植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ヤフオク ありがたや 大吉です

2021年01月05日 | 書道
 近所のお宮さんに、人込みを避け3日に行ってきました。千円を一枚お賽銭箱に投入し、拝礼の時だけは、神様に顔が見えるようマスクを顎に下げました。もうおみくじは買いませんでした。大吉だろうがなんだろうが、ワタシの生活に影響はないでしょうから。

 それよりヤフオクです。相変わらず書道関連・安物限定でちびちび落札しています。これは、かなり当たり外れがワタシの財布と気分には影響します。ここ20回程度を振り返ると、まず初めて掛け軸を3本を別々に落札しました。合わせて4100円(笑)、送料のほうが高くつきます。ワタシはお宝鑑定団でTVから仕入れる程度の知識しかなく、まがい物が多く含まれる骨とう品や掛け軸などは買わないつもりでありました。
 百福図を作成するのに適当な手本書が見つからず、河野斗南の「百壽図」などを落札したんです。表装された書道の掛け軸など生まれて初めて買い求めたことになります。あと二つは、まったく無名(アマチュアさん)の百福図でしたが、それでもかまいません。字形、書全体の構成を参考にできればいいと考えていましたから。斗南という方はかなり著名な書道家で8万円もする「揮毫寶鑑」を著したりしています。

 真筆肉筆かはわかりません。2700円でしたから、偽物でもどうとうこともなく、これを参考に「百壽図」を書こうと思います。この方の市販されている条幅を調べてみると3万~6万円ほどでした。表装が仮のもの(紙製)なのか本表装かで大きく値段が変わります。本格表装なら1~2万円かかります。
 ちなみに只今制作中はこれです。大事な落款がいまだ入っておりません。


 自身でミニブーム中の篆刻関係では、篆刻印材100本以上と印床、印刀20本などのセットです。業として篆刻をしている方のものだろうと思います。こんなに沢山は一生かかっても使いきれません。よさそうな印材10個ほどを除いて、人に差し上げます。持ち手に彫りがあり、実際に印面が彫られている(使用された)ものも、数本落札しました。印材そのものの値段からしたら数倍の値段になるかもしれませんが、寿山石など上質な石に側款(彫った人の名前が刻まれる)があるものは眺めていても趣があって、ささやかなコレクションとして十分なものでありました。

 落款に欠かせないアイテム、印泥であります。作品にハンコを押すための朱肉であります。書道を始めてから二つ安いものを買い求めておりますが、固くなってたりべたべたして使い物にならないので、思い切って高級な「貢品」というものを落札しました。(詳細は前のブログに書きましたのでここは省略)

 作品が出来てくると必要になるのが、掛け軸(表装)などの表具・額などになります。調べてみると短冊・色紙大のものも、ちゃんと飾るための短冊掛けやら色紙台などが売られているんですね。色紙掛けというのを試しに落札しました。これは1800円でしたが、いやなかなか素敵なお品です。
いわゆる指物というのでしょう。杉材を使い天然の香りが漂う新品で、丁寧な細工が施され、一目で気に入りました。ネットでも類似した商品はありませんので元値はいかほどかは知りませんが、正月早々「大吉」が出たような気分であります。これは相応しいものを書かねば、と奮い立ちますね。

 さらに、見つけたものが「仮巻」です。条幅などの表装をするまでに保存したり展示するためのものです。作品は破れないようにするために専用の紙で裏打ちします。補強するのですね。これは、ワタシでもアイロンを使って簡単にできます。そのあとに表装となりますが、その値段が高いのと、表装に値するような書が書けるかアヤシイのです。
 とりあえず仮巻に張り付けておけば「作品」の体をなしますし、表具によってうまく見えたりします。そこで、見つけた仮巻は、定価7千円でマグネット式、つまり、安物とは言えない布地表装張りのもので、裏打ちさえすればどんどん取り付けられます。最低落札価格1000円、さて首尾よく落札できますかな。

 いずれにせよ、書道に限らず趣味が高ずればお金もかかるものであります。金を使うのがいやなら、お遊びになります。作品作り元年、と思い定めたワタシは、先行投資(笑)と思って小遣いをはたくのです。

 
コメント
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