碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2402- 決断の時も来る

2024-02-09 | 日記

 若い経済評論の著書を読み終わった、タイトル「縮小ニッポンの再興戦略」と言う文庫本だが経済停滞になった頃に社会に出た著者の本で「貧乏国ニッポン、転落する国でどう生きるか」も先に執筆され 今の時代に生きいてる若年層の社会を見た視点がとても新鮮に感じた。

  経済進展は国を存続させるための要だが、昨年、奈良最高峰の登山で途中で下山してしまったの時の情景を思い出したが この国も似た様なポイントに来ているのかも知れない。受動的な教育制度と、縦社会のこの国はその壁を越えられず、壁の外のアジア勢がIT技術と創造性で米国主導の世界をが一変させる勢いで追い抜かれてしまった。30年間ゼロ成長は企業はリストラで雇用制度を見直し、資産売却で存続した結果だが 目先の利益でなく 将来を見据えた運営を企業も国もしてこなかった結果だった。

 著者は今は明治維新、黒船以来の国家危機だが 内部努力の対応は不可能で、例えば台湾TSMCが熊本へ工場誘致し成功している様に もっと海外の企業を全国にも誘致したら考えも変わり再興出来る可能性も見えてくると推奨しているが 確かに硬直化した社会は外圧で変換するしか手段はないのかも知れない。弱点の低賃金が強みになり 雇用も出来るし、建築資材も必要になり復活するのトリガーになると・・。

 昨年の山は7時間掛かった標高1500mポイントで、山頂小屋1900mまで後4時間だが 既に午後1時を回り安全を考えて下山の決心したが下に着いたら薄暗くなっていたが そのまま登っていたら大変な事になり今の日本社会も似たポジションに来ているのかも。

  過去の成功体験を持つ幹部の思考では 情報社会に変わった90年代の世界に 未来予測が描けなかったのだ、復活は停滞経済しか知らない年代の方が現実を直視した運営が出来るのかも知れない

 

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