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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2409- 知識はあるけれど・・

2024-09-01 | 日記

 身の回りの時計が多いが、どれも少しずつ時刻が違う。クオーツ時計でも電波時計でも、多分スマホ・PC・TVの表示時刻が補正が掛かっているので一番正確だろう。クオーツも 電池消耗・外部磁気・移動姿勢・摩耗などにより狂うが僅かな誤差なので無視出来るが 日付表示のある物は時々手回し補正するが 必要だ。大昔のゼンマイからすれば驚異的に進歩なのだろう。日付補正30日の月は1日削る必要があり 良く調べると「小の月 2469・11」らしい。改めて調べると地球の公転(太陽一周)は365日+6時間を年と定め、月が一周する周期を月にしたが正確には29.5日で一周するので 年の6時間は4年で1日なので暦では閏年として補正される。我が家に残った独製ゼンマイ振り子時計は動かせるが 時計としてでなく インテリアの「Don't beleve me」のラベル付けてある。

 月の29.5日の補正は太陽暦の月の満ち欠けを元にカレンダーを30日と31日に割振り この「小の月・30日」と他の31日は「大の月」と呼ぶ、但し2月は普通28日に決め4年に一度を29日にしたのが閏年だ。子供の頃に 確かに「西向く侍・・246911」と小の月を覚えたのを思い出したが これはすっかり忘れていたのだが。

  時計も日時計から進化してきたが 常に正確な時刻が表示される。自動化された車も 林立する超高層ビルも合理化と便利さで進化し その過程を顧みる必要もなく空も海もある事も忘れられ 月の毎月一度の満月も待ったり 眺める人もいなくなった。 

 過去の戦争も、豊かさで敗戦した国であることも知らない若い世代もいるそうだが時計は狂っても宇宙は正しく回っているが 高速化した社会で突然 車が止まり タワマンのエレベーターが停止も どうしたら良いのか・・担当を呼んでも 想定外となる。こんな不慮の事象も人間の知恵を掘り起こせば明確な原因はある筈だがどうも それもしないで先を急ぐ社会は 元に戻り見直すこともない路線を走っている気がする。

 勉強方法が受験用の記憶力だけの 実践から創造力を高める教育に変える必要があると思うが このままでは地球上は 大きな頭の力不足の火星人ばかりになってしまいそうだ。

 


2408- 企業の改善活動

2024-08-22 | 日記

 改善活動と言えば、企業内の職場改善で 仕事の効率化・経費節減など 日本企業の強みだと 教育されてきたが 現場任せのこれは「コーボレート・ガバナンス--企業経営・統治・管理・監督」からすると問題が多いと最近言われている。改善活動は経営参加している気分で楽しいが 確かに経営トップ許可も得ず 部分最適を図るのは全体ではロスになる事もあるし 今のデジタル化されたビジネスでは禁止する必要もあるだろう。

 ここ数年 国内名門と言われる大企業の造船・自動車でなどで検査データー書換・無検査で合格とし 実用的には支障ないらしいが 当然不正となり 出荷停止される事件が日常的に起きている。これも現場改善の一つだったのだろうか ?  推測だが企業内部門のグループ化された検査は デジタル技術の進展で大幅に改善されている筈だ、その中で法で定める旧態以前の規制・規格との矛盾が生じるのだろう。不要な作業は関係者間で 効率化のために省略する事もありそうな話で 従って実用上は支障がない不正と言う変な結果になっている。不正は悪い事だが・・実態に合わせなかった検査制度がもっと悪い。

 日本と比べ中国のデジタル化の技術進展と変わり身の早さには追い付けそうもないが、日本人にはそれを学ぶ事も追い付く事も無理だと思う事が多すぎる。国土は26倍、人口は12倍で民族は9割は漢民族で残りは55の少数民族なので 文化も生活様式も違うし 「家族親族を大切にする・自己主張する・効率を求める」と言う国民性は「自己中心的」の日本人には理解できないのだ。

 これは英国「World giving index」の「 ①見知らぬ人を助けたか、②慈善活動の寄付をしたか、③ボランティア活動をしたか」の世界評価で日本は142カ国中139位なのだそうだ、 自分では「人に親切で優しい」は思い込みで「ルールを重んじる」のも変革には努力しない、そのままが良いと言う行動で示さない事なのかもしれない。

 効率が悪いなら、障害になる古い習慣・ルールを捨てて新しいものに置き換え、不動産が建築途中で廃棄されトラブルが多発してもそれでも前に進む隣の中国、それに比べると経済力も疲弊する中に東京五輪を無観客で開催し大赤字を出したり 来年も世界参加が見込めない大阪万博も業者は潤うが 責任者も不明確で 赤字が確実なのにもう後戻りは無理だろう、 一度計画したら 負けが分かっていても止められない過去の戦争と同じ繰り返しだが 世紀が変わっても グローバル・デジタル化に乗り遅れ 多分 次の黒船が来ないとこの国は変わらないのかも・・。

 

 神戸動物王国のハシビロコウ・・(動かない鳥)


2408- この国のかたち・・など

2024-08-08 | 日記

 司馬遼太郎作品のエッセー集を数冊読み終えて、以前「菜の花の沖」全8巻を読み今回は播磨灘物語4冊も読んで見たが 菜の花では北前船が通ったと言う日本の港町を見ると興味を持つようになった。今回のエッセーは過去に 雑誌に連載されていたものが文庫本となったらしい。その内容は過去の作品を書くために蓄えた幅広い知識だが 作品とは違う客観的な記述がとても面白い。

 「この国のかたち」「人間というもの」「以下、無用なことながら」は 日本各地を旅した話・歴史メモの様なものもあり咸臨丸のルーツを確認するのにオランダに行ったり 興味を持ったモンゴル語の事でその国を訪ね自身で調べたりした事が書かれていた。これらを読むと日本と言う国の歴史は世界の多様性を認めずグローハル化した現代に不思議な国と言われるのも当然かもしれない。

 室町時代から徳川時代・明治維新までの大名の地位を守るため 封建制度の序列を守る為に中央の作法として武家礼式を普及させ 江戸時代は他藩から大型船で海から江戸を襲われる危惧から 国内の大型船を焼却させ 外国船を真似したビア樽船も禁止し 「外国植民地にはなりたくない」とキリスト教禁止 更に鎖国して守りを固め 海外渡航をまで禁止した。徳川幕府は兵器だけでなくノミ・カンナ・駕籠の道具様式を凍結し「新奇なもの」は許さず道具開発は国家に対する反逆として徳川体制を守ろうとしていた。権威を守る為に世界も知らずに身を守る長い歴史の積み重ねが この国民の独特な習性を作り上げて来たのだろう。毎年発表されるスイスIMDのランキング日本は 67カ国中60位で国際度は世界最低にされたが 国内メディアは嫌なニュースは報じないので認識も広がらない。

 しかし人間は一人では生きていけない、民族・国家・宗教で集団化して安心して暮らせる社会が必要だが それも安定するとお互いに争奪し競争して権力を欲しがるのはやはり根本は動物なのだろう。人間は権力維持の為に国家の名を借りて企業・政治活動も私的行為をすることが多いが 確かに、最近の政治を見ていると権力者は自分を支持してくれる部下・同僚・グループに金を配り 地位を守りながら自分も私服を肥やすのは 江戸時代の秀吉が「世を動かすのは金だ」と地方大名を傘下に置いて 政権を守った歴史とあまり変わってはいない。 そんな政治が続くと 止む負えず下層になった国民は 恩恵から外れて どんなに働いても生活は楽にならないと思うと 少し情けないがそんな気にさせられた。

 最近の記事には 今は多くの国民が手放せないスマホ依存も円の流出になっているそうだ。情報端末では米Apple/Windows-office/Google-Android/Amazonなど必須のツールになったが 例えば通販のプレミアム会員はポイントが増えるとか、僅かな課金でゲームが出来て 今までフリー・アプリの有料化が増えているとか 政府主導の新NISA-少額投資も 成長企業は主に海外企業になるので 別税の様に海外なので円安も加速する、経済悪化でインフレ生活は既に数年になるが 登った山の急な下りと知らない道は慎重に下らないと転落もありうるのだ

  


2407- 見えない世界

2024-07-15 | 日記

 インターネット情報は、便利で何でもあると思っていても 実際はそれは氷山の一角で その大部分は水面下に存在するらしい。業界関係者しか入れない世界とか、ダーク・ウェイブとか言特殊なパスでしか入れない別の世界があると言われ どれもありそうな話で 考え始めると 誰かの掌で遊ばされているのではないかと思う事もある。

  確かに現代は金融、及び決済システム・半導体・光ファイバー通信網・AI技術・検索データーベースなどの多くは米国に集中した技術たが その構造はステルスで 一般には知ることはできないと言われている。マネーゲームなどAIに任せれば人より高速な判断と操作で 利用する人間にもそのプロセスも理解も難しい世界なのだろう。

 この国が過去に製造と品質で車・家電・半導体の量産で世界一になったのは30年前だったが、JETROが発表したIMD世界デジタル競争ランキング順位は32位に下がったと言う。技術でトップだった国が、30年でこんなに下落したのは世界史でも珍しいそうだが 経済競争力だけで無く スイスのBスクールの教育統計でも90年代に4年間1位だった日本が 今年67カ国で 38位の結果で他の特許件数・学術論文でも国際社会では劣勢になっていると言う。

 1980年代は磁気の録音録画で世界を席巻し、1990年代のデジタル化でも半導体メモリ・ノートPCを世界中に輸出したが2000年以降は 新興国の部品のモジュール化と低価格で 多くの企業は撤退したり海外に事業売却された。米国はその間、インテル・AMD・Apple・マイクロソフトが未来のCPUとOSで世界中に適用させたのは 世界賞の文化を熟知する多民族国の国の力なのだ。不得意のハード生産は 低賃金国に製造委託して 世界を巡る物流も Amazonそして情報も Google/Facebookなどすべての面で米国主導になっている現状は 地球の異常ではないだろうか。

 しかし、中国も米ルールを嫌い 独自の供給網を構築準備を進め ロシアも天然ガスを利用してエネルギー政策で欧州を脅かしていると言われている。それらよってグローバル・ネットワークで世界紛争にならない様に バランスが取られている。そんな地下系インフラは世界経済活動のルールになって 外す事も出来ないし、それを利用して経済勝者を目指す 見えない戦争の様なものなのだ。

 世界中でハッカー集団に襲われた 企業システムがダウンし3ヵ月経っても普及出来ないとか、最近はWindowsのセキュリテイソフトの不具合で世界中の航空会社のシステム・トラブルは過去に無い規模で起きている。

 大企業でも防げないなら、個人は薄氷の上で釣りをする仮想世界にいる様で 水面下に何が潜んでいるか何も分らない不思議な世界になったらしい。

 

 


2407- クルーズ船 の帰港風景

2024-07-15 | 日記

 雨の晴れ間に街に出る 途中、100日間世界一周のクルーズ船が帰国した最終日と言う事で埠頭には出迎えの人が集まっている風景に出会った。「おかえりなさい」の旗を掲げた人たちは 家族親戚なのだろう。クルーズ船 飛鳥Ⅱは1990年進水だが、もう既に30年前なので人間なら中年過ぎとなり 形もクラシツクだ。国産の最新はダイプリだが これも2004年で30年を過ぎ 最近の外国船と比べると古く感じるが この30年の日本経済の停滞に同期して 何もかも止まっているのだろう。

 この船の航路を見ると 4月に横浜から出港し時計方向に「神戸・シンガポール・欧州・米東海岸・西海岸・ハワイ・・」と約20の港を巡り7月中旬の今日戻ってきた様だ。船側デッキにも「ただいま」の横断幕が掲げられ 船の音楽隊がデッキで演奏し 2百人ほどの船客が輪になって踊り 送迎デッキも同じ様に旗を振り お祭り騒ぎの様な賑やかさだった。

 船客は日本の富裕層が中心で、飛鳥の料理は有名で毎日が美食の優雅な旅だと思うが、日本-シンガボールと米-ハワイは10日程は海の上で 各観光地も時間を気にしながら狭い範囲を急いで回ることを想像すると 確実に世界は廻れて観光は出来てもその国の歴史・文化を体験出来ないままの船中心の旅は 急ぎ足の国内バス旅行と似て 映像でも代替え出来る気もする。

 自分なら海外なら、現地の人と言葉で苦労しながら失敗も含めた旅が好きだが 日本人の集団移動より一か所でも良いので 知らない文化を体験したいと思う。 

 毎日届く、旅行DMで申し込めば簡単に何処でも行けるのだが 体力に合わせた旅を自分が興味ある場所を中心に 面倒でも企画した方がリーズナブルで しかも旅行らしいのだ。