植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

わが軍の新加入の戦力拝見

2021年01月24日 | スポーツ
 あと1週間経つと、プロ野球の春季キャンプが始まるようです。コロナのおかげで、昨年は開幕が3か月ほど遅れ、試合数を減らしタイトな日程でペナントシリーズを行いました。今年も、感染拡大のあおりで、キャンプの実施地、運営・日程などを苦心しているようです。

 今年のわが巨人を占うと、3連覇はなかなか厳しいものがあります。とりあえず、戦力分析いたしました。
 
 まず、ドラフト新人、育成枠などの新戦力からいきます。投手ではドラ1、平内投手、彼はトミージョン手術を受けリハビリを経て昨秋大学リーグで予想以上の活躍を見せました。このブログで何度も力説しているように、大社即戦力投手は全く当て外れで、ここ5,6年ドラフト1位の権利を棒に振ったような補強なので、気に入りません。故障の回復は問題なさそうですが、伸びしろが少なく故障持ちの投手は、まず駄目だと予想しております。大エース菅野が幸か不幸かMLBへの移籍が不調に終わったのは朗報、セリーグを代表するこの投手の穴を埋める人はおりません。
 昨年ブレークした戸郷、田口・今村など高卒入団組ははとりあえずそこそこ活躍するでしょうし、下からの成長株3年目の直江大輔、横川凱 になんとか頑張ってほしいところです。

 一方、新人野手では、昨年ドラフト3位の中山礼都 がなかなか評判がいいようです。もっとも、坂本2世などと呼ばれるのは、大体期待倒れ・過大評価になるのが心配であります。故障から育成枠に落ちた山下も、今年はかなり期待されています。ケガさえなければ一軍でレギュラーを張れるだけの素材なんです。

 ここに挙げた選手、ほとんどが高校生からの入団です。気が早いですが、ドラフトでは、巨人は大卒社会人禁止にしなければ。

 残念ながら、得意のFAはほとんど空振りに終わりました。ヤクルト小川・山田、中日大野ともに残留。結局ベイスターズの中堅、 梶谷・伊納の 二人のみの補強におわりましたが、実績十分の渋いわき役として、いろいろな形で貢献してくれるのではないかと思います。特に伊納は手薄な先発の補充としてはいい加入でした。

 さて、次は新外国人、先発を任せられるメルセデスの故障が癒えていれば、先発に計算できますし、昨年加入のサンチェスも昨年は十分に戦力になりました。抑えがデラロサで我慢するとして、あとは球速だけは球界最速レベルのビエイラの覚醒(ノーコン脱却)が鍵です。コーチ陣新加入の桑田と杉内、の手腕次第でしょう。

 問題は外国人野手です。昨年楽天から加入のウィーラーは、ムードメーカーにもなり、いいところで活躍もし守備も案外上手なのですが、やはり後半息切れが見えました。期待のワニ男パーラは途中から膝のけがでリタイアしたまま退団。
 新加入のメジャーリーガーが、ジャスティン・スモークとエリック・テームズであります。スモークは、メジャーで196本のホームランを打った強打者ではありますが、スイッチヒッターの割に打率が低く、三振も4回の打席に一回の割合という粗い打者です。どうも、右打席の方が成績が悪く、右投手限定で使った方がよさそうです。

 一方のテームズは、韓国リーグでやたらと活躍しMLBに舞い戻った選手で、スモークよりは確実性がありそうです。こちらは左打で、左投手が苦手、スモーク同様右投手先発専用が現実的かもしれません。結局似た者同士の34歳、まぁ、どちらか一人でもレギュラーに出れれば良しとしたものです。

 さて、そうなると今年のレギュラーシーズンはどうなるか。コロナによる影響は、もしかしたら昨年以上かもしれません。運営・試合形式、無観客や試合数などの調整も出てくるでしょう。その中で、坂本、丸、岡本の中軸が盤石で抜けていますし、吉川・松原・増田などのバイプレーヤーたちも成長しています。わが巨人が、やはりもっとも優勝に近いと言えます。

 だが、それでは、にっくきソフトバンクにには勝てないんです。あの屈辱を晴らすため何を成し、何を補うか、球団ぐるみで考え取り組んでもらいたい、それだけであります。
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