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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2202- 六甲山は春浅く

2022-02-16 | 山登り

 良い天気だったので、午後から六甲山の城山(319m) に登って見た。春の谷沿いに登る地蔵谷から摩耶山に登りたいが この時期は天候が不安定でその様子見も兼ねて。

 城山登山口は新神戸駅の北から直ぐに左折するが 直進すると布引の滝なので、地味なコースはあまり人気はないし 第一ガイドブックにも載っていない。しかし、ここから滝山に登り かずら橋から布引の滝に下るルートは 静かで 街に出たついでにも登って寄り道出来るのが 如何にも神戸の山らしくて私は気に入っている。

 布引ロープウエイの下を潜って西側に登るが最初の海を見渡せる標高300mの高台は 城の郭の一角で もう少し西i500mの程行った場所に 滝山城(319m)があったようだ。今は跡地しか残っていないが、滝山城は生田布引の城と戦国時代に呼ばれた山城で築城は1333年、京都から来た 赤松入道が陣を構えていたと言う記録が残っているとか。

 六甲の尾根で海を見下ろす、この山城は東西500m、南北400mを城域にして神戸の海と山に挟まれた街道を監視する要塞だったが 確かに広い場所は城の郭の跡の支柱台らしき丸石が あちこちに存在し このコースは 街道から山城に入りその敷地内から暗い森の中を抜けて登城する雰囲気がある。

 登山者も少ないので、夜間はイノシシの天国なのだろう。山頂までの土の柔らかな両側は 掘り返された跡があり 貯水池が見下せる崖沿いのルートは道が削られて 暗くなったら歩けないだろう。

 山頂までは 登り1時間、東に下った布引の滝まで1時間・・三時間で登れる簡単なトレッキングだが、落差30m の雄滝の水流が極端に少なくて、普段見えない滝壺の底が透けて見えるのに驚いた。ここ一月も雨も無く、乾燥した日々が続いたいてせいで 滝上の茶店も閉まり そこの名物うどんを食べたかったがそれも成らず こんな風景は初めてだった。

 山のに登って 海を見る山 六甲山、この季節登山者は少ないが それは木々の芽吹きはぁつても どれも冬枯れ色で 未だ春は先と言うせいだが マスクを外して思いきり空気を吸い込んで歩くのは 気分が良い。

 

 初めて見た、布引滝の底・・意外と浅い滝壺だったけれど


2111- 天狗岩南尾根からアイスロード

2021-11-17 | 山登り

 先週、高台の渦森住宅団地で 天狗岩南尾根登山口から離れすぎて失敗したので 今回は事前に調べて間違いなく予定ルートを完結した。

良く晴天の続いて この日も快晴で期待した紅葉も標高が高い場所はまだまだ見事だった。

 山手の山麓に多くの新団地があり 団地行きのバスも多いが 古い地図情報もネット記録も変わっているので道標・目印は整備されていても 登山口は最新情報で調べることが必要だ。

スマホがあれば、迷わないと言う話しも 300mの高い場所になると 位置情報も登録がなく役に立たず 昔ながらのコンパスと地図は必須なのだ。

 バス停から登山口にあたる寒天橋も、高台から谷に下りる道路表示は無く これはストリートビューなどの事前チェック今回は容易に見つけられ 天狗岩コースに取りついたが 登山道の整備されていたが 直ぐに 前情報にあった 木製階段の手足を使って登る様な急登が一時間程 続くいた。多分、渦森台から道標にも寒天橋方向の表示が消されていたのは このルートは危険なので直進して西山谷の上流で左岸に渡り天狗岩尾根コース分岐点に誘導するための親心なのでは無いだろうか。

 8時に家を出て、登山口に9時半・・スタートの寒天橋-240m(標高) 、天狗岩着11時50分 -770m,と言うタイムだったが これは標準タイムの約1.5倍掛かっているが私には上出来だろう。

下山は、時間に余裕もあったので 山上道路を西に2km程歩き 前ケ辻から 明治時代にアイス・ロードと呼ばれた 山上の氷室から馬で氷を筵で包んで異人に売り商売人の古道を下った。

 この道は、10年前に登った道だが この日は ウイークデイだったので 登りも下りも独りぼっちの秋の気楽な山歩きだった。

 

 寒天橋から、天狗岩道の登り・・

 両側谷で挟まれた確かに岩尾根だ

 天狗岩・・絶景だが この日は少し霞が掛かっていた

 

 山で出会った、今日の生き物

 山麓車道下の遂道を抜けると 六甲ケーブル下駅のバス停に着く。

 案内板写真にルート追加すると


2111- 住吉道散策

2021-11-11 | 山登り

  JR住吉駅から慣れないバスで初めて住吉道ではなく 西の渦森住宅終点から 天狗岩南尾根から六甲山へ登る予定をしたが 下りたバス停が登山口の西側に行き過ぎ今回は山麓道の散策になった。

 登山口は、過去に見ていたので良く調べなかった間違いで 東に戻り登山口の近くまでは行ったが この裏側道は 六甲屈指の難所 西山谷なのでこの谷に下り千条滝に行く一般者が入らせない  危険標識と鉄柵扉があり 私も 裏から入れないと思ったので今日は断念。

 回り込めば行けるのだが、出鼻をくじかれ  無理しないで 今日は気楽に 近く別コースの坊主山展望台に登り 西に下り日立創業者とか某財閥が中国蘇州似せて建てた蘇州園とか など高級住宅街巡る「山麓リボン道」も興味があったのでそれを試して見ることにした。

 (帰って調べると、この入口は登山者なら内側の鍵を外して入れる様になっていたそうだが 3つ手前のバス停から改めて 正規ルートで登ることにする)

  坊主山から見る、六甲南斜面は意外と 紅葉木が少なかったが 山栗を採った跡とか 道端のドングリと落ち葉一杯の山道はふかふかで とても気持ちが良かった。山麓道も、住吉川沿いに登るバスから見た白鶴美術館と対岸のオーキッド・マンションなど ここは日本一の富豪村と呼ばれ長者住宅が多いことで有名で住吉と言う名前も 住吉財閥初代社長がいたそうだ。

 山麓リボン道は標高が250-300mもあり、蘇州園と言う財閥の中国風の建物を過ぎると 立派な個性的な住宅が階層の様に並び 光った海が下の方に見える 神戸らしい景色。

 時々、急な坂道を下の方から 宅急便の車とタクシーが通るのだが 坂を登り下りするのは通学の子供達程度で 一般の人はあまり見かけない・・この急坂では、車以外では外に出ないのかも知れないけれど。楠木で囲まれた六甲神社まで下りて、阪急電車で帰宅したが 約4時間の散策だ。

 

 西山谷の西側登山口の通行止め・・、後から知ったが 西山谷東の寒天橋に通じるらしい、

 

 渦森公園の西、坊主山の展望台460mから、ポーアイ

 住吉川対岸の高級マンション

 坂の街、神戸の景色・・駅で断わるタクシーもあるとか


2109- 秋の六甲山 西おたふく山

2021-09-25 | 山登り

 今年6月にも登った 西おたふく山 (標高867m)は、人も少なく静かなのが気に入ったので 季節が変わったこの月に再び登って見た。

このコースの良い点は、整備された住吉道と 登山口は六甲山の中腹の住吉団地・標高260mまでバス利用出来るので 気楽に登りたい登山者に優しいのだ。もっと軽い登山なら山脈北側の鈴蘭台団地(標高290m)まで有馬鉄道で行き、駅から僅か30分登れば菊水山(460m)で六甲縦走路の中ほどに着けるところもある、特に南の海側は坂の街と言われる中腹まで住宅があり、六甲山と街が一体化して何処から登っても良いし登れば 山頂バス・ケーブル利用も可能なので子供も高齢者にも登れる裏山の様な存在なのだ。

 予報では、この日は快晴で気温も低い筈だったが 一日中 日差しだったが薄雲が残り湿度も高く 山頂まではほぼ予定通りだったが、着いたとたんに疲れが出て帰路計画は中断して山頂ケーブルで戻ることに決めた。山頂道路から縦走路を西に歩きアンテナ台(890m)からガーデンテラスまでは 普通50分だが 変更を決めてから極楽茶屋跡の展望台でコーヒーを沸かしたりして 結局は80分も掛かったが 無理をしない山歩きが今は一番心地よい。

 ガーデンテラスに着くと、子連れ観光客か多くて大変な賑わいだったが マスクを取り出してテーブルで神戸サイダーを飲んで過ごしたが 既に3時を過ぎていた。西おたふく山電波塔を、山頂で探したが木で遮られ見つけらず 気になっていたが Gテラスから東南に確認して納得

 元の計画では、更に西に六甲ゴルフ場まで歩き、そこから南へ天狗岩南尾根を下るつもりだったが これは次の機会に。この日は高度計で、高度チェツクして登って見たが その正確さに改めてこれは コンパスと合わせると正しい進路と標高を教えてくれる頼り甲斐のある支援ツールだ。問題個所の住吉川の渡渉点は、崖下の下りと丸木橋は越えられたが 改めて体の平衡感覚の劣化を感じたが・・。他にも蛇が横を通過したり トカゲとかカエルが横切ったり、中腹では10cmくらいの穴から出た太ったモグラを発見し 赤い実とか山葡萄の雑草とかも みんな秋の演出だったようだ。

 熊笹の中を足元を見て歩いたが、山頂付近で突然の目の前に下山者に出合い お互いに熊か猪かとびっくりしたり 木陰の涼しい風と 山でしか出来ない マスク無しで歩く爽快さにも満足した・・・考えて見れば本来、マスクをするのは病人だけなのに・・・と。

 

 五助堰堤上部の湿原木道・・風がありススキが揺れて

 上左岸道から右岸道に向かうのは この崖下を下る

 右岸道渡渉の丸木橋・・設置ロープを使っても 好きになれないけれど

 西おたふく山の広い山頂を行く・・熊笹の道

 ガーデンテラス展望・・南東に西おたふく山・アンテナ塔が確認できた


2106- 六甲山 西おたふく山

2021-06-02 | 山登り

 梅雨の晴天を見つけ 六甲山 西おたふく山と久しぶりに最高峰にも登って来た。ワクチン注射をしたばかりだけれど・・・。

 西おたふく山は標高僅か 878mだが、最高峰に最も近いが 山頂が広すぎ 電場塔敷地内に三角点があり一般は入れないので 地図には通過点扱いにされている。しかし、1-2年前に南市街地から 最高峰に登る七曲りの土砂崩れが改修が進まず 通行止めになった関係で 西おたふく山経由で 山頂を目指す人も増えてくるのではないかと思っている。

 昨年春、通行止めに出合い仕方なく 七曲り手前から黒岩谷を遡行し 最高峰に辿りついたが ルートを探りながら藪漕ぎを強いられ この年ではこんな登山はごめんだと思った。今回も、五助ダムの掲示に 西おたふく山ルートも崩壊したので 避けて欲しい・・と書かれていたがネットで調べると注意すれば通過可能とあったのを知った。それよりもこのコースは、住吉川左岸道から右岸道の渡渉箇所(標高500m辺り)でずぶ濡れになるとあったので 気になっていた がその日の様子で 渡渉出来そうな個所を見つけて渡ろうと考えていた。

 昨年秋に、大平岩の渡渉点を見つけたが 雑草で一面覆われて足元も見えないので諦めていたが  今回は雑草が少なく 大平岩下の細い丸木橋が見えたので 渡されていたロープを使い 濡れずに渡渉できた。少し登った先の崩壊個所も無事に通過し 良く判らなかった西おたふく山頂も通過できた、いつものことで 脚疲労で足が吊り歩けなくなる現象もあったが 急がず休みながら時間はかかったが最高峰まで登り終えた。

 火曜日ウイークデイで、このコースの登山者は4-5人行き違ったが、中国人らしい登山者と六甲山頂はサイクリングのイタリア人と出会った。この二人は三宮から自転車で来たと言う・・「アイノウ・イタリアンランゲージ・・スバゲッテイ アンドパスタ」と言うと 一人が日本語も話したのにびっくりした。昨年も、石屋道の途中でアメリカ人5人パーティに出合ったが 六甲山は国内でも珍しい 国際色豊かな山なのだろう。

 

 3時間の予定は 5時間もかかったが 山頂は踏めたようだ

 大平岩の右岸道に渡渉 ・・左ロープの下に細い丸木橋

  右岸から見た当初予定の渡渉点・・渡らなくて済んだが

 西おたふく山ルート 崩壊個所

 西おたふく山 ブナ林の山頂・・周囲はウグイスが多いが姿は見えない

 六甲最高峰で、出会ったイタリアのサイクリスト