熱中症を気にしてなるべく外出は控えているが 夕方からのJazzなら 大丈夫と友人も含め3人の予約で 真夏のジャズライブを計画した。
神戸三宮で毎晩ある 生演奏を知ってから、CD音楽は便利だが機械音質で携帯用の音楽エキスだと思う様になった。昔はオーディオ装置も揃えてマニアを装った頃もあったが ウォークマン・CDを使う時代になり それが音楽だと信じていたが ステージで聴くライブ中のグラスの音、ドラムスとかベースマンの楽器を動かす音、時々ウエイターが横切る足音など 雑音を排除した CD録音は44.1Khz で0/1信号変換し、人が聴こえない20Khz以上の高音域は不要と削って 原音編集し それをスタンパーで樹脂CDに型押し 出来た CDは視聴者の再生センサーの感度補正の後に 再生される。
観客のいないスタジオ録音なら雑音も入らない録音だが、それは ステージの雑音を含む原音とは違うだろう。押し型も大量生産すると摩耗するので マニアは同じレーベルを数枚持ち、良い音を選ぶと聞くと 我々が聴きたかった音は何だったのかと・・懐疑的になる。
古いLPプレイヤーで 古いレコードを聴いて見た時に、針の雑音の他に録音会場の音が聴こえるが やはり音楽は 溝を削って作ったレコードが面倒だが 心地良い様に感じる、でも音響メーカーは CDも 「ハイレゾ-High Resolution」 もありデジタルの方が進化した高音質だと売り込むが 一方で最近になり LP プレイヤーもレコードまで発売するのは矛盾するのだが・・。
聴こえない音域と雑音を除去しても耳の良い人は聴き分けるかも知れない、臨場感を雑音として消しても良いが、自身の生の声、音を伝えたい音楽家が ライブ・ステージを続けるのも 別の意味を求めているのだろう、
映画なら「これは仮想で現実で無い」と思って観るが 音楽は「これは原音の録画だ」と聞かされても 実は違うので レコードが復活したり 会場に聴きに行く人がいるのも 録音の作為的な感じが気になる人が未だいると言うことなのだ。
Jazz ライブ風景