伝説のギャンブラー、ケン(周潤發チョウ・ユンファ)が現役を引退してマカオに戻ってきた。旧友のベンツやその息子クール(謝霆鋒ニコラス・ツェー)とカール(杜汶澤チャップマン・トー)と親交を深めるが、国際的なマネーロンダリングに関わっている企業のオーナー、コーからパーティで勝負を挑まれる。
コーの会社は中国警察が監視していて、潜入捜査官を入れて犯罪の証拠を掴もうとしていた。クールの兄、ロンもコーの会社の潜入捜査官で、義眼カメラを使い決定的な瞬間の証拠を入手したが、身分がばれて殺されてしまう。コーはケンがロンの証拠を託されたと知り、ケンの娘レインボーを誘拐する。ケンはクールとカール、そして中国警察の女刑事(景甜ジン・ティエン)と協力して、娘を取り戻すためコーとの大勝負に挑む。。。
気楽に楽しめる娯楽作品。周潤發ほどの大物俳優が昔の当たり役に繋がる設定とはいえ、こういうお気楽作品にも主演するところに香港映画の敷居の低さが伝わってきます。監督が王晶バリー・ウォンだからってのもあるかもしれないけれど。
タイトルには「ギャンブラー」とありますが、ギャンブル勝負よりもアクションがメイン。コーがドーピングのような八百長をサッカーの試合でやらせていて中国警察が制圧する、という最近の大陸作品によくある中国警察が活躍する展開。
女刑事役の景甜は『スペシャルID 特殊身分』に続いての出演作鑑賞。再びかっこいいアクションと共に、自白剤で酔ったシーンでは周潤發を相手に少しお茶目なシーンも。ケンの娘レインボー役の童菲キミー・トンやケンの秘書役もチャーミングで魅力的でした。杜汶澤は主演に近い役柄で出てるのを観るのはたぶん『イザベラ』以来。コメディに振り切った役柄を担当して、イケメン担当の謝霆鋒といいコンビです。
シネマート六本木が閉館したら、こういう軽く楽しめる作品は全部DVDだけになってしまうのでしょうか。シネマート新宿はスクリーンが少ないし、平日昼間とかに上映されても観られないからなあ。
公式サイトはこちら。
3/8 シネマート六本木
『シネマート六本木 閉館特設サイト』
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