碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1803- 過去の記憶

2018-03-21 | 日記
 10年前の米サスペンス映画の「DEJAVU デジャブ」を見た。全く知らない映画だったが、主演デンゼル・ワシントンだったので。
サスペンスと言うよりSF映画だと思うが 「デジャブ・・これまでに一度も見たことのないはずの景色や体験したはずのない状況を、まるで以前に見たり体験していたかのように感じる現象」。
 日本語で「既視感(きしかん)」と呼ぶ」と辞書にあった。私にもこんな夢を見たこともあるが、見たことも無い 読んだ筈がない本とか 世界の七割の多くの人だ体感する不思議な現象らしいのだ。
 
 映画は、平穏な船旅が港内を出たとたん爆発事故を起こすが その犯人探しの話。近未来仕立てで、社会に溢れた「人工衛星・監視カメラ・情報ネットワーク・街のマイク」などのあらゆる個人情報を一カ所に集め 過去4日前なら特定した誰の行動も 三次元で映像再現出来る最新技術が完成しそれを利用して犯人を突き止めるのだ。衛星から透視された立体映像はグーグルマップの数百倍の精密度で 4日前の被害者の行動が目の前で起きている・・と。
 タイトルと映画の内容は、相当違うのだが兎も角 近未来のパズルの様を解くような狙い通りの面白い映画だった。
理解が難かしかったのは、実験段階のタイムマシンも登場して 過去の中に現在から 信号を送る事で過去が変えられると言う辺りだったが 最近のSF映画なら普通なのだろうけど。

 映画を見た後に「Face Book」情報が世界に漏れていた 情報管理の杜撰さと影響がニュースで大問題になっていた。現代、個人情報は貨幣と同じ価値があり2年前の米大統領選で政治活用して成功したと言われている。
 その情報価値は国家間の紛争にも利用され欧州ではその制限法律が出来てFace Book社にペナルテイが課せられると言うので株価が大暴落したようだ。
国内では、政府公文書の改ざん問題で 責任者は知らなかったと言い張り 守る側と攻める側の前時代的な論争が続いているが 世界にも報道されているようだが この落差にも参ってしまう。

この映画の仕組みは、これだけ過去から現在の個人情報が集められる技術があれば 出来ない話では無い。クローン人間も作れるかもしれない。
 これが完成すれば 世の中では悪いことを企んても 結果から直ぐに解析されて 悪人はいなくなる未来が訪れるのだろう。

 映画広告から抜粋

 
 古い写真からも、過去は再現できるのかも・・

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