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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1612- テクノロジー・バトル

2016-12-08 | テクニクス
 船模型のついでに・・つい最近、福岡で「アメリカズ・カップ」の最終予選があったそうだ。世界のヨットレースだが、1951年のロンドン世界万博の第一回で始めたのが最初らしい。
 今年、2015年レースの最終予選でアジア初の開催だそうだ。ソフトバンク参戦で孫社長の働きで実現したようだ。もともと、競技カップは「サッカー・ゴルフ・テニス」があるがどれも連盟管理されている。でも、このレースだけは一番古いのに 各チーム運営は巨大なシンジケートか大富豪・大企業でないと入れないそうだから 日本には過去 お呼びは掛からなかったらしい。常勝アメリカチームは電子装置メーカー"オラクル"がスポンサーで、一隻参加するのに最低8百万ドル以上掛かると言うから まるで大富豪の投資競争のようだ。

 最新のヨットは、水中の水中翼で強風時には宙を飛ぶそうだ。その時の速度は50ノット(82km/時速)を越え、クルーの体感速度200km/時速となりまるでスカイダイバーに近い。技術バトルと呼ばれるこのレースだが現チャンピオンのオラクルは、航空機エアバスと技術契約し ヨットに航空機の先端技術を活用してトップを維持しているらしい。ヨットの動力は風しかないが、操作はすべて人力が条件。しかし、最新テクノロジーで帆・マスト・水中翼・舵とクリーのウェアには三千か所を越えるセンサーが取り付けられその情報をリアルタイムに受けながら 操作して 如何に船体を宙に浮かせて速度を上げるか・・に賭けているそうだ。
 技術での競争・・となると思わずのめり込んでしまいそうだが。(写真はTV東京の放送記事から)

  福岡予選では、ソフトバンク艇は5位だったが 来年に期待を持ってソフトバンクも賭けているそうだ


 昔のヨットとは全く違う、ヘルメットまで付けて宇宙服のようだ


 来年はアメリカで、予選通過したヨットによるチャレンジャー選抜が行われ、勝ち残った艇がアメリカ・チャンピオンと決戦をする予定。何でも競争したい欧米人のバトル好きには感心するが、お金のない一般庶民も この応援にチケットを買えば参加できるらしい。
  福岡予選の観覧席は約0.5-1.3万円だった。大富豪にしては 少しセコいと思うが これをヨット代金の一部にとか・・・。