モーターウェイ 車手

カーチェイスだけで一本映画を作っちゃうところが凄い。あんなに狭い香港なのに、車好きが多いのかな。

ショーン（余文楽ショーン・ユー）は交通違反を取り締まる警察官、定年間近のロー（黄秋生アンソニー・ウォン）とペアを組んでいる。ある日「逃がし屋」がわざと警察に捕まり、組織のボスと同じ署内に収監された。そしてかねてからの計画通りに脱走した2人を警察は追うが、「逃がし屋」はとても普通の車では抜けられない細い路地を通って逃走し、ショーン置き去りにされてしまう。このときに「逃がし屋」が見せつけるのが、車1台分と細い直角の路地を真横に曲がるスピンターン。高速回転でゆっくりドリフトさせていってゆっくり真横を向く様は、凄いのひとこと。

自分のドライビングテクニックへの自信を打ち砕かれたショーンは、かつてエースドライバーだったローの指導のもと8千回転で時速2㎞というスピンターンの特訓をする。

脱獄した組織のボスは、「逃がし屋」を逃走手段にして宝石店で巨大なダイヤの原石を強奪する。ここから先はひたすら追いつ追われつのカーアクション。立体駐車場の中での追跡に始まり、山道のワインディングロード、ローの殉職を乗り越えて市街地での最後の対決まで、ひたすらカーチェイスを見せつけます。マカオではグランプリが行われるくらいだし、爾冬陞イー・トンシン監督が車好きなのも有名だけど、プロデュースしている杜[王其]峰ジョニー・トーも車好きなのでしょうか。

公式サイトはこちら。

8/18　シネマート六本木


『コールド・ウォー　寒戦』　絶賛公開中！