・・・ 忙しがる人 ・・・
▼地球儀の地中海よりたちまちにオランダに来る人差し指は 松井多絵子
「忙しい」が口癖の人がいる。忙しいと騒ぎながら電話の話は長々と続く。私も忙しがり屋だ。掃除、洗濯、草取りなど嫌いなことをしているときに私は何でこんなに忙しいんだろうとボヤく。昨日7月11日の 「折々のことば」 はなるほどと思わせる一言である。
✿ 私たちはどうも、なすべき唯一のことをしていないときにもっとも忙しいようである。
これはエリック・ホッファー(1902~1983)という米国の独学の社会哲学者の言葉である。ビジネスの世界では仕事を依頼するのは忙しい人に頼めという不文律があるらしい。「忙しい」が口癖の人ではなく、ほんとうに忙しい人は仕事ができる人が多い。心に余裕がない人ほど仕事が遅い。「忙しい」が口癖の人は仕事が遅いだけ、仕事の段取りや要領が悪い。ムダな時間が多いから忙しいを連発するようになるらしい。仕事にすぐ取り掛からない。まさに私はその1人ではないか。
「折々のことば」には次のように書かれている。~「忙しい」が口癖の人にかぎって、何かほんとうに大事なものを逸している、つかみそこねている。「ほんとうに欲しい一つの物をもっていないときに最も貪欲なようである」。人生という限られた時間のなかで、これはほんとうになすに値することなのか、たえず自らに問うこと」~をわたしたちにすすめている。
▼ 打たれても打たれても出る杭となれシャープペンシル握りていたり
7月12日 松井多絵子
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