唐の時代、妖魔を倒す職に就く鐘馗(陳坤チェン・クン)は、天界の張仙人の下で千年に一度の妖魔の転生から滬都を守っていた。魔界の魔晶石を手に入れ封印したのだ。魔界からは魔晶石を取り返して転生を果たそうと、雪晴(李冰冰リー・ビンビン)が踊り子に変化した妖魔を率いて滬都に入る。
鐘馗は妖魔と対決すべく、魔扇によって自らの中の魔を解放して変化する術を張仙人から授けられる。鐘馗はかつて愛した女性、雪児と瓜二つの雪晴に魅かれつつも妖魔との対決に臨み魔晶石を守るが、雪児の面影がある雪晴だけはついつい庇ってしまった。
雪晴と一緒に逃げる鐘馗に魔界の王が張仙人の真の狙いを告げる。張仙人は魔晶石を利用して、自らが天界の支配者、玉皇太帝になろうとしていたのだ。張仙人の狙いを知った鐘馗は、最後の対決に臨む。。。
雪晴を演じた李冰冰がひたすら綺麗!見とれてしまいます。この映画もそうだけど、歴史を題材にした大作が中華圏には多いと思いました。日本だったら奈良時代か平安時代の頃だから、安倍晴明なんかが時代的に近いのかもしれません。やっぱり日本での人気は戦国時代や幕末、もしくは江戸時代の暴れん坊将軍やら水戸黄門、忠臣蔵に大岡越前など、比較的近世が多くて、平安時代や鎌倉時代は源平の合戦くらいしか聞かないなあ。
また単純な勧善懲悪ではなく、最初はいい人っぽかった張仙人が実は悪の張本人など、一筋縄ではいかないひねりを加えてあるところがハリウッド的ではなく東洋的だと思いました。
主演の陳坤に李冰冰、そして大がかりなVFXと大陸資本のパワーはすごいなあ。
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1/3 シネマート新宿 2016冬の香港中国エンターテイメント映画まつり
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