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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1602- 江戸文化入門の受講が修了

2016-02-10 | 学習
 4週目講座が、数日前に開始され今日 最終テストの提出。
江戸時代は270年の長い平和が続いたが、江戸人口の半分を占める武士・藩士はどうしていたのかと言う内容が 面白い。17世紀頃の江戸人口は30万人前後らしい。

 全国の大名は参勤交代の大名屋敷を置いていた事もあるが、戦争もない武士達 特に浪人は経済的にも大変で傘とか蟲籠作りで生活して 江戸屋敷に詰めている藩士は暇を持て余していたのだろう。
 武士が庶民と一緒に浮世絵・俳句を学び、基礎知識もあったので 小説作家・鉱山技師・資源探索とかの知的職業にもついて江戸の文化を押し上げる原動力になったようだ。

 深川の質屋で、生まれ育った山東京伝と言う少年が 最初は浮世絵を習っていたが その多才な才能で小説とか 手拭デザイン・広告チラシで有名だったようだ。
現代のイラストレーター風で素晴らしいセンスの人だったらしい。
 京伝は特に洒落本・黄表紙と言うバロデイ・風刺画の笑いを持ったものが得意で 中に「江戸っ子の5カ条」の説明を受けて、初めて「江戸っ子の定義」を知る。

 定義に期間があって1978年から1988年とあるのだが
  1.江戸城の近くで生まれ育った
  2.金離れが良く、物事に執着しない
  3.育ちが良い
  4.日本橋を見て育った
  5.粋と張りを信条とする

 最近では青梅・所沢の人も「東京から」と言い、神戸でも山裏の人も「神戸から来ました」・・兵庫県からとは言わないので似たようなものかも。
しかし、江戸っ子と見栄を張ってもいいが この定義を正しく守ると 多分仲間から文無しにさせられる。

 テレビもラジオも無いが、近くには 歌舞伎も浄瑠璃も芝居小屋もあり 町中が楽しかっただろう・・落語の話もいつも並行して考えると尚更だ。
江戸時代がどんな時代だったか・・今まで良く考えた事も無かったが この講座の企画者と受講できる現代にも感謝したい。

 講座から・・このチラシの様なもだが、手書きの美しさと文字と絵のバランスが良い。これを配られたら額に入れたい。


 講座から・・広重の有名な風景画・・静止画なのに既に遠近法を越えて 立体的な画法も世界最先端とヨーロッパで人気・・現代人も負けそう。
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