プロ野球は、「セパ交流戦」に突入いたしました。2005年に交流戦がスタートしてから16回目、例年パリーグが優位で13勝残りが巨人2勝とヤクルトであります。といっても、通算勝敗で言えばセ1015勝、パ1150勝と大差無いのですが。
近年パリーグが、戦力面では優位と言われ、人気のセ、実力のパと言われています。これはDH制によるものであるとにらんでおりますが、もう一つはソフトバンク・楽天といった新興の金持ち球団がパリーグに現れたせいでもあろうと思います。なにせ、セリーグは、スポンサーがじり貧で、読売・中日などは「構造不況業種」、広島は市民色が強く、Denaは大洋から肩代わりした分、いくらかは底上げになりました。阪神はどうだか知りません(笑)。
ともあれわが巨人軍はパの2チームと対戦して3-3と5割の出だしですから、まぁまぁといたしましょう。相変わらず先発投手が固定できず、不安定なのが困りもの。大黒柱の菅野は今年も5勝4敗とぱっとしません。高橋優はぼろくそに打たれ二軍に降格、中継ぎに負担が出て鍬原、畠、今村なども失点を重ねています。先日は、ほとんど一軍実績の無いプロ4年目の高卒ピッチャー左腕・横川凱 をいきなり先発させ、案の定4回持たず5失点でした。
メジャーリーグから大枚はたいて呼んだ助っ人、マット・アンドリース投手 がついに「満を持して」次のソフトバンク戦に登板するそうです。奥さんの出産で日米を行ったり来たりして、やっと登板できる状況になったようですが、はっきりいってぶっつけ本番、正直期待できませんが、「怖いもの見たさ」でもあります。
サッカーでは湘南平塚、地元チームベルマーレが負けが込んでおります。こないだまで今シーズンリーグ戦で一勝しかできず最下位にあえいでおりましたが、なんと2連勝、しかも優勝争いしている川崎Fに4-0で勝ったのです。おぉ、「遂に覚醒したか」と期待して一昨日は夫婦して「DAZN」で観戦しましたが、あえなくC大阪に敗戦してしまいました。
二度あることは(落ち目の)三度笠でした。得点が入らない時は幾らチャンスがあっても入らない、というのがサッカー、1点を追いかけ必死に攻め込むも、ロスタイムでGK谷が飛び出してボールをフィードしたのを相手にカットされがら空きのゴールに蹴り込まれてジエンドでした。それにしても、枠に飛ばないとシュートは得点にはならないという単純な理屈が通用しないのです。
なんとか盛り返して、J2降格だけは避けてほしい、のであります。一度降格したらなかなか上に戻るのは大変なのです。あのJリーグ発足当時最強チームであった東京ベルディは2005年に降格、2008には一度復帰したもののその後は14年間J2のままなのです。これは、J2に落ちると大幅にスポンサーが減り、試合の入場者などの収入が減り、チーム運営が厳しくなった結果、高年俸の有力選手がJ1のチームに移籍するからであります。
話変わって、女子ゴルフは、昨日LPGAマッチプレーの準決勝・決勝が行われました。多忙のあまりテレビをつけるのを忘れ、それを思い出したのが決勝終了直後でありました。古江彩佳ちゃんが、惜しくもチ・ウンヒ選手に敗れ2位に終わりました。後半勝負所で3パットして1ダウンに迫るチャンスを逃したのが惜しく、勝負の分かれ目であったようです。
それにしても先般のインプラントLAオープンの畑岡奈紗選手の優勝、それまでの「しぶこ」ちゃんや、笹生 優花さんなど世界的な選手に成長しているのに驚かされます。5年ほど前までは国内 女子ツアーでもほとんど韓国人選手に優勝をさらわれることが常態化しておりました。女子ゴルフ界が冬の時代であったのです。ここで登場したのが「プラチナ世代」で、新垣比菜、勝みなみ、河本結、原英莉花、小祝さくら、大里桃子など目白押しの実力者が競うようになりました。その下には、アマチュアで世界を驚かせた安田祐香も期待の選手です。
彼女たちが、まだ小学校に上がる前、つまりゴルフを始めるころのトッププロが「宮里藍」さんでありました。彼女が二十歳の頃、日本の中では目覚ましい活躍をし、数年でアメリカツアーに参戦しました。その頃5,6才の娘を持った親は、あの小柄な藍ちゃんでもこれだけ活躍できるのだ、とゴルフを始めさせスクールに通わせるようになったのです。子供を手っ取り早く稼がせるのにスポーツがいい、と考える親は少なくありません。野球・サッカーも然りであります。活躍するか、見た目が奇麗な女子プロなどは帽子からウェアまでスポンサーのワッペンがペタペタつくようになります。
というわけで、スポーツもやはり金次第なのだなぁ、という思いが強いのです。
ワタシも貧乏チームのベルマーレに金を出して援助せねばなるまいか、と思うのですが・・・。物を言う(書く)だけであります(笑)