軽井沢からの通信ときどき3D

移住して10年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

新型コロナウイルスと給付金

2020-06-26 00:00:00 | 新型コロナウィルス
 新型コロナウイルスは、感染源の中国では一応の収束宣言が出されているし、世界的感染拡大の初期に感染が始まった国々の中にも第1波のピークを過ぎたところや、収束を迎えている国もあるが、他方では現在も尚、拡大を続けている国もあり、世界全体での感染者数、死亡者数は不気味な増加を続けている。

 Johns Hopkins 大学が公表している、世界全体の新型コロナウイルス感染状況を示す数値とグラフは次のようである(2020年6月23日 現在)。これによると、世界全体の感染者数累計は907.9万人であり、死亡者数は47万人に達している。


世界各国の新規感染者数の推移(Johns Hopkins 大学、 2020.6.23のデータから)

 上の図で、左上の数字9,079,452人は世界の累計感染者数であり、右上の数字471,754人は累計死者数である。また、右下のグラフは累計感染者数の推移を示している。
 
 この累計感染者数の推移は最近勾配が大きくなっているが、これを受けて、WHOのテドロス事務局長は6月19日にパンデミックは加速していると警告を発している。

 これは、中国、欧州各国、日本などでは次のグラフに見るように第1波のピークを越しているが、アメリカ、ロシアでは急拡大期は過ぎたものの、感染者の発生は定常的であり、さらにブラジル、インドなどで感染の急拡大が続いているためである。


累計感染者数上位10カ国と、中国、日本の新規感染者推移(各グラフの縦軸は異なる、
数字 上:累計感染者数、下:累計死亡者数、 Johns Hopkins 大学 2020.6.20のデータを加工)

 単純計算で世界平均の致死率は5.2%に達しており、これは季節性インフルエンザの数値0.1%をはるかに上回るものであり、かつて恐れられたSARSの9.6%に迫るもので、感染者(8093人)と死亡者(774人)の実数を考え合わせると、新型コロナウイルスの脅威はこのSARSを上回るものといえる。

 また、1918年に発生したスペインかぜは、世界で約4000万人、国内でも約39万人の死亡者を出している。医療技術・態勢の発達した現代ではそこまでの拡大は無いものと思われるが、それでも1957年のアジアかぜの死亡者約200万人や、1968年の香港かぜの死亡者約100万人(共に致死率0.2%)に迫る感染の拡大である。

 これに対応する各国政府の対応もまた過去には例のないものとなっている。一部には政府による非常事態宣言が発令されていない国もあるが、多くの国では都市封鎖、外出禁止令、商店などの営業禁止措置が取られ、これによる経済への深刻なダメージが起きている。

 我が国では、罰則を伴った強制的な措置は取られず、公共交通機関なども運行を継続したが、行動規制や営業自粛は要望され、国民はそれに従った。その結果、海外からは驚きの目で見られるほどの成果を挙げ、感染者数と死亡者数は今日までのところ低いレベルに抑えられている。

 死亡者の年齢別の内訳も発表されていて、これを見ると高齢者の致死率が若年層に比べて著しく高くなっていることがわかる。やや古いデータになるが、厚労省がまとめた4月19日までのデータによると、死亡者における70歳以上の比率は81%に達している。年齢別の致死率も次図のように、70歳代では5.22%、80歳代以上になると11.13%と急増していることが分かる。こうした傾向は、既に公表されている中国の場合も共通している。


表:国内の新型コロナウイルスの年代別感染者数・死者数・致死率
(2020.4.19日現在の数字、厚労省資料から筆者作成)

グラフ:国内の新型コロナウイルスの年代別感染者数・死者数・致死率
(2020.4.19日現在の数字、厚労省資料から筆者作成)

 このことを改めて考えてみれば、各国政府が現下の経済を犠牲にしてでも老人や、この統計には出てこないが、医療弱者の命を守ろうとしているとも云えるわけで、我々老人世代からするとありがたいことと思える。

 さらにいえば、政府の要請により、就労中の現役世代は失業したり、商店の売り上げが激減したりして収入の道が途絶える者も出ているのであるが、我々高齢者の年金はこれまでどおり支給され続けている。ここでも、老人世代は守られていることになる。

 これまでの、第1波とされる3月から5月にかけての感染拡大に対しては、政府は4月末に補正予算を組み、様々な対応をしてきた。その概要は次表のようなものであるが、予算の大半は「雇用の維持と事業の継続」ということで、総額約19兆5千億円が配分され、中でも「全国全ての人々への新たな給付金」約12兆9千億円と、「中小・小規模事業者等に対する新たな給付金」約2兆3千億円にその大半が振り向けられている。これらはすべて返済不要な給付金である。


令和2年度補正予算(第1号)の概要(財務省発表資料を参考に筆者作成)
 
 また、6月12日には第2次補正予算が成立し、今後懸念される第2波の感染拡大への対応策が盛り込まれている。概要は次表のようであるが、今後の予期しない事態への対応としての予備費10兆円を除けば、ここでも中小・小規模事業者向け融資に約8兆8千億円が、また家賃支援給付金として約2兆円が充てられるなど、医療体制の強化、ワクチンや治療薬の開発とともに、再び中小・小規模事業者等への対応策が盛り込まれている。


令和2年度補正予算(第2号)の概要(財務省発表資料を参考に筆者作成)

 私自身も小さいながらアンティーク・ガラスショップを経営している関係で、この「持続化給付金」を受け取ることが出来た。また、これに上乗せする形で、地元軽井沢町からも「事業継続支援給付金」が支給された。
 
 全国民に対して一律に支給された特別定額給付金に追加してこうした事業経営に関する支援が受けられることもまた、ありがたいことと思える。

 このことについて、大学時代の同窓生がオープンにメール交換している場で話題になったことがあった。このメールは、中の一人が他の誰かに発信したメールを残り全員が見ることが出来るようになっている。

 企業経営をしているKさんが、「雇用調整助成金」や「持続化給付金」を受給して、「この付けが孫たちに行く・・・」と心配する気持ちをメール発信したところ、これを読んだYさんから、「そうしたセリフはウソであるとご承知ですね?」とのメールが返された。

 私自身も、孫や子への心配というよりも、「給付金は、国債発行で賄われ、これには貸し手がいるものだから、政府はいずれこれを税金によって返済しなければならないですね」とメール発信したところ、やはりYさんから「そう考えるのがこれまでの常識ですが、実は間違いのようです」とのコメントが返ってきた。

 Yさんに詳しく聞いてみると、最近話題になっているMMT理論によると、今回の給付金などの原資となるお金は、創出されたもので、将来税金として国民から取り戻す性質のものではないということである。

 これはよくわからない。実際、東日本大震災による被害からの復興のために、復興税を我々は支払っている。同様の措置が今後採られるかもしれないとの思いが私にはある。また、補正予算は建設国債と赤字国債で賄われ、日本銀行が全国債をすべて買い取らない限り、民間銀行が国民の預金を原資に買い受けるものと考えていたが、その考えは違っていることになる。

 そこで、Yさんに教えてもらったMMT理論について、勉強してみようということになった。

 先ずはウィキペディアを検索するとMMTは、「現代貨幣理論」として紹介されていた。一部を引用すると次のようである。

 「現代貨幣理論(げんだいかへいりろん、英語: Modern Monetary Theory、略称:MMT)とは、経済(特に財政)に関する理論の一つ。
 『貨幣は商品ではなく信頼に基づく貸借関係の記録(負債の記録)である』、『貨幣は銀行等が貸借関係の記録を書き込む時に創出され、返済する時に消滅する』、『世の中に貨幣が存在するのは、政府が一番初めに貨幣を支出したからである』、『貨幣の信用・価値は、国家の徴税権によって保証されている』といった、現代の貨幣に対する認識を基本とした理論。」
とはじまっている。

 更に詳しい説明が続くが、これは省略するとして、終段には、日本での現状という項があり、次のように記されている。

 「日本国内の政財官界や学術界、大手マスコミなどは、MMTの認知が日本で広がりを見せた現在でも、概ねプライマリーバランスを均衡させるという意味での財政再建・財政健全化の必要性を主張している。またMMTを紹介・批評する場合でもMMTに対して否定的な見解を示している。
 MMTは、ケインズ政策の影響が色濃く財政赤字の拡大を容認して財政政策の有効性の高さを主張するという、これまで財政赤字を非難してきた国内の経済論的常識や主流派経済学に対してチャレンジングな内容である。そのため急速に国内の経済論壇で広がりを見せ、メディアや国会等で頻繁に取り上げられることで、MMT支持派と不支持派による異例の批判合戦のような状況が展開されている。
 自民党の安藤裕衆議院議員が中心となって立ち上げた自民党若手議員の連盟である日本の未来を考える勉強会が、中野剛志、藤井聡、三橋貴明、青木泰樹等、MMTを支持する有識者を講師とした勉強会を行っており、それを基にした内閣への政策提言や記者会見等を行っている。」

 Yさんのメールにも、ここに出てくる藤井聡京都大学教授や経済評論家の三橋貴明氏の名前が紹介されていた。そこで、こうした経済学者・評論家諸氏が判りやすく解説しているというYou Tubeをいくつか視聴してみた。

 それによると、Yさんの言うとおりの説明がなされていて、給付金の元になる国債購入に際しては、民間銀行は国民の預金ではなく、日本銀行が各民間銀行の日銀当座預金に用立てしたものからの支出(振り替え)で支払われるとのことであった。

 もっとも、この事は国債発行の実態を物語っているもので、MMTがどうこうということではないのだが。

 今回の給付金の元になる国債発行が、ここで言われているように行われているなら、確かに直ちに将来孫に付けが回るということはなさそうであり、Kさんや私の心配は杞憂ということになる。

 政府がこの国債を将来、税金で償還すれば、最終的には税金が原資ということになるが、MMTでの議論では、政府はいつまでも(借り換え)国債を発行し続けることで、あるいは日本銀行が国債を保有し続けることで税金から支出されることはないと主張しているのである。
 
 ただ、藤井聡教授、三橋貴明氏、中野剛志氏らによるMMTの解説内容は微妙に異なるものであり、十分な理解を得るには、他の文献等にもあたる必要があると感じられた。

 MMTは、ウィキペディアにもあるように、現在の国家債務を議論をするために出されたものという色彩が濃く、日本では昨年から特に話題になっていたようであるが、今回の新型コロナウィルスによる経済へのダメージを回避する目的で、さらなる国家債務が追加されるに至った今日、改めてMMTがインターネット上での話題として登場している。

 会社経営をしているKさんと、個人商店の私が受け取った「給付金」の出どころはどこか?、将来孫たちに付けが回るのではないか?、との疑問から始まった小さな話題であるが、MMTを通じて、国家債務とは何か、マネーとは何か、さらにはプライマリー・バランスを守ることが法により義務付けられているとされるが、その背景には何があるのかといった、とても大きな問題にもつながる話題であることが理解された。

 数年前になるが、すでに亡くなったNさんを中心に私たち大学の同窓生の間で国家債務問題が話題になったことがあった。

 「プライマリー・バランスを実現し、国債発行を減らすべきである、そうしないとどんどん増えていく債務残高は将来世代に大きな負担となる」といった意見と、「日本の国家資産は十分あるので、デフォルトの心配など全くない。日本の国債は国内で引き受けられているので、アルゼンチンのようなことにはならない」といったところが、当時の議論であったと思うが、そのころは未だMMTのことは誰も知らず、MMTが提示しているような明快な論拠は持ち合わせていなかった。

 もし、MMTを知っていれば、また違った形の議論になったのではないかと思えるのである。今後も、このMMTについてもう少し詳しく見ていこうと思う。

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新型コロナウィルス情報(10)6/19-6/25

2020-06-25 12:00:00 | 新型コロナウィルス
  *特に断りのないものは読売新聞からの情報

6/19
 ・政府 19日から全都道府県の移動解禁
 ・ビジネス往来4か国(ベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランド)緩和
   PCR陰性・位置情報保存など条件に。
 ・首相 コロナ後の新社会像議論を表明
 ・英 中銀、量的緩和を拡大
 ・感染者アプリ きょうから 接触日と回数通知 個人情報の入力は不要
 ・厚労省 唾液で抗原検査承認へ 迅速さ、安全性に期待
 ・コロナ検査 1日20万件に 政府諮問委小林氏ら提言
 ・都知事選告示 密なき舌戦火ぶた コロナ対策軸に 
 ・長野 観光業、移動解禁 期待と不安 予約制、座席数減で対応
 ・長野 軽井沢、観光に対策指針 観光協会、「安心なまち」PR

6/20
 ・経済活動の回復 本格化 移動・イベント解禁 交通 再開・増発
   5月25日の緊急事態宣言の全面解除後も、自粛を求めていた首都圏1都3県と北海
  道の間の移動について、19日解禁し、都道府県境を越えた往来が全て自由になった。
 ・空港・駅 にぎわい戻る
 ・観光 手探りの再開 感染対策と両立 苦慮
 ・与野党議員 地元入り 移動全面解禁 次期衆議院選挙見据え
 ・全国移動解禁 出張・異動 正常化遠く 社員に行動記録 「在宅」継続も
 ・JTB 旅行クーポン2万枚発行 国内観光需要を刺激、旅行代金を割り引く
 ・出入国緩和 検査を徹底
 ・首相 露軍事パレード欠席と回答
 ・プロ野球開幕
 ・国内 新たな感染58人
 ・共通テスト3回設定 文科省実施要項発表 第2日程と追試験
 ・政府、景気判断を2年5カ月ぶり上方修正 6月月例報告 「下げ止まりつつある」
 ・電通、給付事業で取引先に圧力 経産相、報告求める考え
 ・カリフォルニア州 外出時マスク着用義務付け
 ・デフレ警戒 世界で コロナ需要減 原油安、雇用減招く
 ・日航 融資枠含め5000億円を確保 株主総会で表明
 ・4月旅行取扱、前年比95%減の最少169億円に
 ・接触通知アプリ運用開始 6割利用で流行抑制
 ・コロナ関連デマ「触れた」 7割超 総務省2000人調査
 ・厚労省、「第2波」の患者数を推計 都内4200人 これを踏まえて病床確保
 ・唾液で抗原検査 22日に試薬発売 厚労省承認 
 ・長野 長野市ではコンサート再開 高速バス、アルペンルートも再開
 ・長野 37日ぶりに感染者 長野市の30代女性 県内累計77人
  
6/21
 ・移動解禁 にぎわう週末 県外からも伊勢参り
 ・新規感染最多18万人 中南米コロナ急拡大 貧困や経済活動再開要因
 ・学校全面再開9割に 121自治体調査 
 ・NY州 第1波収束宣言 110日で知事記者会見終了
 ・西村氏検討表明 臨時医療施設、緊急事態解除後も活用継続へ
 ・コロナ 昨年12月には伊に 
   イタリア国立衛生研究所は18日、新型コロナウイルスが昨年12月にはイタリア北部
  に存在していたとする調査結果を発表した。下水の成分分析から。
 ・基礎からわかる新型コロナ検査
   PCR検査とは、抗体検査の目的は、実施件数は、「感度」とは
 ・コロナ給付金 10万円使い道「生活費」最多 趣味・旅行「経済のために」
 ・新型コロナ研究最前線(下) 予測モデル 柔軟に修正を
   「緊急事態宣言も、営業の自粛も全く効果がなかったということですか?」
  「なかったと思います」。12日に開かれた大阪府の有識者会議で、吉村洋文知事の問い
  に中野貴志・大阪大学教授(核物理学)は、独自の流行予測モデルを使った分析に基
  づき明言した。府の感染防止対策を強力に主導してきた吉村知事は、思わず天を仰い
  だ。・・・
 ・理研など「富岳」で飛沫予測 席の仕切り140センチ以上に
 ・主要都市 人出増える
 ・長野 政府マスクとケーキ交換 長野の洋菓子店 福祉施設へ寄付予定

6/22
 ・感染症に強い社会築け 読売新聞社提言
   安心取り戻す医療・経済、国主導の体制を早急に
   ●感染症対策不在から脱せよ・・・PCR検査能力を1日10万件に
   ●コロナ不況脱却に全力を・・・資本注入ためらわず大胆に
   ●首相直属の本部を設けよ・・・感染防止と経済再生を両立
   ●国は地方任せにするな・・・国による手厚い財政支援
   ●休校でも学習機会の確保を・・・オンライン環境の普及を急げ
   ●国際協調の機運を取り戻せ・・・WHO改革 日本が主導を
   ●コロナ差別を許さない風潮を・・・啓発活動や救済制度の充実を
 ・中国「感染封じ込め」揺らぐ 北京「第2波」200人超す
 ・第2波へ態勢建て直せ 読売新聞政治部長 村尾新一
 ・第1波 課題浮き彫り 指定病院 専門医ゼロも
 ・中小、資金繰り難航 返済先送り相談急増
 ・コロナ対策 「位置情報」カギ 政府、接触確認アプリ・人出の変化分析
 ・テレワーク経験34% 内閣府調査 東京23区は5割超
 ・日航 社員大半にコロナ支援金 最大15万円
 ・首相 5か月ぶり休み 1月26日日曜日から連続執務
 ・コロナ対策徹底 就活イベント 都内で再開

6/23
 ・ブラジル死者5万人超
 ・ブラジル 切迫する病床 収束待たず経済再開
 ・ドバイ 観光客受け入れ 来月から再開 PCR検査条件 
 ・コロナ判定30分検査法実用化へ 塩野義・日大など提携
 ・読売新聞のコロナ提言 政財界前向き 第2波備え 評価の声
 ・新聞広告 「免疫力」藤田紘一郎著 ワニブックス【PLUS】新書 
 ・コンビニ 苦境鮮明 オフィス街・行楽地 客急減
 ・政府の需要喚起策 遅れ相次ぐ 委託見直し響く 「Go To キャンペーン」
 ・6月景況感 大幅悪化か 短期民間予測 「リーマン」後並み
 ・ユナイテッドアローズ 役員賞与を今年度不支給 コロナによる業績悪化受け
 ・訪問サービス「命がけ」継続 疲弊する現場「使命感・正義感で」で 医療職が食事対応
  まで
 ・プロ野球 感染予防指針作成へ 観客まずは最大5000人
 ・女子ゴルフ 25日、国内ようやく開幕
 ・ワクチン治験 22日、国が初の受理 アンジェスと大阪大が共同開発
   早ければ30日から治験を開始し、2021年春以降の実用化を目指す。
 ・選手村マンション 入居遅れ 1年程度
 ・コロナ差別 感染の北海道男性、実名で闘う 回復経緯チラシ配布
 ・接触通知アプリ 誤表示の不具合が見つかる     

6/24
 ・明日から、ベトナムへ440人渡航 ビジネス関係
 ・米 就労ビザ発給一部外国人向け停止 失業者増を受け
 ・中国・武漢市からの邦人退避に貢献 外務省ANAに感謝状
 ・コロナ対策検証 山中伸弥氏ら4人による有識者委員会新設、第2波に備える
   山中氏の他、黒川清(政策研究大学院大名誉教授)・安西祐一郎(元慶大塾長)・永
  井良三(自治医科大学長)
 ・コロナ感染 中南米拡大 世界900万人
 ・NY市 経済活動大段階に移行 飲食店の屋外営業など再開
 ・みずほ銀 給付金送金にデジタル通貨 今夏から 送金時の事務負担が大幅軽減
 ・TDR運営会社 役員報酬を減額
 ・ディズニー再開 要予約
 ・持続化給付金 野党からの批判あるも、経産省、委託先継続へ
 ・コロナ苦の宿 先払いで支援 事業の維持に 楽しみは後で
 ・ジョコビッチ 23日、コロナ陽性を明らかに 症状は無し
 ・高校入試も追試要請 文科省 凝ろな感染 機会確保
 ・ロート製薬 炎症抑える幹細胞点滴 重症肺炎に再生医療治験
 ・長野 さわやかサクノマスク 佐久市小1~3に配布
 ・長野 フェースシールド 高校生が200個製作、県に寄贈
 ・長野 陽性判明した30歳代女性の、濃厚接触者11人陰性判明

6/25
 ・クラスター発生27ヶ所 緊急事態解除1か月 新規感染、都内過半数
   100人以上:4都道府県(東京、福岡、北海道、神奈川)
   ゼロ:17県
 ・「夜の街」「声出し」リスク浮かび上がる 緊急事態解除1か月 広がる集団感染
 ・都内55人感染 解除後最多
 ・接触通知 各地で模索 東京など自治体、システム導入進む 店名公表 割れる対応
   厚労省、国も類似アプリ ダウンロード419万件。
 ・専門家会議を廃止・刷新 特措法基づく分科会へ
   既存の「新型インフルエンザ等対策有識者会議」の下に新たな会議体を設置する。
 ・専門家会議 「前のめり」姿勢反省 生活への影響考慮
 ・世界成長4.9%減 IMF20年予測を下方修正
 ・緊急事態解除1か月 企業、巻き返し遠く もたつく政府支援・戻らぬ消費
 ・海外往来 規制緩和へ 検査体制の拡充急務
 ・感染防止にAI活用 政府は会議を開催、今後、分析するテーマを決め、研究機関を公募
 ・世界 感染拡大やまず 世界6月23日 899万3659人
   米26州 再び感染者数増、中国 「ゼロ」から一転、韓国 「夜の街」集団感染
 ・東証 新規上場を再開 景気低迷、件数減少を見込み
 ・イベント自粛、損失3兆円 今年3~5月 1万5206件 政投銀調査
 ・セグウェイ生産終了へ コロナが販売と生産に影響
 ・コロナ下水で流行捕捉 東大など全国8大学分析 30自治体協力、今秋実用化へ
 ・ユニクロ柳井氏 京大に100億円寄付 今年から10年 京大に「柳井基金」設置
   今年度は新型コロナワクチン開発に5億円。
 ・内閣府 地方創生臨時交付金の自治体別配分額を公表
 ・長野 コロナ会議非公開判断は「セレモニー化防ぐ」ためと松本市長
 
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山野で見た蝶(10) ツバメシジミ

2020-06-19 00:00:00 | 
 今回はツバメシジミ。長い冬の間、チョウから遠ざかっていたこともあり、春になると真っ先に姿を見せるツマキチョウを撮影したくて、それではと先日、菜の花畑では知る人ぞ知ると言われている、佐久平に出かけてきた。

 ツマキチョウは野生のタネツケバナ、イヌガラシ、ハタザオなどのアブラナ科の植物を食草にしているので、きっと菜の花畑に行けば見ることができるだろうと思って出かけたのであったが、結果は思ったほどではなく、飛び回る姿は認められたものの、畑はあまりに広すぎて思うように中に入っていくこともできず、ツマキチョウの写真は撮ることができなかった。

 しかし、佐久に行く途中の畑で、車の中からツマキチョウの姿を見つけ、これを追いかけているうちに、ツバメシジミに出会い、こちらはうまく撮影することができたのであった。前置きが長くなったが、というわけで、前に撮影してあった写真を交えて以下紹介させていただく。

 ツバメシジミは、以前紹介した事のあるヤマトシジミとよく似ている小型のシジミチョウである。前翅長9~19mmで、裏面は灰白色、小黒点が散布する。
 尾状突起を持ち、翅裏の後角に小さい橙色斑がある。♂は翅表が青紫色。♀は黒褐色で、春型では青色鱗がある。


尾状突起のあるツバメシジミ♂の標本(2020.6.14 撮影)

 本州の暖地では年4-5回発生し、寒冷地では2-3回になるとされる。終齢幼虫で越冬する。食草はマメ科のカラスノエンドウ、シロツメクサ、アカツメクサ、クズ、ハギ類、コマツナギ、レンゲ、ミヤコグサで、ダイズなどの栽培植物を食べることもある。

 長野県産チョウ類動態図鑑によると、県内では低地から亜高山帯まで広く分布し、最普通種に数えられるとある。近年も個体数に変化は見られないようである。

 いつもの「原色日本蝶類図鑑」(横山光夫著 保育社発行)での記述を見ると、
 「日本全土に産する路傍の蝶として『ルリシジミ』『ヤマトシジミ』とともに同好者には親しみ深い蝶である。春秋の季節をとわず名も知らぬ花を訪れ、この蝶の姿はいつ何処にも認めることが出来る。初心の間は常に目に触れ易いこの種も判別に惑わされるが、本種は名のごとく小さな尾状の突起があって『燕の様なしじみ』として容易に記憶される。・・・」とある。

 ここに記されている通り、ツバメシジミの名前の由来は、小さく細い尾(尾状突起)がついているからとされる。同様に、名前に「ツバメ」を持つ種を見ると、近縁のタイワンツバメシジミ、クロツバメシジミ、ゴイシツバメシジミが図鑑に紹介されている。写真を見ると確かにタイワンツバメシジミにはツバメシジミと同様の尾状突起を持っていることがわかるが、クロツバメシジミにはごく短い尾状突起があるだけで、ゴイシツバメシジミになると尾状突起は見当たらない。

 なお、クロツバメシジミは愛知県新城市の天然記念物に、ゴイシツバメシジミは国の天然記念物に指定されている稀少種である。また、タイワンツバメシジミとゴイシツバメシジミは絶滅危惧I類、クロツバメシジミは準絶滅危惧に指定されている。

 このクロツバメシジミは現在長野県にも生息していて、日本では1919年に上田市で初めて発見されている。

 そのほかにも、ムラサキツバメ、コツバメ、キマダラルリツバメなど、名前にツバメの入っているシジミチョウの仲間がいるが、ここでもコツバメには細く長い尾状突起は認められない。
 逆に、いちいち「ツバメ」を名前に入れるわけにもいかないのであろうが、シジミチョウの仲間には尾状突起を持つものが多い。ゼフィルス・ミドリシジミの仲間にはほとんどすべてこの尾状突起がある。


コツバメ(上左)、トラフシジミ(上右)、アイノミドリシジミ♂(下左)、
ミドリシジミ♀B型(下右)の標本

 また、アゲハチョウの仲間にも大抵立派な尾状突起がついているが、「ツバメ」という名がついているものは無い。オナガアゲハなどツバメアゲハでもよかったのではと思うくらいなのだが。


クサギの花で吸蜜する、長い尾状突起を持つオナガアゲハ(2016.8.8 撮影)

 「軽井沢の蝶」(栗岩竜雄著 ほおずき書籍発行)には著者が小4のころのこのツバメシジミにまつわる思い出話がつづられている。
 「・・・数例目のツバメシジミを捕らえた際、後翅裏面の黒斑がたまたま発達した個体だったため、近似のタイワンツバメシジミと判定し、(顧問の先生に)報告したことがあります。先生はそれを見て、”ほう、そうか・・・・。” 特別なリアクションもなく、いつもと変わらない対応。・・・南方系のタイワンツバメシジミが、間違っても軽井沢にいるはずがない! 未熟な少年が普通のツバメシジミに惑わされた・・・、そんなところだと深くは追及しなかったのでしょう。・・・」

 この話を読んでからのことである。義父のチョウのコレクションを時々ここでも紹介しているが、自宅のあった埼玉と別荘のあった軽井沢がチョウ採集の拠点になっていたので、タイワンツバメシジミはさすがにコレクションに含まれていないだろうと思いながら、確認してみたところ....あった。採集地は石垣島であった。ツバメシジミのコレクションと合わせ紹介する。


義父のコレクションにあるツバメシジミ上(左♂、中♀、右♀裏面)と
タイワンツバメシジミ下(左?、中♀、右♂裏面)

 以下、軽井沢と周辺で撮影したツバメシジミである。


畑の畔で見かけたツバメシジミ春型♀(2020.4.30 撮影)

畑の畔で見かけたツバメシジミ春型♀(2020.4.30 撮影)

シロツメクサの生える休耕地で見かけたツバメシジミ春型♀(2017.5.22 撮影)

畑の畔で見かけたバメシジミ春型♀(2020.4.30 撮影)

畑の畔で見かけたツバメシジミ春型♀(2020.4.30 撮影)


シロツメクサの生える休耕地で見かけたツバメシジミ春型♀(2017.5.22 撮影)

河原の叢で見かけたツバメシジミ♂ (2015.9.2 撮影)

河原の叢で見かけたツバメシジミ♂ (2015.8.10 撮影)


河原の叢で見かけたツバメシジミ♂ (2015.8.10 撮影)

クサフジ(の仲間?)の花の近くで葉に止まるツバメシジミ (2015.8.23 撮影)


河原の叢で見かけたツバメシジミ♀(2015.9.2 撮影)

畑の畔で見かけたツバメシジミ春型♀(2020.4.30 撮影)

 次は食葉のシロツメクサの花穂に産卵しているところ。八千穂高原に向かう道の傍らで撮影した。

シロツメクサの花穂に産卵するツバメシジミ♀ 1/3 (2017.5.22 撮影)

シロツメクサの花穂に産卵するツバメシジミ♀ 2/3 (2017.5.22 撮影)

シロツメクサの花穂に産卵するツバメシジミ♀ 3/3 (2017.5.22 撮影)

 都市部でも普通に見られ、個体数が多いとされるこの種だが、食草にしている植物の種類が多様なこと、そこにシロツメクサが含まれていることも関係しているのではと思える。我が家の周囲にも多く見られるシロツメクサであるが、雑草だとばかりに引き抜かないで、多少残しておかなければと思っている。そして、できればアカツメクサに来るモンキチョウの時のように、生活史を撮影したいところである。




 






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新型コロナウィルス情報(9)6/12-6/18

2020-06-18 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 *特に断りのないものは読売新聞からの情報
6/12
 ・都内死者 3、4月過去最多、 「超過死亡」コロナ公表人数の12倍 医療逼迫影響か (産経新
  聞ネット)
   都内で今年3月に死亡したのは1万694人で4月は1万107人。それぞれ直近5年の
  平均から423人、1058人増えた。通常の人口変動による影響を差し引いて算出した
  数値でも3月は10万人あたり905人、4月は882人で、1年のうちでも比較的高い
  2月の数値を11年以降初めて上回った。
 ・世界のコロナ対策は10兆ドル(1070兆円)、一段の措置必要=IMF専務理事(ロイター)
   国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は11日、世界各国の政府が新型コロ
  ナウイルス対策として打ち出した財政措置の規模は10兆ドルに上るが、一段の措置が
  必要だと述べた。 
 ・都、休業「第3段階」に緩和 「東京アラート」解除 接待伴う飲食店19日再開方針
   バー・カラオケようやく。経営者ら我慢2カ月。
 ・2次補正案きょう成立 「第2波」備え 医療体制整備へ
 ・米FRB、ゼロ金利22年末まで 失業率高止まり 景気反転ムード水差せず
 ・コロナ対応、日欧も協調 日本・投資信託、長期国債などの資産買い入れ増額
 ・トランプ氏逆風に焦り コロナ・デモ対応 支持急落
 ・モスクワ 死者、従来の2.8倍 国際基準で5月5260人 これまで1895人としていた 
 ・EU、外国人入域解除へ 来月1日から加盟国に提案
 ・アフリカ 感染20万人 3週間で倍増 各国、経済再開を優先 
 ・米感染200万人超え 再拡大に懸念 
 ・シンガポール 身体装着型「コロナ追跡端末」配布へ 個人情報流出懸念も
 ・米財政・金融政策フル稼働 巨大債務 コロナ後の重荷
 ・株主総会「3密」対策 来場自粛促す お土産配らず、ネット中継
 ・経済転換 百貨店④ 訪日客消滅 打つ手なし 
 ・株652円安 米景気に懸念 コロナ影響長引く見方
 ・料理の宅配、コロナで繁盛 
 ・富士スバルライン15日開通
 ・梅雨、悩みの対コロナ マスクで熱中症恐れ・換気難しく
 ・長野 軽井沢の企業企画 ネットで海外旅行気分を オンラインツアー
   2時間のツアー、1万2500円
 ・長野 簡素化へ変わる葬儀 3密避けやむを得ず ライブ配信も
 
6/13
 ・2次補正が成立 31.9兆円 コロナ対策、中小・医療支援に重点 内閣支持回復狙う
   資金繰り支援を拡大 事業規模140兆円
 ・中国 感染抑止へ、「監視型都市」を提唱 日本、標準化を警戒
 ・コロナ無症状、早期退院可能に 検査から10日経過で 厚労省新基準
 ・株 コロナ懸念再燃 2日で800円超下落
 ・北京 2カ月ぶり感染者
 ・小池氏都知事選出馬表明 対コロナ前面
 ・都「第3段階」初日 「密」避け、再開に乾杯 銀座バー常連戻る
 ・経済転換 百貨店⑤ デジタル ようやく本腰 接客術 オンラインに応用
 ・コロナ関連生保支払い20億円 無利子で融資4100億円
 ・英 GDP20%減 4月 下げ幅最悪
 ・大阪 マラソン中止 11月
 ・長野 夏の成人式延期続々 「第2波」警戒

6/14
 ・観光割引 40都道府県で、うち30道県地元客限定
 ・観光復活 知恵絞る 予約一気に2倍 感染予防と両立
 ・「夜の街」感染防止へ指針 客数を制限、連絡先保管
 ・新規感染8都道府県が8割
 ・ブラジル 死者英国を上回る 世界2番目に
 ・トルコ 国境の封鎖解除
 ・北京 市場で感染拡大 周辺封鎖 無症状含め52人確認
 ・国内「コロナ死」定義自治体に差 感染ならすべて集計~別の死因診断で除外 
   国、「速報値と捉えて」、識者「統一すべきだ」。 
 ・プロ野球6月19日、J1リーグ7月4日開幕 感染予防の戦い 定期PCR・当面は無観客
   台湾・韓国・欧州は先行0開幕、再開。
 ・アメリカン航空 4~6月期売上高90%減の見通し
 ・豪中 コロナ摩擦激化 新型コロナウイルスの感染経路調査を巡り
 ・サルなど17%輸入差し止め NGO調査、感染症媒介恐れ
 ・サイエンス 新型コロナ研究最前線(中) 免疫が暴走重症化、全身の細胞傷つける
 ・長野 宣言解除1か月、観光客徐々に戻る 軽井沢・プリンスショッピングプラザ、善光寺
  など

6/15 休刊日

6/16
 ・接触通知アプリ週内にも 新型コロナ政府方針 19日自粛解除変えず
   政府は19日には、都道府県をまたぐ移動や接待を伴う飲食店などの営業を再開す
  る方針。アプリによって感染拡大の第2波を防ぎたい考え。
 ・英 待望の小売店再開 15日
 ・日本政府、ベトナムへの渡航緩和 今月下旬にも最大250人出国へ
 ・ワクチン確保 首相、米英企業と交渉
 ・国交省 「観光支援」委託費2300億円 夏休みに事業再開意向
 ・北京 市場感染80人超す 市政府、防疫強化・検査急ぐ
 ・布マスクの配布15日中に「完了」、菅氏が見通し明らかに
 ・経済転換・百貨店⑥ 閉店の波、都市部にも 生き残りへ再編も視野
 ・中国生産回復基調、5月統計 消費は依然低迷
 ・株774円安 中国「第2波」警戒
 ・コロナ 医療2分野に外為法で外資規制 感染症薬と高度機器 海外投資家の出資を規制
 ・百貨店売上高 6月前半、2~3割減少 大丸など
 ・ユニクロマスク 19日発売 3枚990円 エアリズム素材
 ・三菱航空機 リストラ発表 世界的に航空機需要の落ち込み 初号機納入さらに遠く
 ・「介護で有給」中小に助成金 コロナ・厚労省受付開始
 ・欧州 経済正常化へ一歩 仏/店内飲食、独/渡航を一部解除、伊・スイス/感染対策アプリ運
  用開始
 ・米 感染再拡大兆し 規制緩和中断相次ぐ 抗議デモも影響か
 ・北 23年にも外貨枯渇か コロナ・中朝国境閉鎖影響、韓国に強硬 焦りの表れ
 ・長野 コロナ3つの顔学ぶ 県と日赤が動画、負の連鎖解消へ YouTubeで公開中
 ・長野 コロナ対策に612億円 県補正予算案 医療体制強化や経済回復
 
6/17
 ・コロナ感染800万人突破 8日で万人増 15日、米ジョンズ・ホプキンス大の集計
 ・戻らぬ客足 売り上げ減 外食コロナで変容 25兆円市場
 ・北京 感染者106人 15日、新たに27人確認
 ・WHO事務局長、習氏母校で演説 オンラインで
 ・株、一転急騰1051円高 日経平均全銘柄が上昇 
 ・日銀 資金繰り支援110兆円に拡大(従来75兆円) 決定会合、金融緩和策を維持
 ・独 ルフトハンザ2万2000人分雇用削減へ 時短勤務を拡大
 ・コロナ感染死、「報告徹底を」 加藤厚労相が見解
 ・来年の大学入試、1ヶ月繰り下げを 全国高校協会求める
 ・コロナ抗体、1000人に1人 東京・大阪・宮城 厚労省公表 識者「第2波備え必要」
 ・「抗原で陰性」診断確定、PCR検査不要に 厚労省通知 「富士レビオ」のキット販売承認
 ・布マスク配布ほぼ終了、遅かった 首相表明2か月半 異物混入で再検品 使われず寄付、交
  換(ドラッグストア)
 ・長野 消費喚起へ総額12億円 松本市補正案 新規事業者へ支援も
 ・長野 プレミアム商品券続々 県も発行後押し
 ・長野 中野市、一本木公園再開、バラ色とりどり

6/18
 ・コロナ対策 国会閉会中審査 
 ・NY市 21%に抗体 1万2000人検査 州全体で13% 
 ・異例のコロナ国会閉会 巨額補正予算2度成立 使途・チェックに課題
 ・北京 再び厳戒態勢 16日、31人新規感染 学校オンラインに
 ・高島屋、投信を仲介 コロナの影響で主力の百貨店事業が苦戦
 ・観光業、移動緩和に期待 5月訪日客最小 近場・短時間に活路
 ・車輸出額64%減 5月貿易統計 全体は28%、リーマン級 米国向けは50.6%減
 ・国体、10月開催を断念 鹿児島県
 ・都知事選きょう告示 コロナ 全員が最重視 
 ・テレワーク一気に拡大 都内6割実施 中小企業の導入目立つ
 ・コロナ感染遺体 司法解剖5割の機関が受け入れできず、設備の不備が要因
 ・長野 景況感4~6月マイナス52.3% リーマン次ぐ低さ
 ・長野 軽井沢町、車ナンバーで買い物客分散 「密」回避、新マナー協力呼びかけ
   町民や別荘滞在者に、自家用車のナンバーの末尾の数字でスーパーなどの利用日
  決める「軽井沢の新しいマナー」を提案。ナンバー奇数なら奇数日利用。
 ・長野 立山黒部アルペンルート営業を19日から再開
 ・長野 政府配布マスク、小諸市寄付募る
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庭にきた鳥(6)ヒガラ

2020-06-12 00:00:00 | 野鳥
今回はヒガラ。庭の餌台にはコガラと同様、時々姿を見せる。大きさはコガラよりもやや大きい程度で、シジュウカラに比べるとかなり小さいが、シジュウカラによく似た羽色の仲間である。

庭の餌台に来たシジュウカラとヒガラ(2016.2.28 撮影)

 原色日本鳥類図鑑(小林桂助著、1973年保育社発行)には、ヒガラも次のように紹介されている。
 「形態 色彩はシジュウカラに似るがはるかに小。嘴峰8~9mm、翼長55~62mm、尾長42~49mm、跗蹠14~17mm。頭上、後頸は光沢ある藍黒色で後頸の中央に白紋がある。背は青灰色、頬と頸側とは白色。腮(あご)喉(のど)黒く以下の下面は灰白色。♂♀同色。
  生態 低山帯から亜高山帯にわたって生息し数は多い。森林中の高いこずえに止まってツツピ、ツツピ、ツツピと長く連続して鳴く声はシジュウカラよりもはるかに金属性を帯びる。冬季にはシジュウカラの群れに混じって山すその人里近くにも漂行する。
  分布 北海道・本州・四国・九州・屋久島などに分布繁殖し、伊豆七島にも渡来する。

 この種も牛脂が大好きで、冬期にはこれを目当てにやってくるようである。黒色の頭頂に短い冠羽があり、ツツピ、ツツピと鳴きながら、いそがしく動き回る姿が目立つ種である。

 庭の餌台に来るカラの仲間を見ていて、バードカーヴィングに取り組んだことがあって、ヤマガラとヒガラを並行して彫りはじめたが、ヒガラのこの冠羽でつまづいてしまった。そのうち、写真とビデオ撮影の方が忙しくなり、今もそのまま箱の中で眠ったままになっている。

 最初は餌台に来た時の写真。シジュウカラ、ヤマガラ、コガラと交互にやって来ることが多いので、2種を同時に撮影できる機会はあまりないのだが、これは珍しいシーン。自分より大きいヤマガラが牛脂をつついている間、冠羽をより高く立て、じっと傍らで待っている様子である。

餌台に来て順番を待つヒガラ(2016.3.13 撮影)

餌台の牛脂を食べるヒガラ 1/4 (2016.3.13 撮影)

餌台の牛脂を食べるヒガラ 2/4 (2016.3.13 撮影)



餌台の牛脂を食べるヒガラ 3/4 (2016.3.13 撮影)

餌台の牛脂を食べるヒガラ 4/4 (2016.3.13 撮影)

 雪の降った日は、外で餌を探すことがより難しくなるのか、餌台はラッシュ状態になる。近くの木に止まり、順番を待つ姿も見られた。

雪の日、枝に止まり餌台が空くのを待つヒガラ 1/3 (2016.3.10 撮影)


雪の日、枝に止まり餌台が空くのを待つヒガラ 2/3 (2016.3.10 撮影)


雪の日、枝に止まり餌台が空くのを待つヒガラ 3/3 (2016.3.10 撮影)
 
 人懐っこい性格はコガラとよく似ている。餌台や庭に来ている時も人を恐れる様子はあまりなく、庭のモミの木の枝に止まったり、ぶら下がったりと、あれこれ曲芸のような姿を見せてくれ、至近距離からの撮影もできた。

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 1/11 (2020.4.25 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 2/11 (2020.4.25 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 3/11 (2020.4.25 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 4/11(2020.4.27 撮影)


庭のモミの木で遊ぶヒガラ 5/11 (2020.4.27 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 6/11 (2020.4.25 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 7/11 (2020.4.25 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 8/11 (2020.4.25 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 9/11 (2020.4.27 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 10/11 (2020.4.27 撮影)

庭のモミの木で遊ぶヒガラ 11/11 (2020.4.27 撮影)

 冬の雲場池でもよく見かけ、近寄って行っても逃げることがあまりなくて、カメラのファインダー越しに見ていると、どんどん近くに寄って来たり、目の前の木の枝に逆さまにぶら下がり、庭のモミの木の時と同様、アクロバティックな姿を見せてくれることがある。

雲場池の遊歩道脇で見かけたヒガラ 1/5  (2020.4.2 撮影)

雲場池の遊歩道脇で見かけたヒガラ 2/5  (2020.4.13 撮影)

雲場池の遊歩道脇で見かけたヒガラ 3/5  (2020.4.28 撮影)

雲場池の遊歩道脇で見かけたヒガラ 4/5  (2020.4.13 撮影)

雲場池の遊歩道脇で見かけたヒガラ 5/5  (2020.4.2 撮影)

 このヒガラ、ご近所の玄関脇の1mほどの高さに置いた巣箱で子育てをしたことがあった。我が家でも巣箱をいくつか用意して楽しみにしているのだが、まだどこか気に入らないようで入ってくれない。
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