植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

乗りかけた船、行けるとこまで行こうと思う 公募展への挑戦

2023年08月30日 | 篆刻
ぼうぼうに伸びた樹木と、雑草と格闘しながらも、必死に作品作りに精を出しております。
ひょんなことから日展の申込書が届き(自分で無意識に取り寄せた笑)、「これもなにかの縁、一丁やったるか」と、生まれて初めて自分の彫った篆刻印を公募展に出品しよう、と言う気になったのです。何かに入選したり賞を貰うことが目的ではなく、今までやったことが無いことにチャレンジしよう、(年寄りの冷や水とも言いますが)という趣旨でありました。

日展は、日本最高峰の芸術の祭り・登竜門で、美術書道など芸術を長く続けた、もっとも上澄みに居る芸術家さんたちが作品を出すのですから、ワタシなどは全く縁もゆかりもない「高嶺の花」といった公募展であります。お金さえ払えば、誰でも出品は出来ますが、わずか10%以内の入選率ですから、気鋭の芸術家さんや将来性豊かな社中のホープ、あるいはすでに弟子を取っているような各種先生方ですらなかなか選に入るのも困難です。ましてや、なんの実績もない素人で我流で彫っているおじさんが個人で応募しても、かすりもしないはずなのです。

しかしながら、やったことが無いような大きな印に、自分で考えて選字し、印稿を作り、芸術性がある人前に出せるような篆刻に挑む、というプロセスは大変に価値があり、自分にとっては単なる経験ではなく、篆刻の技術や幅を広げ、一段も二段も彫る印が上達し知識が増える、そんなことを実感しているのです。

その過程で、ある先生に師事することになりました。独学自己流で彫っている間は、遠回りし知るべきことやるべきことを省いていることでもあります。自分の立ち位置を知り、客観的に専門家さんからの目で見た改善点やポイントがプラスになるのは言うまでもないことです。

そこで、いくつかの試作品を見てもらい、更にどれを出品するかあるいは日展は、おいといて(どんなに頑張っても数年かかる)、様々な公募展で経験を積み実績を上げる(入選歴など)ことになったのです。

この7月から約二月かけて制作した中で、候補作を上げましょう
ほんとはこれが一番好きな自信作なのですが、どうやらこの手の印は公募展の審査にはなじまない系統らしいのです。「花鳥風月」と彫りました

こちらは漢詩の一節から切り取った「小篆」の試作品でしたが、先生が一番気に入っていただいたものです。普通作品展の印はだいたい正方形の印材に4文字が多いのです。6文字というのはあまり見かけないようですが、先生の師匠が「小篆」の大家だそうなので、この印はそちらの社中からの出品として適当なものだと見られているのかもしれません。


こちらも、公募展では少数派と言われる多文字数の印、字数が多いと、インパクトが弱く、曖昧な線や緩さがごまかせるので「うけない」とききました。

これは上の印が意外と好評だったので、少しテイストを変えて「北斗流」を意識して彫ったものです。※北斗流というのがワタシの先生の社中の流儀だそうです。

さらに下の白文も、先生が白文・朱文の二つセットで押印した作品を作りましょうというアドバイスで、昨日彫りましたが、そもそも白文(文字の線を彫り下げるので、字が白くなる)があまり得意でないので、まだ改善・修正せねばなりませんね。


これは、だいぶ前に「中島藍川」先生の側款がある「未刻印」に彫ったものです。側款には下の文字(漢詩)を彫ったという趣旨であったのですが、未完で終わったのか、あるいは彫った後潰したか、のいずれかでしょう。

これ以外にあと4,5個あります。そのうちの二つ(白文・朱文)ペアで作品に仕上げてD大学の公募展に出す、10月にはどうせダメですが、日展用に同じくペアの作品を出します。落選品は「未発表印」として扱われるので、年末の別の公募展に出品できるというのです。

そんなわけで、乗りかけた船ではなく、すでに乗船し出帆しております。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これだから石印材集めはやめられない

2023年08月29日 | 篆刻
断捨離せねばと言いつつも、何故か毎日ヤフオクの石印材をチェックし、毎日数点入札しております。それが、落札にたどり着くのはせいぜい1割いくかどうか。良さそうな石を見つけると「ウオッチ」をつけ、最終日にその趨勢を見つつ適宜札を入れますが、夕方にはそこで半数以上は最高額が数万円に達していて、入札する前に諦めるというパターンが多いのです。

稀に入札がほとんどなく、これはもしかして、と自分がなんとか支払える程度(自分の値踏みの金額)を入れて、「あなたが最高入札額です」となることもありますが、だいたいにしてそれをきっかけに、時を置かずばたばたと札が入り、あっという間にワタシの入札額の倍くらいになってしまいます。そうなると、太刀打ちできません。複数のバイヤーやら専門の蒐集家が争うので、最終的には一桁違ってくることもざらであります。

先日は「丁斎」の側款入りの小さな田黄石を見つけました。日本の篆刻をする人は知らぬ人はいない「梅舒適 (バイジョテキ)」先生の雅号です。 20g足らずの亜透明な黄金色の自然石でした。薄意が施され、実際に美しい朱文の彫が入っていたのです。これは、質の高い田黄石に梅先生が彫った本物の可能性が高いと見ました。そこで思い切って上限25千円くらいの札をいれて、最高値になりました。

そこで、ワタシは結果を追いかけず、寝ることにしています。もし、自分の入札額を上回った金額が入れば、どうしても欲しい価値が高い希少品と思えばエスカレートしてもっと高い金額を指すことになります。3万円が4万円、さらに5万円と上がっていくことだってあるのです。だから、自分が入れた金額をうわまわる入札があったら競らないで諦めるとしております。結果として3万円ちょっとで他者に落札されました。あと6,7千円はらえば入手できたのに、と思うのは浅はかで、更に相手が上乗せされた可能性が強いのです。
(でも今はすごく後悔しております。もう少し頑張って起きて、もうちょっと金額を載せたら・・・・と。)

それはともかく、普段数点は大して人気がなさそうなパッとしない石印材で、ウオッチも2,3人という出品物をこまめにチェックし、埋もれたお宝・素人にはちょっと見では気づかないような佳石を狙い、廉価で落札する、これがワタシの愉しみでもねらい目でもあります。

ここ数日で落札して届いた印材であります。

まずは、龍の紐つきの未刻印で、比較的時代が新しい寿山系の石です。通常はあまり様々な色や材質が混在するものは有難がられないのですが、赤紫と黄茶色・白色の素地に一部半透明の部分もありいわゆる「巧色」寿山石で都成坑と見ました。細部まで丁寧に艶やかに磨かれた美しい石でした。印箱の様子からみても、ちゃんとした職人さんの手によって作られ、高級店で販売されて物と思われます。これが4500円はお買い得でしたね。

下の右の二つの石で3500円!!、この二本の石は「蓮の花と葉」の紐が施されている芙蓉石か桃花凍と思われます。一本1万円くらいしてもおかしくない素敵な石で、これは久々の快挙でありました。
下の左の大きめの石は石自体は割合一般的で、透明感が無い寿山石で、模様からして、獅頭石だと思いますが、いくつもの層に合わせて込み入った紐が施され、「周之江作」とありました。周先生は本場中国では大師範とされる有名な書道家さんです。その印には「緑雨」と彫られているのがなんとも素晴らしい篆刻印なのでした。
これです、いいですねー。印の彫が何とも言えない枯れた風情であります。
これがなんと4200円で落札できたのです。


下の半透明の石、左はすでに本ブログで紹介済みですが、右の薄意のある自然石形の印も、なかなか素敵に見えました。田黄石ならば軽く10万円はしそうですが、ややくすんだ黒みがかった色合いが価値を下げているのです。ワタシはこの石を含めて11本の自然石形の未刻印をまとめて5250円で落札しました。他の石はタダ同然、この石の価値だけで落札できたので、これも大変ラッキーだと思いますね。

とまぁ、1,2日に1件程度の落札なので、さほどワタシの財布も痛みません。ささやかな道楽であります。
実は昨夜は2件計4600円で、側款・刻字ありの石を落札しました。これがまた大変期待できる「水晶凍・黄芙蓉石」と思われるような石でありました。

到着が楽しみです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二代目の雲隠れ

2023年08月28日 | 時事
今朝も昨日に引き続き野良仕事であります。
一旦始めたら敷地内を一回りして、草むしりから剪定までやるので、少なくとも一週間はかかります。

草取りのコツは、好きになる事です。目障りな雑草が生い茂る中、端から順番にネジリカマと手指で抜いて行くと黒土が見えて来ます、これが気持ちいいのです。

それで昨日の続編です。店舗の敷地内外の植物を除草剤で駆逐し、時には緑地をコンクリートで固めたあの会社は、中古車の買取りや修理でやりたい放題、ウソ八百を並べユーザー、顧客を馬鹿にした業務を会社ぐるみでやっていた事が次々に露見しております。
これにはどうやら、社長の息子が元凶でパワハラや任免権の乱用に止まらず、コンプライアンス、法令遵守など、会社経営者なら知っておくべき常識を逸脱していたらしいです。
騒動が始まって以来、雲隠れし一切のコメントも発しておりません。

2代目という存在には一定の確率で、どうしようもないモンスター、性格破綻者が生まれます。親が成り上がりで、同族経営、その子供は溺愛され、我儘放題で勉強もせず、跡取りになる、というパターンですね。

すると、今度は山田養蜂場の社長のせがれがやらかしたようです。会社の専務の山田某が、女子のスカートの中を盗撮して現行犯逮捕、迷惑防止条例違反(盗撮)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の容疑だそうです。エスカレーターの後(下)から、ミニスカートや短いセーラー服のスカートの女学生がいると、男ならばつい腰をかがめたりして上目遣いに覗きたい、という衝動にかられます。だいたいは見えませんが(笑)

それが、スマホという現代における最高の発明品のおかげで、その気になれば瞬時に、写真や動画が撮影できてしまう、これが落とし穴になります。のぞき見して幸せな気分になるくらいなら、犯罪には問われませんが撮影し、それを保存したり拡散させれば立派な犯罪になります 。児童買春・児童ポルノ禁止法に抵触したとなると、そうとうあくどい危険な行いが日常化していたと想像されますね。ネットニュースで見かける、その被疑者の顔姿を見れば「これはヤバいやつじゃん」と思うに十分な人相で、幼いころから成人に至るまで、相当なワル、問題児であったと容易に想像できます。

問題は、その被害に遭った人たちへの補償やフォローも当然ですが、親は専務にしていた子供の行跡を見て見ぬふりしてきたのではなかろうか、であります。これがビッグモーターに通じる構造的な懸念であります。

昨日山田養蜂場から定期購入している「プロポリス」が届きましたが、解約するつもりです。また、以前コロナ禍で、自分が罹患したかも、と疑って「抗体検査キット」を探したのですが、どこにも置いてなくて、ネットで見つけたのが山田養蜂場でありました。自社で作っているはずもありませんが、ともかくそこしかなかったので取り寄せました。幸いそれを用いる間でもなく「陰性」で済んだのですが、もはや未使用のこのキットも使う気になれません。

消費者心理というのはそんなものだろうと思います。創業者たちが一生懸命働いて築いた会社の信用も売り上げも、そうした不祥事によって一気に地に落ちてしまいます。そして失った信用は簡単には取り戻せません。あの東芝さえ、身売りするしかなくなってしまいました。

更に盗撮といえば、ごく最近孫が通う小学校の教師が逮捕されたようです。詳細は省きますが、ワタシの孫(男の子)の去年の担任であったようです。その対象が十代の女子と聞きましたが、10歳から19歳までの間ですから、どのくらいの年齢の子が対象になっていたのかは気になるところです。はるか昔、根拠はもはや忘れましたが、学校教師になった男性の何百人に一人は小児愛とかバイセクシャルとかの性癖がある、と記憶しています。

そういえば、ジャニーズの2代目社長も雲隠れして、ほとぼりが冷めるのを待っている気配ですね。

小さなお子さん、年頃の娘さんを子供に持つ親はたまったものではありません。一方で、溺愛・容認してモンスターに育つ子供に成長するのも親の責任でありましょう。

いずれにせよ、いつか露見した時に失うものがあまりにも多いのです。山田養蜂場やビッグモーターの関係する親族は、対応を一つ間違えるととんでもないことになるのを承知しているのでしょうかな?

相変わらずとりとめのない記事で面目ありません。野良仕事で頭がいささか煮えておるのです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビッグモーターの不毛な緑地とうちのコンビニの緑地

2023年08月27日 | 時事
昨日はブログの更新を怠ってしまいました。やることが山積しているのにもかかわらず、体調も今一思わしくないのであります。1時間のpcいじりの時間があったら、休養を取るのがいいと言われているのです。

とはいえ、「雨が降った翌日は草取りをしろ」「雨が降ったら畑に入るな」という格言があります。雨降りの日に畑に踏み込むと土が固められ、野菜・植物の根を傷めるのです。一方しっかり雨が降った翌日は、草木も野菜もぐっと成長します。特に雑草は少し大げさに言えば一晩で10㎝くらい伸びます。雨で土が柔らかくなっているので、雑草の根っこが抜きやすくなっているのです。

そこで、暑くても照ってもとにかく午前中だけは畑仕事と覚悟を決めました。やるべきは、鉢植えの草取り、枯れ込んだ盆栽や鉢物の整理・処分、バラ園の雑草を抜き、周囲の草木類の剪定と枯葉やゴミの片づけなどであります。


ワタシの持ち場は、ワタシの家(会社)が賃貸しているコンビニの周囲にある「植え込み」「緑地」であります。コンビニ用の「建物を建てた時、建築計画書を市役所に提出します。土地面積や建物の床面積・構造・高さなどの条件がチェックされ、基本的に都市計画法・建築基準法やらなんやらの法律に合致することを確認していくつかの開発条件が付与されます。

うちの場合は、側道の排水管と本管が土砂で埋もれて詰まっているので、ちゃんと掘り上げて排水工事をやること、対象となる敷地の10%を緑地帯にし、100本近いアカメと十数本を植樹した緑地と、10本ほどのつつじの植え込みを設けるといった内容でした。

そして、開業後、家内と交代で散水して一本も枯らさずに育てていました。
で、ある時からその緑地がワタシの遊び場、ガーデニングのスペースに生まれ変わりました。アカメを1本抜いてはバラを植え、アカメを2本抜いては畑にし、といった具合で2年がかりで2本のアカメ(レッドロビン)だけを残して、バラ園・果樹園・野菜畑など数百種類の植物を植え、100個以上の鉢植えを隙間に置くようになりました。
作業中の緑地帯です↓

おかげで、ワタシの趣味が広がり、健康のもとにもなるし、出来損ないながら野菜や果物が収穫できます。また、四季折々の花が咲くようになっておりますので、ワタシのみならず、来店する多くの人の目にも楽しい緑と花が咲くようにしているのです。

裏手にはつつじが植わっていた花壇ですが、ここ全面的に果樹特に柑橘を植えてあります。

ついでに、国道の植え込みも管理しております。
草むしりやら、伸びすぎて歩行者や自転車の通り道が半分くらいになってしまうので、剪定をかってでております。

とまぁ、これが一般社会人の常識・良心でありましょう。一定の緑地を設けるのは、都市部や高度利用の商業区域で出来るだけ緑の部分を残そうという「景観や環境」に配慮した国策ですから、できるだけ植えた木は枯らさずにおこう、としたものです。国道に設けられた植え込みだって、何もなかったので「イヌマキ」と南天を植えましたし、敷地にあったツツジも移植して、定期的に草むしりしております。(今は暑いので無理ですが)間違っても除草剤なんぞは撒きませんよ。

そこでビッグモーター、店舗の敷地内の緑地はコンクリートを流し込んで駐車スペースに転用していたのです。店舗入り口に面した公道の植樹が数十の店舗の前、そこだけが枯れて、結局は役所が切り倒したりして処分したようです。
それが明るみになっても、お店がやったこと、やめた従業員がやったらしい、店長が他に転出してわからない、とおとぼけで、本社の責任はおろか「知らなかった」で済まそうとしております。

創業者は「我々の常識と世間の常識が違っただけのこと」と従業員の前で語ったそうであります。その程度の認識なんですよ。建築確認時に木が植わっていれば、あとは潰しても構わない、店の前が雑草が生え樹木で見にくくなっているから枯らしてしまえ、というコンセプトが全店に共通している以上、個人や店が勝手にやったことでは済まされないでしょう。

銀行団は、この会社からの借り換え要請に応じなかった、と伝えられています。6,000名の従業員を抱える大企業でありながら、ちゃんとした役員会・取締役会も開かれていない個人商店のようです。店舗の賃借料・従業員の給料・水道光熱費などの経常的支払いが売り上げに関わらず出ていくのです。
因果応報・自業自得と言ってしまえばそれまでですが、なんと浅ましく愚かしい経営者がいたものです。

ワタシは家内と二人だけのちっぽけな会社経営ですが、きちんと緑地と植え込みを管理し、植物を育て、除草剤は使いませんよ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胡散臭い権力者たち

2023年08月25日 | 時事
なんか知りませんが、急にあの福島原発の汚染処理水を海洋放出し始めました。
震災以来、爆発した核施設の燃料棒を水で冷やしながら落ちて溶けている炉心のデブリは一つも取り出していません。冷やして汚染された水はタンクを次々に増設して貯水保管していましたが、徐々にスペースがなくなり数年前から限界だと政府筋から言われていたのです。

事前に、岸田総理や河野太郎さんが、安全で普通の飲み水よりもトリチウムの含有量は少ない、などと宣伝し漁業関係者に一応納得させたらもう放出開始なんだそうです。あの史上最悪の事故と言われたチェルノブイリの時は、軍の兵士が決死隊で施設全体にコンクリートを流し込み(多くの死者を出しました)、それでも数十年立ち入り禁止となったエリアには膨大な放射能が出続けていたそうです。

そもそも、ワタシ達が子供の頃、社会見学で「原発」を見ました。世界で最も安全な原子力発電、という言葉は何十回も耳にしております。世界有数の地震大国でありながら、数多くの原発を作り続けたのは、火力発電に依存すると原材料の原油や天然ガスが産出されないためコスト高になったことが一因でありました。
しかし、大きな東日本大震災が起きた時①洪水が増幅されるリアス式海岸に建設したこと ②過去に大きな津波があったことを無視して、津波対策の擁壁を低くしていたこと ③全電源喪失という事態を招いたこと(発電車両を敷地内の平地に置いていた)等々、東電と核施設依存の政府の方針の根本的な誤りがあったのです。

結果として、電気料金は何割も値上げになり、この夏の暑さにも「クーラーを自重」しなければ電気代も払えない、という高齢者の熱中症死まであちこちに起きています。

汚染水は、その名の通り放射能に汚染された水であります。それが本当に安全なら、総理はじめ、東電や関係者はそこからとった水をコップで飲む位の事が出来るでしょう。放出しないで家庭用の水道水に使えばいいではないですか。浄水場にどんどん送水し、みんなに飲ませていいはずでしょう。それが出来ないのは、やはり簡単に除去できない発がん原因になる放射能が、一定以上含まれているからだと思わざるを得ないのです。いかにも胡散臭い政府の説明ですから、漁民も国民も半信半疑です。韓国や中国が反発するのは無理からぬことでしょうよ。

マイナンバーカードしかり。誰も求めていない国民背番号制を強硬に推し進めて、その拙速のあまり個人情報の錯綜や漏洩・健康保険や年金口座との紐づけミスも多発していて、マイナンバーカード返納の動きも多く出ています。これも、結局は国税庁が税務対策・税収増のために必死になって導入しようという魂胆が見え見えでした。こんな胡散臭い制度を国民に押し付けて得するのは官僚だけであります。

更に、「国防費」の増額、軍備費を増やすために「あちこちで余っている金を」かき集めるので、増税はしないと嘯いています。今、何故、何の目的で国の根幹である「不戦の誓い」 国権の発動たる戦争と、武力による 威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段とし ては、永久にこれを放棄する。 
この憲法と、自衛隊の軍備増強は矛盾どころか憲法に違反しているといってもおかしくないのです。

しかも。かげでこっそり、サラリーマン増税を画策しています。退職金の優遇税制を撤廃し通勤費まで課税するとかしないとか。自営業などと比べて不公平だからというのですが、逆です。自営業や中小企業個人経営者は、じつは節税や脱税はいかようにもできます。報酬の裁量性も高く裏金をいくらでも作れる素地があるのですよ。

こんな胡散臭い「岸田内閣」は、支持率がNHK33%(8/14)日経26.6%(8/10)、毎日26%、朝日38%、フジサンケイ41.5%、POLL 世論調査 33.4%、でかなりの違いがあります。世論調査すらあてにならない胡散臭い数値と言えますね。

ワタシ達日本国民は、この胡散臭い政府と世論の中で、真実をどうやったら見つけ見定めることができるのか、少なくとも新聞社やマスコミがきちんとした根拠や調査に基づいて、公平公正な報道をしてくれるのを期待しておりますが、まぁ無理でしょうね。

ワグネルをミサイルで攻撃して殺させた(公開処刑)「プーチン」が遺族に対して白々しく弔意を示したと報道されています。自分で殺させたロシア人は、政敵・批判的ジャーナリスト・財界人だけで10人位確認されています。邪魔するやつ・歯向かうやつは容赦しないという恐怖政治であります。歴史は、こうした為政者・独裁者はいずれその報いを受ける、という事を証明しています。プリコジンですら、ビジネスで人を殺すという無慈悲で野蛮な兵隊を率いていたのですから、当然その罰が下ったとも見えます。


今の日本で起きている政治的な一連の動きは、人を殺さないとしても胡散臭い、嘘で塗り固めている、という点ではプーチンのやっていることと大差ないと思うのです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする