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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2011- 杉板製の修了証

2020-11-12 | 学習

 夏に受講修了した「Gacco通信講座」の修了証書が 郵送で届いたのだが B5判木製板にレーザー加工で 彫刻された丁寧な物だったのに驚いた。

 全国通信講座に徳島那賀町と言う単独の内容で田舎を訪ねた様な内容だったので一度行って見たいが添付された手紙に「行事をいろいろ用意し企画しましたが生憎コロナ禍となり中止となり残念」と書かれてこちらも残念だったが、村芝居の浄瑠璃の復活とか 特産物の木材作業なども興味があり 機会があれば訪れたいと思っている。

 急流を活かしたスポーツで若者を集め、昔から伝わる浄瑠璃舞台、全国一のミツマタ材生産地、林業再生の植林、規格加工木材販売、新技術を木材に利用加工品販売など企業も出来て 過疎と言われる 村落の活路を必死で見出そうと努力している様子が少しは理解できた。

 この講座で、考えさせられたのは 古いと捨てられていた事業も 新しい技術で 視点を変え工夫すれば復活再生も出来ると言う可能性だった。例えば今、理工学と言われる「電気・機械・理化学・情報科」などと言う古い縦の知識だけではこの時代の経済活動するのは無理だろう。

 今は「 オンライン、リモートワーク通信・AI・ロボット制御・セキュリティ・言語技術・・・」などを複合させないと新しい事業は生まれない。しかし今は多様な技術をミックスさせた、ディスカッションの様な教育制度がないからこの国には無理で 先見の明を持つエンジニア志向の学生は 困っているのではないだろうか。

 昔から続いていた林業・農業・畜産・繊維など必要だったから全国の村には存在し それは今も事の生活には欠かせないが 情けないことにその多くは輸入品に頼っている有様だ。長い間、工業生産に走り過ぎ、一次産業を蔑ろにしてきた結果だが 古い産業も工夫すれば再生できると教えてくれたのが素晴らしい。

 

 

 


2008- 言葉と表現で

2020-08-09 | 学習

 50年前に出版されたレイチェル・カーソン著書「沈黙の春-Silent Spring」が50万部売れたベストセラーがあった。直ぐに購入して読んだ記憶があるが、人工的な農薬の残留性や植物連鎖の生態系への影響を告発した内容が社会に大きな影響となり 米国の農薬規制の基準値が設けられると 世界中にベストセラーとなると そのカーソンの指摘が 世界の農薬規制が前進し 安心な食材に戻せたと言う 一冊だった。もう無くしてしまったがコロナ感染は 野生動物を食べたことから生まれたらしいので 少し違うのだが人間が引き起こした問題であり それを題材にする本もあっても良い。

 新コロナの「新」は人に抗体が存在しない・・と言う意味なので どの国の人間も感染すると言う意味の「新」なのだそうだが 残念ながらこの著者はもう亡くなってしまった。情報を探す内に、もう故人となったそのカーソンの別の著書に「Sence of Wonder-野生の感性・・」と言う意味と思ったが これにあるのかも知れない。

 意味を調べると「自然の驚き・不思議感・驚きと希望の気持ち」と言う広い意味らしいので 少し違うかもしれない。日本語には英語に訳せない言葉も多いが 英語も単語翻訳で記憶してしまうと 真意は伝わらず 複数の意味を知ってから 作者の狙いに気づくことが多いのだが 最近見た古映画作品でも 似たような事があった。

 2006年の「Charlotte's Web・・シャーロットの蜘蛛の巣」と言う有名になった作品だが私は初めて見て面白いと思った。動物映画で子豚と納屋の住む蜘蛛との子供向けの物語。春に生まれた子豚は、燻製小屋でハムになり翌年の雪は見れない宿命だという。蜘蛛のシャーロットは、子豚に大丈夫、雪は見られると約束し 蜘蛛の糸で「SOME PIG」と書かれた巣を長い時間をかけて作ると村中の評判となり子豚はハムにならないで雪が見れると言うHappy Endだが 原作は1952年のベストセラー小説を今の先端技術を使い作られた映画だ 。

 感動的な作品だが「SOME・・いくつかの」と言う意味なのに特別な豚と映画の中では訳されていたので調べてみた。すると「特別な、なかなかの、大変な、凄い・・」と言う意味にも使われるのだそうだ。日本語は世界一内容が深い・・と思っているが、それは何処の国も文化が違えば同じ事が言えるのだ。

 「コンドルは飛んで行く」とか、ビートルズの「イマジン」曲は良く知っていたが 改めてその歌詞を読むと 日本語表現にはない素晴らしい表現があり感動してしまうことがある。 多分、曲も良いが歌詞がもっと素晴らしいので大ヒットしたのだろう。他国文化も良く知らないで その国の言葉を知るのは所詮は無理なのかも知れない。

 

 これこそ「SOME MOVIE」

 

 


2005- 通信講座の徳島の田舎 二回目

2020-05-27 | 学習

 徳島県の那賀町発信の 次講座の受講が終了したが この項のテストの結果80点・・中々奥が深すぎて 弘法大師と大量の寺院の歴史になると あまり得意ではこの辺りで失敗。

 お遍路道を開拓し、奈良の高野山を建てたと言う弘法大師(空海)の歴史は 記録も少なく 水銀採掘の丹生族が 山中の一人修行の後見人だったとかの謎、阿波浄瑠璃を演じられた芝居小屋は国内で現存する100か所の40か所がこの徳島那賀町にあり保存会によって支えている。前回の山深い峡谷のダムの話も、面白かったがこれも興味深い。険しい山林に囲まれ滝の音が流れる舞台は、最近は現代ミュージシャンの秘密の舞台にもなり公演が実現したり、農作業も紙幣材料の手仕事による ミツマタ栽培も 手仕事の綿織物も珍しい特産として田舎を支えていると言う事を知った。

 村芝居も、農村仕事も村人のワイガヤで進めているのを知った 都会の若者も 最近参加してくると言う事も 情報端末とか 機会に囲まれた単独仕事より みんな一緒に・・と言う一体感のある日常仕事に魅力を見つけたのかもしれない。

 私にしても、誰もが農耕民族の血筋なので この農村風景には懐かしいと共感するだろう、この調子では講座終わりに 芝居見物か剣山ハイクのお誘いが来るのかも知れない予感があるが 行って見ても良いと思う感じだ。

 講座講師も村で活躍する村長・山ガイド・大学教授・芝居小屋管理人・僧侶とか多彩な分担で村中がこの通信講座に協力しているのも珍しい試みだろう。

 講座動画から 村芝居風景

  ミツマタの皮を処理する工程


2003- 続ける英語学習・・89日目

2020-03-24 | 学習

 「今日は、もうやめるの」、「英語の時間だよ」、「5分間だけ、勉強を」とかパソコン画面から呼び掛けられて90日も続いている。

 新単語、復習単語もとか、難しいフレーズ文も書き留めて もう 200語以上になってしまい 新しく買ったノートの2冊目も満杯になった。外国旅行で英語を使いたいからと始めたが コロナ騒ぎで旅行は難しくなったが 学習は面白くなって辞められないのだ。世界言語での英語で、異文化の大人も子供も混在した学習者が 学習進行を競う形も用意されていて 常に自分のランキングが表示されて 私の場合は20位から500位辺りを前後していて 少し頑張れば上位に上がるのも 常に競争相手がいる気分もあって 「ナニクソ」と思わず頑張ってしまうゲーム感覚が良いのだろう。

 前にも書いたが、この生徒を飽きさせない 学習途中で 励ましたり 褒めたりするコメントも含めてた教育システムには感心してしまう。 学校教育も、こんな風に教育されれば みんな勉強好きになってしまうのでは無いだろうか。まだまだ続けられる気がしているが、360日まで続けられたら 英会話の達人になれるのかも・・・。

 

 


1708- 日本の商船隊

2017-08-13 | 学習
 開港150年行事の「海フェスタ神戸」は帆船パレード・1万5千発の花火大会が終わってこのイベントは一段落した。
残念ながら予定が合わずに行けなかったが、先月の総合会場で海事協会の方から 是非読んで・・と渡された「日本の海運」と言う厚い冊子を興味深く読ませていただいた。
 中々、マスコミにも上がらない日本商船の外航・内航の近況データが びっしりと載っていた。過去の栄光と現状、四方を海に囲まれ生活品の99.7%を船輸送に支えられ生活する日本国民の生命線になる仕事だと理解した。
 
 世界の海上輸送業は、30年前から右肩上がりで1985年の約3倍になり 石油・石炭・鉱石がその半分を占める。国内製造業の海外進出で 海外から海外に輸送するのも増えている 唯一の成長産業でもある。中でも外航海運は熾烈な国際競争で、多くの海運会社の統廃合とか企業間買収が繰り返され 船の国籍を外国にして競争力を上げる例も多くなった。
 そのな結果、日本商船隊と呼ぶグループの日本籍船は僅か9%で 残り91%はパナマ船籍などの外国籍になっている。取引契約はドル建てなので、為替変動で収益が下がり 外国船の参入も激しく未来はあっても 今も苦しい業界だそうだ。
それでも、世界の輸送船をコントロールするのは日本と中国が52%を占め(支配船腹量)ているが、日本の場合多くは外国船籍で 働く船員の多くも日本人よりもフィリピンの若者が多く働いているそうだ。

 世界の港のコンテナ取扱い量を比較し海運力を比較すると 30年前は国内の神戸・横浜も10位以内だったが 現在は30位以下のランク外で位置付も低下している。昔は、海岸線の周りは水軍と呼ばれた海賊だらけの国だったが 造船技術力とか、操船技術で世界をリードしてきた歴史もある。船員と言うのは、体力も頭脳も必要だが今時、珍しい遣り甲斐のある男の仕事だ・・内容を知ればこの海に囲まれた国の子供たちに挑戦したくなる子もいるかも知れない。


 この冊子から、データを抜粋した・・発行日本海事広報協会・協力 日本船主協会


 コンテナ船だけではない「石油タンカー・ケミカルタンカー・自動車船・バラ積船・LPG船・セメント専用・重量物船などがある


  世界の船動向は「ライブ船マップ」が便利・・船だらけだ ・・GPSを利用して瞬時に(以前にも紹介)


 半世紀以前95社もあった会社は、今は3社になった歴史・・懐かしい社名も




 この海運業界にも、経済大国となった中国の台頭が目立つ