夏に受講修了した「Gacco通信講座」の修了証書が 郵送で届いたのだが B5判木製板にレーザー加工で 彫刻された丁寧な物だったのに驚いた。
全国通信講座に徳島那賀町と言う単独の内容で田舎を訪ねた様な内容だったので一度行って見たいが添付された手紙に「行事をいろいろ用意し企画しましたが生憎コロナ禍となり中止となり残念」と書かれてこちらも残念だったが、村芝居の浄瑠璃の復活とか 特産物の木材作業なども興味があり 機会があれば訪れたいと思っている。
急流を活かしたスポーツで若者を集め、昔から伝わる浄瑠璃舞台、全国一のミツマタ材生産地、林業再生の植林、規格加工木材販売、新技術を木材に利用加工品販売など企業も出来て 過疎と言われる 村落の活路を必死で見出そうと努力している様子が少しは理解できた。
この講座で、考えさせられたのは 古いと捨てられていた事業も 新しい技術で 視点を変え工夫すれば復活再生も出来ると言う可能性だった。例えば今、理工学と言われる「電気・機械・理化学・情報科」などと言う古い縦の知識だけではこの時代の経済活動するのは無理だろう。
今は「 オンライン、リモートワーク通信・AI・ロボット制御・セキュリティ・言語技術・・・」などを複合させないと新しい事業は生まれない。しかし今は多様な技術をミックスさせた、ディスカッションの様な教育制度がないからこの国には無理で 先見の明を持つエンジニア志向の学生は 困っているのではないだろうか。
昔から続いていた林業・農業・畜産・繊維など必要だったから全国の村には存在し それは今も事の生活には欠かせないが 情けないことにその多くは輸入品に頼っている有様だ。長い間、工業生産に走り過ぎ、一次産業を蔑ろにしてきた結果だが 古い産業も工夫すれば再生できると教えてくれたのが素晴らしい。