- 松永史談会 -

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『家庭・婦人・児童』からみた晩年の高島平三郎

2013年08月30日 | 教養(Culture)
平野書房から出された『家庭・婦人・児童』(昭和11年)を盛岡市内の古書店にて入手した。
東京市麹町区三番町にあった東京家政学院(現在の東京家政学院大学)の学生・大森が教科書として購入したもの。
本題からはずれるので今回は大森についてはこれ以上詮索しない。



本書は高島平三郎が学習院で教師をしていたころのつてで、伯爵松平直亮から子女教育を委嘱され、その後現在の高松宮との婚約が決まった現在の高松宮喜久子妃殿下(旧姓徳川喜久子姫)のそのときに作成した講義ノート(稿本)をベースにしたものらしい。このように当時高島はまぎれもなく女子教育分野で我が国最高権威者であったことがわかろう 。
高島の著作物を読んでみると現在我々が苦手とする「東洋と西洋」、および「哲学と科学」との、懐の深い横断的思考(知性)にあふれていることを痛感する。

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