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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1606- 時代環境で変わる価値

2016-06-11 | hobby
 数か月前に、玄関の入口に付けたセンサーライトが壊れ 新しく買った物を自分で取り替えた。Do itで購入した安物だが、2年経つと同様の機種は店頭からは姿を消してしまう時代だ。取付て解ったのだが、この機種はセンサー角度の調整が出来ず光の照射角が狭くて玄関ドアが暗くなった。そこで、翌日センサー付きの補助ライトを玄関ドア近くに取り付ける。電池式で配線不要、常時点灯でないので 半年位は電池交換不要で使えるようだ。しかも、電池は充電電池なので維持費も掛からないし 手元には充電電池は余るほど持っている。
 電池は以前は三洋・ソニー品の高価な物を使っていたが 最近は100円ショツプ品でも性能に遜色がない。充電器は安全回路のある物を使えば 電池性能は同じらしいし、再利用できるので溜まる一方なのだ。いろいろ物は、技術進歩で価値観が変わり 用途にまでも変化しているのだろう。

 スポーツ・ライターの青島健太氏の「オヤジ目線」の記事。大学にも出入りして最近の学生に何が欲しいのかを調べたデータを紹介していた。日本自動車協会のバックなので、多分スポーツカー購入ニーズに絡んだ様なものだろう。
 1位・・62%がパソコン、2位・・ファッション関係 3位・・音楽プレイヤー 4位・・通信機器 ・・・・15位に「 語学・資格」だったそうだ。

 以前なら当然ように車・・それも外車とかスポーツカーが憧れた第一位だったが今は5位にも入らない。確かに、新車ニュースも話題にならず、本屋さんの車雑誌も減ってしまった。以前の 車を媒体にして恋人・自分の世界・友達の輪を広げていた時代は パソコンとかスマホに取って変わっていると言うのだ。
 今はエコとか健康指向で自転車通勤とか、体力作りはジョギングで通勤・・これは、少し悲しすぎるし又 セコ過ぎる感じがする。百万円のスポーツ・クロスを買って颯爽と通勤するなら、外車を夢見ていた時代に似て 許せる範囲かも知れないが。

 大リーグに行った「イチローは今も若いしかっこが良い」、身に付ける物・所有物は何でも良いが 結局はその人のライフスタイルを如何に考え 実現しているかが 問題なのだと 青島氏のコラムは締めくくられていた。

 経済価値と言えば不動産だが、欧米文化では家は住む所で資産ではない・・と言う昔からこのスタイルで 中古住宅の売買中心で 新築は少ない。しかし、日本では新築でないと気が済まない人々が多い。立派な古い住宅でも、どんなに家族構成が変わっても住み難くても 家を手放す事は余程の場合だ。
 砂漠映画にも良くあるが、持っている金貨の袋と コップ一杯の水を交換する場面もそうだが 環境が変われば価値は逆転する事もある・・その様に考えて見ると 今の身の回りを見直して 自身のライフスタイルをシンプルに軽くする様にすれば もっと快適で 気の休まる生活に変えられるかも知れない。

 分解するとLED3個で光・赤外線両センサーの単三2本の簡単構造。1200円・・素晴らしい価値

1604- 神戸- IKEA

2016-04-11 | hobby
 5年ほど前にスェーデンから進出した神戸IKEA(イケア)がポートアイランドの南にある。当時、千葉・横浜に続く 国内3番目だったが 北欧の白を基調にした家具・キッチン・日用雑貨はデザインが素晴らしく 今では散歩を兼ねて行く楽しい場所の一つだ。
 この春休みも、連日大賑わいで 家具も自由に触れられるし 商品の種類豊富であらゆる生活用品が並んでいる。種々のモデルルームも広く開放的で何もかも目新しい。ベットで昼寝を試す人とか、デザインを専攻する学生らしい方も写真・スケッチしている・・学校学習よりも勉強になるのかも知れない。

 この企業は世界中にあり 売上4兆円・利益4千億円・従業員15万人の巨大企業だ。しかも、生産ラインを持たない「ファブレス」で デザイン・設計・生産・物流を顧客ニーズをキャツチしながら ユーザー組立「フラットパック」と言う独特な梱包で高品質・低価格・短納期を実現している。 お店の開店、新婚家庭の準備道具には 特に人気でレジの前には必ず台車に山ほど並ぶ人の姿は IKEAの日常風景だ。
 
 豪華な無料カタログも世界に2億1900万部発行され出版物としては世界一と言われているから驚いてしまう。欧州文化の生活用品も いつの間にか私の身の回りにも増えたが、最近妻が買った 食パンの専用ボードも我が家のヒット商品を紹介。焼きあがった柔らかなパンを、潰さずにスライスするパンナイフとまな板、パンた屑を受けるスノコ構造のあるセット・・こんなアイデアも毎日のパン生活で寒い北欧の家庭の知恵から生まれているのだろう。

 パソコンのビジネス椅子も全てIKEA。組立と言え同品質の国産品の約1/3価格。中には欧米用なので、重すぎたり 大き過ぎたりする物も多いので注意が必要だが 西欧文化から生まれた「椅子・キッチン・ベット」などは 高級な国産品でさえ価格・品質・機能・シンプルさの点で まだ一歩先を行っていると思う。
 
 IKEA創業者の誘拐を題材にした映画がノルウエーで今大ヒットしているらしい「ハロルドが笑うその日まで」。1943年に北欧家具のエンターテイメント・家具のディズニーランドを目指して創業したと言う面白いそうな人柄は、キッズコーナー展示で それを感じられる。更に、映画にも出よう・・と言う人物は一体どんな人物か、この映画は見逃せないかも。



 IKEAの豪華なカタログ・・世界最大の発行部数?


  ショールーム の風景     


 これぞ欧州家庭文化かも・・食パンのスライス・ボード (1400円 ?)



1604- 人生のダイヤグラム

2016-04-09 | hobby
 前回「変わる社会」と言うタイトルで、最近感じた過去とは違う 世代ギャツプの感じを書いたが 世間でも同じような意見があるのだろうか・・と気になって調べてみた。するとニューズ・ウィークの投稿に 武蔵野大 M教授がジェネレーション・グラムと言う 縦軸に年齢・横軸に西暦年の表を示して 「戦後の短期間の激しい社会変化を経験した 日本では世代間の考え方、価値観のギャツプが顕著だ。世代間の葛藤(断絶)が生じて社会の様々なトラブルに繋がっている」と言う記事を見つけた。

 実はこの図を見て思い出したものがある。15年前に勤務先の歴史30年史を担当した折、自分用の同じ二次元表を作ったのを思い出して当時の保存ファイルを取出して見た。「人生ダイヤグラム」と言うタイトルで西暦と年齢が逆表記だったが 自分の60年間の出来事を社会のニュースに乗せ書いたものだ。更にそれに親族の誕生・結婚・没年などを追加した、私の自分史と軌跡録だ。記事の表と比べると発想は同じだが、素人なので要点をまとめて簡素化が足りない。定年で途切れているのでこの際 この記事の表を見本にして続きも追加して作り直して見たい意欲が沸いてきた・・肝心の内容を外れたけど。

 M教授は社会学専門で、著書も多くあるらしい。他にも公開記事も多く、データも面白く読ませて頂いたが 成長時代が終わり縮小均衡に移行する国内の未来は あまり明るくない記事ばかりだった。特に、日本の子供が「自分の未来は、親の生活水準より悪くなる」と思う人は 79%いると言う米リサーチ数字は 子供までが将来不安を持っているのかと思うと・・少し辛いが多分 現実だろう。 
 団塊の世代(1948生) 、団塊ジュニア世代(1972生)、デジタル・ネイティブ世代(1995生)の3階層が 現在の経済活動を担っていると言う。他の新聞経済欄に 1948年生まれの団塊の世代(268万人)が75歳になる25年は 医療費増・破綻者問題が急増す予測されているのが 2025年問題だ。しかし、問題は明確でも現経済状態では その打ち手は無いと結ばれていた。

 常識・社会通念・社会ルール・・など変わらないもの、一人前になる、社会で成功する・・こんな認識が親子で異なっている。急速な社会変化に、人体が追い付けなくなった結果だが 世代間ギャツプは 原因を共有し理解してから 皆で解決に取り組まないと 日本経済は先にも進めない感じがする。

 昨年知り合った若者の中に、不思議に話が通じ理解できる人がいた。育ち方を聴くと「お婆ちゃん・お爺ちゃんに可愛がられて育った」と言う。なるほど・・と思ってしまったが 解決の鍵はここにありそうだ。

 私の新ライフダイアグラムを仮構想してみた。社会の出来事史は、自分が気になる事象を記載すれば 自分史よりも数段面白い手法だと思っている。

1603- 流行のSNSに異変 ?

2016-03-19 | hobby
  最近、ホームページがフェースブック(facebook)に代表される ソーシャル・ネッワーキング・サービス(SNSと呼ばれる)に 切り替える傾向にある。理由は、制約はある代わりに、ページが簡単なのと 不特定多数でなく グループ内だけに制限も出来るのが良いらしい。SNSには他にも、Twitter/line/mixi/google+ ・・限りなくあるが コミニュケーションと言っても顔を合わせない会話は意味がないので 私は使ったこともないし興味もないのだが。

 でも携帯・スマホがブームとなったのは この安易なSNSが使えるからだろう。私も友人のページがfacebookで閲覧はする。SNSに実名登録すると、その組織に参加したことになるが 「いいね」ボタンを押して 発信情報に賛意を伝える仕組みらしい。中には「山登りSNS・長崎SNS」など趣味・出身に興味を持つ人たちのコミュニテイも存在して 仲間内で盛り上がるそうだ。

 ダイヤモンド社の最近の記事に、SNS使用者が減る様な傾向が出ている・・と言う記事を見た。多分、顔を見ないで発信される知人のページを閲覧すると「いいね」ボタを押す。賛同し褒める場合と 自慢話題が不愉快と感じても義理でそれを押す人もいて 記事によるとそれが煩わしいと 感じる人が増え これは今までにはない異変らしい。

 しかし、発信者は「こんなに賛同した友人が支持してる」と好意に受け止める次々と 発信する。予測はしていたが、やはりこのギャツプが起こってきたのだと思う。「フェースtoフェース」で無い通信会話は、ビジネスなら有効だが 人間会話には適さなかった・・と疑問を持つ人が増えていたなら世の中 もう少し正常に戻るのかも知れない。

ダイモンド・オンラインから転載



1601- 昔、美術館で購入した物

2016-01-20 | hobby
 神戸博物館の大英博物館テーマが、先週で終わったらしい。暗い照明に浮き上がる巨大な獅子像とか、エジプトの豪華な石棺など 展示も照明も流石だった。
 
一部の作品詳細をネットで見ていて、米メトロポリタンの内部ストリートビューを見つけた。
 広い建物内を、簡単に巡ることが出来 どんな展示物がどの建物にあるのかは判るのだが 過去10年程前に見た実際の感動はとても パソコンでは伝えられていないが、二度程見た者にはとても懐かしい。欧州含めて沢山の美術館を見た訳ではないのだが 広さと 心地よさで今でも一番好きな美術館だ。

 思い出すと、一つの巨大彫刻に向かって 一日中スケッチをしている美術学生らしい男の子。大きな絵の前に、座ったまま絵を熱心に見詰めている老人。
私も、アフリカ太平洋諸島の木像群を最初に見た時は その技術の高さに驚愕したが このエリアには是非再訪し長い時間を掛けて 作った人の心を少しでも 感じ取りたいと思っている。

 NYメトロポリタンは、2万平方米の広さの本館とマンハッタン島北端にある「クロイスターズ」別館がある。本館チケットがあれば1週間以内なら入れる仕組みだそうだ。入場料はシニア料金で当時12$程度、今は17$ で 米国内でも物価と同じく 値上がりしていたが。

 ここは所有点数は三百万点、展示品は数十万点なので常に入れ替られる。NEW YORKER達は 年間パスポートを持ち毎週の様に美術館で一日を過ごす人も多いし 学生も 常にここを利用する。セントラルパークの緑の道を抜け、通うのだのだから羨ましい限り。

 展示品は、世界コレクションの中のコレクションと呼ばれて 質の高い貴重な人間の奇跡が保存されている。設立は1866年、パリで開かれた米独立記念日に 事業で成功した コレクターと慈善家の集会で提案され設立された様だ。米大富豪の趣味道楽自慢も兼ね その規模も展示品も日本人には全て想定外だ。

 しかし、日本文化も含め 世界全体の人間の歴史が 一挙に見れるのはここしかないと思っている。人も、貧乏な時代は なにも無く創造性を駆使して知恵を出して生きてきた様子の 古い奇跡にそれを感じる事が出来る。

 豊かな現代人は、創造力も想像力も専門分化され 一般人は お金で必要な物は買い 楽に生活出来ている。多分、努力・辛抱・勤勉・謙虚・など日本人が最も日本人らしい特性までも必要を感じない生活は 人間力が劣化した原因だろうと先の大英博物館展でもそれは感じた。人類の宝物、やはりこれは貧乏人にとってもこれは 美術館なのではないだろうか。

 メトロポリタン美術館の正面入り口(ネット紹介画像から)
 

お土産にしては 重かったが、記念に購入した日本語版ガイド ・・・当時20$程 これは私の宝物



 下は、クロイスターズのShopで買ったNYガイドブック (単価 11$ ・・子供用だったかも)



 
 こんな地図、面白いが 使い易いのかどうか・・