植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

とりにがす マイガーデンに来る野鳥たち

2024年02月22日 | 動物
ガーデニングの極意、があるかどうかは知りませんが、ワタシにとっては外に出て「自然」と一体化することにあります。暑い日も寒い日も、陽がさしたり雨が落ち、風が頬を撫でていく、その中で植物と土を触る、それこそ園芸そのものではなかろうか、と思うのです

そこで登場するのがほとんど害獣・害鳥と言える野鳥たちであります。蝶や虫なら花について花粉を媒介するという大事なメリットがあります。しかし野鳥は①うるさく鳴く ②糞を落とす ③野菜の新芽若葉をついばみぼろぼろにする ④果物を突き食べてしまう・・・といった害ばかりが目立ち、ガーデンに恩恵をもたらすことはほとんどありません。

空気銃で打ったり、カスミ網で捕獲したり爆竹などで追い立てるなど物騒なことはできません。鳥を追い払うだけなら長い竹竿を振り回したり、圧縮した空気や炭素ガスを吹きかけるという手はあります。これを「鳥にガス(取り逃がす)」と言いますな(笑)。

そもそも、彼ら(彼女たち)は自然の一部なので「共存」しなければならない、と考えるのです。なので、彼らがいても知らんぷりして野良仕事を続けるようにしております。ただ、ワタシのいないときに畑を荒らすのをやめさせることが出来ればいいとは思っていて、ビスケットを割って畑に撒き、食欲を満たしてやるという非科学的な行為をしております。

さてそこで、やってくる鳥の種類ですが「カラス」は除外します。あいつらは人間社会に従属しゴミを漁って食い散らかしている動物で「自然」とは一線を画します。必ず人が住むエリアに出没するのです。おそらく人里離れて暮らしていけないと思います。

大きい方から順番に「ヒヨドリ・イソヒヨドリ・ハクセキレイ・すずめ・メジロ」というのが常連であります。彼らが、ワタシをどう考えているのか、そこを聞いても答えませんが想像するに、彼らにとっても「自然」の一部だとみているのではないかと思います。そばに来て追っ払うでなしかといって手なずけるわけもなし。ただ気まぐれにビスケットを撒くので「食い物を供給する生き物」で害はない、という認識なんだろうと思いますね。

というのも、野生の鳥たちがワタシを見ても近づいてもほとんど逃げようとしないからであります。先日驚いたのがワタシの仕事場の上、屋上の階段で側の電信柱に留まった「イソヒヨドリ」こいつは、ワタシが2mくらいまで近づいても、じっとこちらをみたきりで逃げようとしないのです。野鳥ですよ。手を延ばせば届くような距離でも、こちらを危険な個体と思わない=顔などで個人を認識している、としか思えないのです。
地表ではこんな姿のイソヒヨドリ。普段は河川や海のそばに生息して、砂の中にいる小動物や小魚を捕らえて食べるようですが、この子は、どうもワタシの仕事場の周辺がお気に入りの様なのです。(ひょっとすると、屋上のメダカたちも食べられているかもしれません)

一年を通じてやってくる主たちが「ヒヨドリ」であります。
こいつらは、イソヒヨドリに比べるとだいぶ警戒心が強く、ワタシのそばには寄って来ません。寄って来ませんが、隠れて遠巻きに眺めているようなのです。ビスケットのかけらを放り上げると、パッと飛んできて空中でくちばしでキャッチします。手渡しとはいきませんが、それでも投げたものを受け止めるために待機しているのですからたいしたものです。

ヒヨドリは、白菜・キャベツ・ブロッコリーなどの葉物の若葉をつつき、食い散らかすのです。また枇杷・柑橘・いちじく・柿などの果物も大好きなので油断ならない相手であります。食べごろになった果物は果樹全体をネットで覆うようにしていますが、それでも潜り込んで荒らしていきます。本音は捕まえては根を毟り焼き鳥にしたいところなんです。殺生を好まず、自然と一体化を志すこのワタシは、なんとかヒヨドリたちと折り合いをつけながらガーデニングを続けております。どうやら鳥たちはワタシをなめているようです。やっぱり鳥にガスでも吹き付けて追い散らした方がいいのかなぁ。

毎日様子を見に来る雀たち、そんなワタシをどう見ているのでしょうかね。

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生かすも殺すも人間次第 それは仕方がないことかもしれないが

2023年11月20日 | 動物
ワタシのせっかく作った「干し柿」こいつを齧る悪者がいます。主に烏とドブネズミであります。表に出しておけばもう柔らかく甘いので烏がむさぼるのです。干してある場所はワタシの隠れ家の屋上で、ここにはメダカのプール十数個と三つの花壇、そして冬越し用の温室があります。温室は建設当初に鉄骨だけ組んで貰っているだけなので「3階建て」の仕様になっていません。これをちゃんと作ると建築条件にいろいろ加わり、建設費も増加するのです。
昨日の富士山
その下にある小さな建物がワタシの隠れ家・仕事場であります。

そこに自分一人で木の板を側壁と床に張って、アクリル板で屋根を拵え、前面だけはサッシ屋さんに頼んで透明なガラスの引き戸を設置しました。その中は電気式のヒーターをぶら下げて、冬はそこで日向ぼっこも出来る、秋や春はCDコンポを買っておいて音楽を聴きながらか読書する、といった庶民として出来るだけお金をかけないで出来るワタシだけのささやかな「贅沢」な空間を作ったのであります。


そこに干していた干し柿を横取りしたのがドブネズミというのはほぼ確実です。ひと月ほど前に屋上でその姿を見かけました。また、メダカの餌の袋が丸く食い破られていたのがその証拠です。そして甘く柔らかくなった頃合いに、ぶら下げた紐から一番上の柿が半分ほど齧られておりました。壁を伝って登り、干し柿の綱を下げる支柱を伝って干し柿のそばに行き、支柱に一番近い柿を食っているのです。たぶんまだそこらに隠れているのです。メダカプールに入ってめだかを主食にしていたとは思えません。

殺鼠剤をしかけるよりないか、と思います。烏やイソヒヨドリはメダカプールにに入って水浴びをしているようです。イソヒヨドリは小魚を食べるのでプールの上にスチル製のメッシュを被せております。昔父親が「霞網」を仕掛けて雀を捕らえて食べていたのを思い出しました。調べてはいませんが、少なくとも現在、カスミ網などで野鳥を捕獲するのは禁止されているか許可が必要なんだろうと思いますね。烏はゴミを食い散らかしますね。
鳥たちをいくらいたずらするからといっても、網にかけて殺すことはできませんよね。

そこで、熊のお話であります。北海道から東北にかけて民家近くに熊(親子も)が出没し、農作物を食い荒らすだけではなく、人を襲っているというニュースが連日報道されています。今年に入って500件以上の被害が報告され、実際に襲われて亡くなった方も十人以上いらっしゃるのです。
ところが、そうした熊を捕獲して殺処分すると、多くの方から苦情やクレームが来るそうであります。勿論地元ではなくて、遠い熊の被害とは無縁の都会や暖かい地域の方でしょう。動物には罪がない殺したら可哀そう、から、そもそも人間が動物の住環境を破壊したのではないか、元へ戻せといった意見も多いようであります。

日本の憲法は個人の言論の自由を保障していますから、何を考えようが意見を言おうが「違法・公序良俗に反する」行いでなければ構わない、という事になっています。

しかし、だからといって、一生懸命に作物を育てている農家さん、罪もないのに顔をはぎ取られて亡くなった方、その親族の事を忘れてはならないと思いますね。全国に住む熊を全部銃殺しようというならやりすぎでしょうが、田畑を荒らし、人を襲う熊ですよ。

ジャニーズ喜多川の性被害を訴える団体の方が自殺しました。
宝塚の若いメンバーもビルから飛び降りました。
羽生結弦さんは、一般の方と結婚を公表したとたん、大変なストーカー行為やら迷惑行為が急増したため、三月ちょっとで「離婚」せざるを得ない状況に追い込まれてしまったそうです。

みんな、直接手をかけないまでも、誰かの心を殺しているのですよ。
どうして、自分以外の人の気持ちや生活の事を考えられないのか?
ちょっと冷静になったら、誰でもわかるような、やってはいけないことを平気でやる人種が同じ日本人の中にいることが恥ずかしく、情けないのであります。
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どうかメダカを死なせないように 水替えとエサやり

2022年05月29日 | 動物
屋上にいる4,5千匹のメダカたちが旺盛な食欲をみせています。いささか過密ながらも、広々としたメダカプールで泳ぎ、水温が上がり好きな日光を浴び、ワタシから与えられる3種のエサがあるからです。

ワタシの姿を見ると「飯だ!」とばかりに寄ってきます。これが可愛い。

メダカは雑食性で、動物・昆虫・植物・藻などを好き嫌いなく食べることで、ひ弱で小さい個体のメダカ種を保ってきました。食べる尺度は、口に入るかどうか、自分たちが産む卵は口に憚るので食べ物にならず、孵化したばかりの稚魚(針子)は、口に入るので立派な生餌であります。

この時期は、水コケ・水藻が増えてきて10日ほどで透明な水が緑色に来ます。これは「グリーンウォーター」と呼び、日光が十分に当たっている証拠であり、彼らにとって必要な食事が少量ずつながら確実に口に入って来るからです。

素人さんだと、水が濁ったと勘違いして頻繁に水替えします。すると彼らにとっては、水温が急激に変化する、カルキ残存の水道水によっていっぺんに環境が変わるストレスが生じ、泳いでいるだけでは栄養が取れない、外敵(小鳥)から襲われる、といったリスクが増すので、最悪死なせてしまうということが起きるのです。

一方、グリーンウォーターを大事にし過ぎると、今度は水底に溜まる糞が増え、水質がいつのまにか悪化していることに気づかない、という恐れもあります。毎日水質をチェックし、すこしずつ足し水し、糞が溜まっていないかを目視、臭いを嗅ぐということがとても大事なのです。特に今の時期水温が急激に高くなってきますから、水質悪化のペースが上がります。更に40℃を越えるとメダカは煮えてしまいます。手を突っ込んでお風呂のお湯の加減を測るのと同じで、まだぬるいな、と感じるのが水温の上限であります。

それでは孵化したばかりの稚魚はどうか。これが一番難しいのです。メダカの死因の一番が「飢え死に」という説があります。卵が置かれた環境で、その死因は大きく変わりますから一概には言えません。例えば親たちと同じプールの中で孵化すればほぼ100%捕食されて残存できません。

 生まれた瞬間には、混じりけが無く栄養分の無い、きれいな水道水がいいのです。生後1,2日は何も食べないのです。しかし。水流にあたるだけでも死んでしまうようなひ弱な数ミリの稚魚ですから、水が汚濁していたり、病原菌が含まれていれば死んでしまうことも多いのです。

餌は、大人と同じ成分を粉末にしたものが売られています。自然界では川の水に含まれる動物性・植物性の微量の粒子にありついたものだけが成長します。このエサやりが第一の関門です。前述のグリーンウォーターで飼うのも有効な育て方になりますから、孵化した容器はひと月ほど水替えしない、少しずつ足し水をし、スプーンやすくい網でそっとゴミや糞などを取り除く、といった配慮が必要になります。エサやりはすこしづつ一日3,4回与えるようにしています。餌が多すぎると沈殿して腐敗する・水質が悪化する危険がありますので毎日様子を見て、稚魚が死んでいる数を目安にします。

メダカの稚魚は、一定の確率で死にます。これは避けられません。小さな体なので一日でも餌を食べなければ弱って死んでしまいます。弱い個体は様々な理由で、生存競争を生き残ることが出来ません。仮にある程度成長したとしても、同じ時期に孵化した兄弟たちに比べて極端に小さいままの成魚になってしまいます。弱肉強食の自然界で生き残る魚はわずか、だから数多くの卵を産むのであります。

こちらがおよそ生後3週間の稚魚達。

そんなことをしながら、恐らく半分くらいが生き残り、1㎝ほどの大きさになるのが3,4週間後です。徐々に離乳食を与えることになります。といっても、親用のエサを指で少しすり潰して与えるだけですが。ここまで生き残ったのは、自分で活発に餌を求めて泳ぎ回る元気で健康な個体ですから、死ぬことはほとんど無くなります。採卵したら1か月が勝負、エサやりと水替え、更に水温には一番気を遣うのであります。
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ワンコハウスの注文建築

2022年05月28日 | 動物
久しぶりに愛犬、甲斐犬の「スミレ」のお話です。
犬齢は3歳を過ぎて、元気で若い盛りであります。



彼女が家に来たのは、先住犬ウェリッシュコーギー・カーディガン(尻尾あり)「リウル」が亡くなって2年経ってからでした。リウルは、14歳ほどで癌になり、苦しみながら息を引き取ったのですが、その姿があまりに可哀そうで「死ぬまで見届けないとならないペットは飼いたくない」と思ったのです。また、犬がいると、家内を旅行にも連れていけない、一日も家を空けられないことになるのです。

しかしながら、家内は他に類を見ない程の愛犬家で、この家では4~50年の間、ずっと犬を飼っていました。書道と園芸、メダカ飼育などで隠れ家に行っては趣味に興じるワタシに相手にされず、一人家に残る家内はだんだんと「 無聊(ぶりょう)を託つ 」状態でした。更に、庭先の車庫に置いていたゴルフバックを盗まれるという災難に遭遇して「やはり犬を飼うか」という話をワイフにしたところ一も二も無く飼いたい、ということで犬探しを始めたのです。

甲斐犬を飼う、というのは知り合いに飼っているのを見て気に入ったこと、愛玩犬では無く番犬として中型犬にしよう、和犬がいい、そして近所のHCで見かけた時の甲斐犬の可愛さが忘れられなかったからです。そして紆余曲折あり迎えたのが3年半前でありました。

甲斐犬は、いくつかの特徴を有しております。
・飼い主以外にはほとんど懐かない
・臆病で非常に用心深い
・強靭な足で、2mほどの壁も乗り越える
・腹を触られたり、シャンプーされたりするのを嫌う
・野生が色濃く残っており、飼い主であってもうなり声を上げたり手を噛むことがある

といったような理由から、小型犬全盛の今日、一般の愛犬家からは敬遠され、また天然記念物に指定されていて甲斐犬保護の観点から、他犬種との交配も抑制されて個体数を増やすことに熱心では無いのです。日本全体でもその割合は0.2%ほどであります。その分、町中でほとんど見かけないこの黒犬は、注目度も高いように思います。また、主人に対する忠誠心や、飼い主にだけ示す甘えがなんとも愛おしく、甲斐犬を飼い始めると、もう他の犬では満足できなくなると聞きます。

うちの「スミレ」はそこを意識して子犬の頃から出来るだけ人に触れさせ、町中に連れ出して警戒心を抱かない様に育てました。その甲斐あってか、お腹も触らせますし、多くの「犬友」さんとも仲良くしてくれています。

さて、そうはいっても野生や癖が強いので、これまでも何度か問題を引き起こしております。詳細は省略しますが、噛んだり噛まれたり、食物アレルギーを起こしたり、ハンドタオルを飲み込んだりといった類のことであります。

そして目下の問題が、屋根には登るが「犬小屋」に入らない、であります。太いメッシュで作った3m四方のケージが彼女の家で、家人がいる時は庭に放し飼い、そのケージの中に先住犬が使っていた犬小屋を置いてあります。半分には波トタン屋根があり直接雨たたきにならないので、雨で犬が濡れる事はないし、犬小屋も乾燥しています。

先住犬の匂いが残っているのが気にくわないのか中古物件は好まないのか知りませんが、何があっても中には入らず傾斜のついた屋根に飛び乗ります。甲斐犬は、元来高い所が好きで非常に脚力が強いので軽々と屋根に登るのですが、傾いた屋根では寝そべることも出来ません。

臆病な甲斐犬ならば、安心できる犬小屋に入るはずなのです。そこで家内と相談です。ワタシの家は夫婦二人きり、お昼の外食先から寝る時間まですべて合議制となっております。室内飼いの小型犬はもはや犬小屋はいりませんから、需要が減っているのです。近所のHCなどでは、背の高い中型犬用の犬小屋は販売していないのです。ネットでは見つかりますが、5万円以上でしかも、屋根が平らなものなどありません。

ワタシが自作することにしました。
条件は①入り口は真ん中ではなく片側に寄せる。②その開口部の高さを大きく取り幅は狭く ③屋根の上で寛げるよう地面に水平 ④床は掃除がしやすく取り外せる簀子にする ④木の腐食腐敗・汚損を防止するために「無臭」の塗料を塗る といったことです。ヒノキは匂いが嫌かな。屋根は晩年に足腰が弱った時に備えて階段をつけるか。

DIYはお手の物、屋上でサンルームを拵え、テーブルやベンチも作った実績があります。材料費は2万円もあれば揃うでしょうし、大工道具はすべて揃っております。近日中に設計に入りたいと思います。

唯一の懸念材料は、奴さん(すみれ)が気難しく、果たして新築物件が気に入って中に入ってくれるか、これに尽きます。
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メダカでは食えん

2022年05月04日 | 動物
久しぶりにメダカのお話であります。

屋上のメダカ飼育もかれこれ5年になります。最初はJAで買い求めたミックスメダカ13匹、その次にだるま系めだか5匹と、ずっと後年になってから「ミユキメダカ」を7,8匹買いました。

一昨年は、新境地を開くためにヤフオクで入手が難しい新品種・高級メダカの卵を数種落札しました。真っ黒な「オロチメダカ」、三色錦とその亜種であります。その卵から孵った珍種たちは、7割ほどが小さいうちに死んでしまいましたが、ワタシの管理が悪かったのか、運が悪かったのか・・・・

 しかし生き残ったメダカたちはその後繁殖も進み、少なくともオロチ系は百匹以上になりました。全体では実際数えたわけではありませんが、恐らく生まれたばかりの稚魚(針子といいます)を除いて5千匹ほどいると思われます。根拠は8個のメダカプールの1つに約5.60匹は居るからであります。

 昨日は、今年初めて知り合いの花屋さん「カナちゃん」のお店に10パック届けてきました。ミユキ・オロチ・楊貴妃などがもれなく入って6,7匹ミックスして1パック500円で販売するので「激安」、知ってる人は飛びつくのです。

 ワタシは、別にメダカで食おうというわけでもありませんし、メダカを食おうとも思っていません。(笑) メダカは(餌を)食わせるものであります。メダカが食うエサ代程度になれば十分なのです。ただ、花屋さんがさほど経営が楽には見えず、若い兄妹で切り盛りしているので、いくらかでも応援しようと思っているのです。たい肥・培養土・花苗などもホームセンターには行かず、そうした個人商店から買って上げれば喜ばれるでしょう。

 メダカも、意味は同じで、たとえば1週間10パック5千円ならば、10週間で5万円になります。ワタシの手元にはその25%(1pあたり125円)が入るのですが、花屋さんにとっては廃棄リスクが無いのでおいしい副業となるでしょう。ワタシがこれで生活の足しにしようとおもったら、最低10万円くらいの実収入が欲しいところです。すると販路を拡大し800pを売らなければなりません。7匹入りだと5600匹、これを秋まで半年続けたら33600匹を育てて販売する必要があります。はぁーこれは無理だわ(´;ω;`)

さてそのメダカ飼育場であります。ワタシの仕事場の建物の屋上、季節によって飛来する烏・ハクセキレイ・イソヒヨドリからの攻撃を防ぐ必要がありますが、他の小動物や人間に食べられたり盗まれたりする心配はありません。
こんな状態で、メッシュで鳥避けをし、植物用プレートや葦簀で日陰を作り、真夏になって水温が上昇するのを防ぐのが最も大事であります。

餌は、繁殖用・熱帯魚用・針子(稚魚)用を使い分けますが、なにしろ「扶養家族」が多いので、お徳用を買ってもひと夏でなくなります。食費は馬鹿になりません。また定期的な水替えによる水の消費も相当な量になるのです。カナちゃんの店で売っても、パック代から何から考えると赤字、ワタシの人件費など出るはずもありません。

今朝は朝から好天、予報では気温も急上昇する様です。今まさに子作りのシーズンでメダカたちは食欲も旺盛であります。
生き物を育てるのは手間がかかるし、赤字なのになんでそんなにたくさんのメダカを飼うの?と聞かれますが、「楽しいから」それ以外の理由が見つかりません。
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