WHOの事務局長はエチオピアの元保健相だそうです。
今回のコロナウィルスの問題に、緊急的な対応を躊躇しておりました。のみならず、習近平さんが、「新型肺炎の拡散を防いだ」とよいしょしておりますねこの言動に呆れた世界の識者が、エチオピアが中国の巨額投資で潤っていることとの関連性を指摘しています。ワタシは、チャイナマネーがWHOに渡っているのではと疑っておりますが。いずれにせよ、中国の思惑が露骨に透けて見えますね。
昨日、WHOはしぶしぶ「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言することになりました。なんだかおかしな組織で、なんのための機関かわかりません。
昨日のブログでちょっと触れましたが、中国当局は年初、ネットで新型肺炎の情報を出していた人たちを「騒擾罪」で拘束したことを発表しました。
これは、武漢の複数の医師がチャットでSARSに酷似した新型肺炎が発生していることに気づき、情報共有や治療等の目的で情報交換していたことと判明しました。流石の政府も、「デマを信じていたら、みんながマスクを付けたりして拡散が防げたかもしれない。」などとして、やんわり公安当局を非難しています。あくまで、デマ扱いなのですが。
中国では、何万という専門家がネットを監視し、政治への不満・批判的な人間の言論を封殺し、民主化の動きを封じて共産党政治の維持の為に何でもありの強権発動を行っています。ハッカー集団と同類で、世界的なハッキング・サイバーテロのほとんどは中国が発信源だそうです。国家ぐるみで他国の政府や企業の機密情報の抜き取りや仮装通貨の横取り等を行っているという説が有力でもあります。
かの、中国人医師たちは、始末書を書かされたという記事が出ています。そしてその後、この方たちは現場に戻り必死に患者を診察しているそうです。
もし、あくまでも仮にの話ですが、この時医師たちのやり取りを見つけた監視員とか公安当局の人間が、「こいつは国家の一大事だ」と気づいて、医師たちの情報を最大限活用し、中央に働きかけて機敏な対応を取っていたら、今のパンデミック寸前の事態を防げたに違いありません。
現場でとんでもない事態に気づいた医師たちが、世界的な疫病の流行を防げたかもしれない、その人たちを政府が見損なったのです。これは、不謹慎でありますが、直ちにシナリオを起こし映画化されるようなストーリーです。彼らは後顧に名を残すような世界的ヒーローになりそこねたのです。
中島みゆきさんの名曲 地上の星を思い出します。
「風の中のすばる 砂の中の銀河 みんな何処へ行った 見送られることもなく」
そして、つばめよ高い空から教えてよ、と続きます。
北京は、別名「燕京」と呼ばれます。
紀元前、春秋戦国時代に栄えた「燕」の国の首都がエンキン(燕京)で、今の北京にありました。北京は、世界でも例がないほどのスモッグがかかっています。それでは、高いところから地上の星は見えないのでしょう。
そして、この名前を付けた国際観光フェリーがあるそうです。どこかの市長さんが中国からの観光船運航を中断すべし、と発言しました。いいんじゃないでしょうか。