良い天気だったので、午後から六甲山の城山(319m) に登って見た。春の谷沿いに登る地蔵谷から摩耶山に登りたいが この時期は天候が不安定でその様子見も兼ねて。
城山登山口は新神戸駅の北から直ぐに左折するが 直進すると布引の滝なので、地味なコースはあまり人気はないし 第一ガイドブックにも載っていない。しかし、ここから滝山に登り かずら橋から布引の滝に下るルートは 静かで 街に出たついでにも登って寄り道出来るのが 如何にも神戸の山らしくて私は気に入っている。
布引ロープウエイの下を潜って西側に登るが最初の海を見渡せる標高300mの高台は 城の郭の一角で もう少し西i500mの程行った場所に 滝山城(319m)があったようだ。今は跡地しか残っていないが、滝山城は生田布引の城と戦国時代に呼ばれた山城で築城は1333年、京都から来た 赤松入道が陣を構えていたと言う記録が残っているとか。
六甲の尾根で海を見下ろす、この山城は東西500m、南北400mを城域にして神戸の海と山に挟まれた街道を監視する要塞だったが 確かに広い場所は城の郭の跡の支柱台らしき丸石が あちこちに存在し このコースは 街道から山城に入りその敷地内から暗い森の中を抜けて登城する雰囲気がある。
登山者も少ないので、夜間はイノシシの天国なのだろう。山頂までの土の柔らかな両側は 掘り返された跡があり 貯水池が見下せる崖沿いのルートは道が削られて 暗くなったら歩けないだろう。
山頂までは 登り1時間、東に下った布引の滝まで1時間・・三時間で登れる簡単なトレッキングだが、落差30m の雄滝の水流が極端に少なくて、普段見えない滝壺の底が透けて見えるのに驚いた。ここ一月も雨も無く、乾燥した日々が続いたいてせいで 滝上の茶店も閉まり そこの名物うどんを食べたかったがそれも成らず こんな風景は初めてだった。
山のに登って 海を見る山 六甲山、この季節登山者は少ないが それは木々の芽吹きはぁつても どれも冬枯れ色で 未だ春は先と言うせいだが マスクを外して思いきり空気を吸い込んで歩くのは 気分が良い。
初めて見た、布引滝の底・・意外と浅い滝壺だったけれど