碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2404- 問題の多い未来

2024-04-08 | 日記

 日本に来た外国人が驚く一つに 未だ使われているFAXだそうだ。メールなら瞬間なのに A4一枚に30秒 紙もリボンも必要な紙の通信手段が外部の人には前世紀に見えるのだ。

デジタル庁は昨年、FAX廃止すると発表したが 個人も企業も 行政も 相手が使うと言う単純な理由で使い続け 未だに販売もされ 何も問題はないと気にしないのが 日本文化なのだろう。

 デジタルが全て良いと思えないが 利用世代が変わり 便利な物が出れば変わる筈のものが 何故かこの国は目の前に変化する実例を見ない限り 変われない事が多いから生産性も上がらず無駄も多いのだ。

 後進国と言われていた国がDX化で日本の成長よりも早い速度で経済成長を達成し 既に部分的にも追い抜かれているが 総務省発表では2025年の日本 IT人材は13万人不足で、手を打てなければ年間12兆円の損失が発生するそうだ。他にも2025年は残業規制と雇用者不足で 流通物流業界は深刻な人材不足になると言いながら 効果的な政策は打たれているとは思えない。

 高齢化は2025年に65歳以上が国民の29.6%、2040年には国民の1/3を占めるから社会負担はさらに増大する。固定電話も契約者が減り、今年の1月からNTTはPSTN回線で iP電話に一本化を既に進めたが 昨年値上げした新聞も 部数減少は止まらないし 地方放送局も地域の広告が集まらず閉鎖する局が増えているのも地方の過疎化、人口減少の今のままなら当然予測された現象だ。

  これらは システムの DX化とAI、ロボット活用で 環境の良い遠隔でも 仕事も暮らしも出来る工夫をしなければ 地方も荒れるし 密集した都会も大変な事になるが 津波警報が出ても倒れた家屋を見ないと逃げ出さないのと同じなのかも知れない。

 2年程前に読んだ「未来の年表 河合雅司氏著書」にも、過疎化した地方は人は都会に集まるが 地方の店舗も企業も人がいないと成り立たず結局 全部が都会に集中するしかないだろう・・と書かれていたが 現状を踏襲するこの国民性を 放置すればそれが現実化してしまうと予測されたのだろう。

 

 以前に取り上げた気もするが・・世間では読み返されているらしい