの隠れ家)に赴いてやること
・マイガーデンの周囲の点検、ゴミ拾いとやることのチェック。
・ぼかし肥料の製造、果樹の点検(害獣等に荒らされているか等)
・メールのチェック
・ブログ更新
・メダカの餌やり・水替え 採卵 死んだメダカの除去
・屋上のスイカやイチゴの水やり
↑ここまででだいたい9時になります。外にいる時間は常に、目につく雑草を抜く、鉢植えの水やり、害虫の有無を調べる、などは欠かしません。

ここからお昼までは可能な限り「篆刻・書道」の時間で、石を磨いたり筆を持ったり摸刻したりで、あっという間に昼食となります。
家内を連れて外食したらすぐに仕事場に舞い戻り、やりかけの印の続きを彫ったり、ネットの写真投稿サイト「グリーンスナップ」投稿用の花の写真を撮るのが待っています。朝気づいてやろうと思ったガーデニングの作業はそれからで、樹木の剪定・鉢の植え替え、殺虫剤や殺菌剤の散布など様々であります。合間を見てメダカの餌やりと草むしり(笑)。
勿論体がもたないので若干の休憩を取り、コーヒーを飲みながらテレビをつけ、ツムツムをやりながら音楽も聴く、という同時並行型複合的休憩時間をとっております。一つの事を1時間ぶっ続け、というのが難しくなりました。

一方、現役時代の仲間たちでいくつかのグループの世話人を引き受け、篆刻などのグループlineの管理主催者になっているのも3・4件あります。毎日のようにやり取りがあり、いくつかの書き込みや連絡には当方が解決に当たったり調整したりするので、なかなか手間がかかるのです。

本業は実は会社経営、家内が社長の不動産管理業という零細企業なのでワタシが会計処理と建物の周囲の管理人(掃除と緑地の管理)をやって月8万円の役員報酬を頂戴しておりますが、そっくりその現金は家内に食費として渡ります。ハンコを彫って、たまにいくらかの金品を頂戴しますが、元手がかかっていて儲けにはなりません。メダカの販売もしかりで、近所の花屋さんから売り上げの25%を頂戴して、昨年はワンシーズン25千円いただきましたが、容器代と餌代などでほぼチャラであります。野菜や果実は自家用で、余れば近所におすそ分けいたします。

これに自治会相談役・地元神社のお神輿の会の評議員・菩提寺の世話人と年齢に応じた役回りを引き受けているので、あちこちから召集がかかるのであります。

さて、そんな金にならないことをなんでやって自分を忙しく追い込んでいるのか?

その第一は、当然人生を2度愉しむためであります。趣味の世界に入り今までできなかったことをやれるのは得した気がします。

第二は、金がかからないで生活できるから、であります。スポーツやレジャー、旅行にサークルなど外向きで家を離れる趣味や遊びは必ず大きな出費をともないます。会費・外食費・旅費交通費・ガソリン代に遊興費と人と付き合う趣味やイベントには見栄を張って飲食し、きれいな洋服も必要になります。
ワタシは2千円のゴムの作業靴にT-シャツ・ジーパン・作業着なのでクリーニング代もかからず洋服も滅多に買わずに済みます。書道・篆刻にしても対外的な展覧会に行くでなし、出品料を払って作品を出すことも致しませんから、ほとんどお金はかからないのです。

第三は、趣味には余禄があるからです。いろんな人と知り合えて自分自身の経験が増えます。野菜と果物は自分で食べられる分買わずに済むし、人に差し上げるとかわりにお返しが来たりします。いわば物々交換です。苗代や肥料・殺虫殺菌剤などの費用もまかなえる計算になります。なにより自分で無農薬・有機栽培で作った野菜のおいしいこと。 
そして大事なことは、一日体を動かし、人の事に気を使うことなしにストレスを感じないマイペースな生活で大変健康にいいからであります。

面倒な人付き合いを避けて、好きなことがやれて、健康に良くてお金がかからない。しかも料理やおやつ代わりに自分の作った農作物が食べられる、これが理想的だ、と思われるゆえんなのです。従って猛烈に忙しいのは止むをえません、自分で招いたことでありますから。「健康のためには死んでもいい」というのが知り合いの口癖です。趣味や健康のためには忙しくて死にそうでも仕方ないのです。

とはいえ、本日、半日後には高校生の時代の仲間たち十数人と「那須高原」に集まり、日中はゴルフ、夜はお酒を酌み交わし来し方を語り、旧交を温めるという、年に一度のお楽しみが待っております。二日半の日程でありますが、その間は、頼まれた篆刻印も中断、イチジク泥棒探し・鉢物の水やり、メダカの餌やり、剪定・雑草・・・・どれもこれも忘れて「はじけよう」と思います。

出発まであと3時間、少なくとも廊下や室内にある100以上の鉢植えの水をやって、メダカにふだんより少し余計に餌をやり、万一のことに備えて(笑)ワタシの隠れ家を、ざっとかたづけしなくてはなりません。やりかけの篆刻も少し手を付けたいなぁ

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