神戸に住むことになって久しいが、六甲山も大体主要コースは歩いたが 近くで著名な山も登って見たいと思って調べてみた。
関東に住んでいた30年間は山岳会に所属して、日本の屋根と呼ばれる奥秩父から始まって、北アルプス・南アルプス・八ヶ岳など殆どの3000m峰を四季を通じて登っていた。 図らずも岡山転勤になり山仲間はいなくなったが 仲間の北ア合宿に毎年参加したり 個人で大山(1729)・蒜山(1202)・石鎚山(1982m西日本最高峰)を登ってきた。神戸転居から車を廃車したので 近く1000m級の六甲山とか大阪の金剛山 (1125)、少し前に県北の氷ノ山の麓にテントを張って翌日に氷ノ山(1510m)を登ったが 気楽な山旅だった・・驚いたことに最近ソロテント山行は増えているらしい。
近畿地方の最高峰は 奈良県と和歌山の県境の大峰山脈あるのだが 80kmの山脈で 登山口は何処から登るにしても 辺鄙な山奥、大峰山頂は狭義では大峰山寺のある女人禁制の山上ケ岳(1719m)を指すが 最高峰はそこから少し南の弥山(1895m)を越えた八経ヶ岳(1914m)が近畿では最高峰で西日本では6位になるそうだ。(九州・宮之浦岳2位、その下に剣山他四国4山があった)
この縦走路は吉野と熊野を結ぶ修験の道、大峯奥馳道(おおみねおくがけみち)の要衝として知られ 古来から多くの修験者や巡礼者に歩かれてきた天川村の霊峰で 以前から知ってはいたが、法螺貝の修行僧の行列して登る風景とか 弥山の双門の滝の難所は遭難事故などで有名だ ソロ登山は敬遠していたのだが 近畿最高峰となると これを外す訳には行かないだろう。
先月、六甲を登って思ったが 体力低下も進んでいるので 大阪から下田口で下車しバスで天川村泥川温泉まで行けるらしい、登山は「時間×体力」の勝負だが 体力が弱ければ 時間を掛けて 泥川温泉に前泊し 翌日 山頂に近い弥山小屋に宿泊、翌日に八経ヶ岳を登り 天川村CP場のテント撤収してその日に神戸に戻る・・と言うソロテント再活用のゆっくり計画を考えてみた。
下山後に登山口を変えて、山上が岳も登りたいと考えたが 更に一日必要になり これは別の機会に分けた方が無難で 先ずは最高峰を制覇してからのことだ。
山岳信仰の山は、四国石鎚山でも 鎖道とか梯子登りとか難所が多いので 一般道でもかなり厳しいのだが 時間余裕さえあれば何とかなるだろう。この夏は避け 紅葉が始まる 9月-10月の好天のウイークデイに実行するつもりだが・・秋まで十分検討し準備したいが楽しみだ。
和歌山・奈良・三重県に南北に伸びて存在する
以下、奈良県観光協会の観光案内から
行者還岳・・「ぎょうじゃかえりだけ」崖を見て行者が引き返した・・と