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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2209- 山岳縦走の人テント

2022-09-16 | 山登り

 9月も半ば過ぎたが、神戸の気温は30度前後を下らず 六甲にも登りたい気はあるのだが 熱中症になる様な山は敬遠だ。しかし、毎日入る旅行DMで旅行費用が 地域振興とかで通常の半額のものを見つけたので 代わりにではないが11月東京と12月九州旅行の2件を申し込んだ ・・しかし、この低価格が全国版ならこの秋は 旅行者が増え 国内でマネー攪拌されるだろうがどうもこれが経済政策と言うのが良く分からない、 それよりも各地で混乱したりコロナ拡大とかが なければ良いのだが・・ 。

 山の方は休止だが、岳人の縦走特集の昔登った山々の写真と記事を読んでいる内に車がないと登山口にも行けないことに気がついた、体力はあまり自信ないが今時の登山は 車で登山口に行く前提でガイドされて 車を捨ててしまった人にはあまり役にたたない。考えてみると六甲山は交通の便が良い特別な山だが 近くの和歌山とか奈良の山の日帰り登山もと登山口は人里には無く 車がないと不便で 今年の春に大阪の金剛山を登った時も 一日数本しかない最終バスにやっと間に合った事でも思い知った。高齢者の登山は モンベルの登山教室の会員にでもならないと難しい時代なのかも。

 最近の縦走は、小型テントと寝袋を持つのが常識で それはテントのコンパクトで軽量化,更に価格も従来の数分の一で購入できるらしい。キャンプ普及と安い輸入テントが増えているからだろう。以前は縦走は、小屋泊まりの夏場が グループでなければ無理だったのは 軽量と言われるナイロンテントでもフライを含めると6人用6kg程度あり 価格も10万円弱だったからだ。

 それが今は個人用なら1万円前後2kgの夢の様なテントが売られている。日帰り装備にテントと寝袋を増やせば、途中宿泊しながら縦走は可能だろうし、亀のように甲羅テントでどんなに高くても時間さえ掛ければ山は登れると考え始めたら 自由で気ままな山旅が 又出来るのかも知れないと思っているのだが・・。 

 

  昔、持っていた米ヨーレイカ(4万円位?)のテントは傷んで15年前に廃棄にしたが それに似た仏製テントが 今はそれの僅か 1/3価格なのだから


2208- 南アルプスの巨大さに

2022-08-21 | 山登り

 神戸には山用品の本店が多くあるが 北・南・中央とか北海道の山小屋でも その山の印刷されたシャツを販売するモンベルも神戸が本店だ。ここ20年位の下着・ズボンに至る衣類は 軽量で速乾・保温に優れた山用品店で入手するが 先日そこで この夏の特集が 懐かしい南アルプスだったので思わず衣料品と共に雑誌も購入した。

 山の雑誌は10年振りかも知れない・・南アルプスは 現役の50歳前後に長期休暇制度を利用し長野県の甲斐駒から南の静岡県の光岳までの 60kmを単独縦走をしたが その似たコースの記録が載っていた。20代のころから、秩父の原生林から始まり 南アの鳳凰から甲斐駒を登り 山岳会に入ってから毎年冬も夏も 北アの山を登ったが その明るさより 北から南の30kmの間に三千メートル峰を9座を置くこの山脈の壮大さと 原生林の山の深さに夢中になり いつかは必ず縦走しようと思っていた その実現だった。

 記事の野呂川沿い二俣小屋も三伏峠小屋も昔の姿で健在なのを知り安心したが、最近は電波の届かない場所でも 登山専用の等高線が示された詳細地図がキャッシュ保存出来るし 現在地の天候を知らせる天気予報とか、同じコースを歩く直近の登山者の軌跡もアプリを活用すれば可能なのだそうだ。

  その他に「山を縦走」と言う言葉は欧米ではトレッキング・トラバースとかに訳され意味は違ってしまうらしい。狭い山国で峠越えは、谷から越えるより安定した尾根を辿ることが多く元々は用事があり登っていたので欧米のピークハントとは違う形で発達したものなのだ。この日本独自のものだと知ると この縦走登山は地形を知る意味でも貴重なのかも知れない。

 当時は夏でも無人小屋が多く、55L-22kgを背負い 北の甲斐駒から中間の赤石岳で10日間、2回目は赤石から静岡南端の光岳までを10日間を2回に分けて走破したが 記事の若者は40L-15kg 程度に見える装備は今時のコンロ・食料・寝袋も小型軽量化され登山形態になっているらしい。あの頃は農鳥岳を朝出発し、大井川の源流を通過した所に お花畑の中の熊ノ平小屋で休んだが その美しさに感動しその日はそこに泊まったのも単独行だから出来た自由だった。夜ギターを星空の下で弾いてくれた小屋の若夫婦は,どうなったのだろうか・・。

 

 山岳誌と、最近のアプリ画面 


2206- 布引の滝から市ケ原・再度山、大龍寺

2022-06-05 | 山登り

 後期高齢者の推奨コースの様な六甲山の春の散策をしてきた。

 最初は、布引貯水池を越えて 市ケ原の河原で携帯コンロでランチを済ませて 元来た道を戻る予定で家を出たのに 、河原の家族連れの 魚取りをする子供が 蛇を見つけ川の中を追いかけて騒ぐ様子を眺め、もう自分も足を延ばして帰ろうと市ケ原河原の標高 250mから 2km先標高400m再度山・大龍寺本堂まで登って大師道に下る巡回コースにした。もう少し先の修法が原の山上湖でも良かったのだが この日の予報に夕方から雨と聞いていたので 空の様子からあと2-3時間は大丈夫だろうかと・・・。

 新神戸駅に着くと、登山者の50人位の集合があり みんなゴミはさみを持っていたので日曜日の清掃登山だったようだ。布引貯水池でも30人ほどの中国人グループと出会い、大龍寺からの谷間の下山道では 大型望遠を担いだバードウオッチングのグループが木の上の何かを狙っていたりので 写真を撮ってあげたり 久しぶりの賑やかな登山になった。

 下山道でいつもは通り過ぎる茶店から、ジャズ音楽が聞こえ何かと近寄ると、店の中から初老の方が出てきて「どうぞ」と言われコーヒーを頼んだ。この方は「はなれ屋」のご主人、10年前まで活躍していた 日本初期トランベッターの片岡学さんと言う方だと知った。お話からは 米国ジャズを日本人に合うようにした「スイート・ジャズ」と言うジャンルを創出し東京で活躍しその世界ではかなり有名な方だったらしい。

 店内は山の中腹で気温も低く、常に薪ストーブにお湯が沸いていて 壁には昔の「夢で逢いましょうの江利チエミと片岡氏とか、東京で日野照正と共演した写真、米湖ジャズシンガーとの白黒写真が飾られ 常にJazzが流れる 半世紀前の部屋だった、 色々話している内に 片岡さんの勧めるCDを一枚買う流れになってしまったが・・。

 午前9時過ぎに新神戸駅下から登り始め、午後1時半に雨が降る前に元町に下りたが 途中のバードウォッチの「朝から待っているのに・・」と言うグチを聴いたり、ジャズ好きな人の集まった部屋に立ち寄ったり 道草もあって  僅かな半日でも 話題の多かった有意義な日になった。山頂まで行かない山麓散策でも、疲れも少ないしこの方が良いのかも・・・。

 「はなれ屋」と言う茶店なのに ジャズとコーヒーの店


2204- 大阪の金剛山1125m

2022-04-30 | 山登り

 晴れの日にいつも、南東の彼方に薄く見える関西の高尾山とも言われている大阪の最高峰 金剛山に登ってきた。

六甲より高いが、都市の山なのでケーブルとか山頂公園がある山で いつでも行けるからと結局 登ることは無かったが 最近気になる存在になってきた。

 地図を広げると北から「生駒山・大和葛城山・金剛山・岩湧山」あたりで裏側は奈良県・和歌山になる県境山脈らしい。中でも最高峰の金剛山は「葛木岳1125m 、湧出岳1112m、大日岳1094mの三峰を言い大阪を代表するので登つて 天気が良ければ大阪湾を挟んで神戸も見えるのではないかと。

 計画して知ったのは最高峰・葛木岳三角点は山頂の葛木神社境内の奥にあり 奈良県に所属するそうだ。神社内には入れず本堂前が山頂とされ一般には100m下の山頂広場に「金剛山山頂」表示板があるが すべては「大体」と言う土地柄なのだろう。何処の山頂にもある方位・周囲の山を示すものは 何も表示がなくて 何度か登って自分で確認するしかなさそうだ。

 久しぶりに通勤ラッシュの大阪梅田から環状線で天王寺駅下車、駅前交差点を渡ったところにある近鉄駅は何故か「阿部の橋駅」、富田林駅まで バスで40分、金剛山ロープウェイ下の登山口まで。・・大阪も環状線に乗入れ線があり乗り間違えると外に出てしまう、行先表示も少ないので 注意していたのに近鉄線の途中駅 古市で 電車が分割され車両を間違えて一駅戻り やっと富田林の登山バスに乗ったが 早めに出たので予定バスに乗れたけれど。

 登山道は林道の広い道の登りで、杉林とウグイスが飛び交い 沢のせせらぎが心地良かった。伏見峠970mまで登りは約 90分、山頂ルートは休息する登山者もいて 桜も残り 奈良側の展望も開けている。やがて立派な宮建築の葛木神社門前は午後1時半着 ・・無事な登山に参拝。

 神社の隣は転法倫寺があり 数百・数千回と参拝する行者登山も多いらしい。山頂広場で二回目のランチをとり 3時前に千早本道の下りに入ったが、この参道の階段道が長い・・やっとのことでス停に下りたが4時半。下り1時間が足が疲労してしまい 予定よりも少し遅くなり 帰りの登山口のバスも 一時間一本とかこない。帰りも三の宮駅まで2時間も掛かったから やはり大阪の山は遠い。

 六甲山は南斜面の登山だが 金剛山は西斜面から登るので 草木の茂り具合はかなり深い感じだった。季節も良かったが花が豊富で ウイークデイなので登山者も少なく静かで 思ったよりも ずっと良い山で 再来したくなった。次は、大阪県境の大和葛城山959mにも登りたいが  関西は低山がひしめいていて この山も奈良県御在所市に 登山口があるが 日帰り登山は 何処も車がないと 相当不便のように思える。和歌山県の山も,大峰山系もあるのだが 一泊しても もっと難しいのかも知れない。 

 

 初めてなので一般コースを選んだが 道は良く整備されていたが ・・

 千早バス終点の百が辻登山口  標高は630m 

 伏見峠の分岐点は左に

 拝殿に山頂とある珍しい葛木神社・・山桜が満開だった

 国見城址跡と言う 山頂広場 ・・奈良側の展望

 


2204- 山も春に

2022-04-19 | 山登り

  神戸の気温は過ごしやすくなったのに、朝起きるといつも山も海も霞とか霧があり 湿気があるようで 山登りには少し早いかなと思っていた。

 この日曜日、六甲中腹にある布引ハーブ園に登ると入口の行列と小さなロープウェイが相乗りにされるほどの人気にも驚いたが 山頂に着くと花壇も満開は期待通りだが 上にある山の音楽堂でチャリティ音楽祭も開かれていたので 特別だったらしい ・・それにしてもここの花壇は手入れも良く素晴らしい。

 ランチを予定した山のレストランも、順番待ちで入ったのだが ハーブがを使ったランチは 下界では食べられない不思議な美味しさだった。

 神戸港も晴れ渡り、この日は霞もなく これなら連休に入る前に 六甲山のいつものコースを登ってみたい気分になった。

 

 山開きがあり「上高地ライブカメラ」が今週から配信開始