関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

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木下航志 Do The Soul!! vol.6 @BAJ 2009.9.5

2009年09月07日 00時28分44秒 | 音楽
前回初めて木下くんのBAJライブに行ったときは、ライブ3日前くらいに予約したので、いわゆる楽屋席だったんですが、こちらはステージがほぼ全部見渡せて、ちょっと遠いけれどなかなか良いお席でした。今回気合いを入れて結構前から予約をお願いし「できれば木下くんとマサ小浜さんが良く見える席を」とお願いしておきました。すると!一番前の木下くん特等席ともいうべき、素晴らしい席をご用意いただいたのですが・・・。何と!コーラスのお姉さまに隠れてマサさんが見えないという非常事態。うーん、まあこんなこともあります。幸いダンスされてる合間に見えたり、ソロの時はちゃんと体をずらして下さったので、マサさんのギタープレイを間近で楽しむことができました。良かった~。

10分ほど遅れてのスタート。いきなり今、我が家で大ヒット中の木下くん版「赤とんぼ」から始まってびっくり!先日の越谷レイクタウンでのイベントで、ダンナさまが買って来てくれたデビュー・ミニアルバム「絆」に入っている、ちょっと変わったラテン・アレンジの赤とんぼで、娘がお気に入りで夕食時はしょっちゅうこれがかかっているのです。「娘が聴いたら喜んだだろうな~」と思い聴いていると、途中でいきなりサンタナの「OYE COMO VA」のイントロが!ええ~~?!この斬新な取り合わせ!でもリズムは全く同じなので、そのまま普通に「♪OYE COMO VA」と航志くんのボーカルが始まり、マサさんの超カッコイイサンタナそのままなギターソロに早くもノックアウトされていると、それがまた「♪夕焼け小焼け~の」に戻り、最後は「ハアッ!」で終わるという、何とも楽しいオープニングでした。さすが航志くん!

今回もあまりに渋い選曲で、知らない曲半分、知ってる曲半分でしたが(最前列のお姉さま方はほとんどの曲に反応しておられて「おお~、すごい人がいるんだな~、私はまだまだ勉強不足~」と感心しきりでした)どれもとてもソウルフルで楽しませてもらいました。いつもながら航志くんのパワフルな歌声には感動です。小柄な航志くん、足もとっても小さいんです。一番前だったので足元まで見えました。

ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」では、野太い声の原曲とはまた違った味わいで素敵でした。こんな曲歌える20歳は航志くんくらいしかいないのでは?!
この時のマサさんのギターソロは最高でした。今年に入ってマサさんの演奏を聴かせていただくのは4回目。JINOさんとのデュオ(ロック&ブルース系)だったり、小林香織さんのバック(フュージョン)だったり、それぞれにかっこよかったですが、やはりジャズやR&Bのカバー曲を弾いている時のマサさんのギターが、心底カッコイイと私は思います。とにかくギターの音が耳にキンキン来ることがないんです。演奏って技術はもちろんですが、お客さんの耳に心地よい状態で届くのがいい演奏なんじゃないかと思います。(ロック系でキンキンだからノリノリ!みたいなのは、それはそれでサウンドに合ってていいんだと思いますが)

アコースティック・ギターとフィリップ・ウーさんのハーモニカをフィーチャーした「蘇州夜曲」も、しっとりと落ち着いた感じでとても良かったです。この曲のアレンジはコードが結構凝っていて、マサさん、楽譜とにらめっこ状態に。でも裏を返せばそれは今日初めて演奏する曲だということ。あんな複雑なコードをあれだけ正確に弾きこなせてしまうなんて!!楽器を演奏する人間としては、そういうところにもつい注目して感動してしまうのです。やっぱりプロはすごい~

1部の最後は「あの曲だったらいいな!」と思っていたらビンゴ!で大感激!大好きな木下くんのオリジナル曲「We Got Rhythm」でした。ノリノリの状態で1部が終了。

今回、両隣が1人で来られている感じの女性だったのですが、どちらかに話しかけてしまうともう1人の方に悪いかなと、お話大好き大阪のおばちゃんとしては戸惑っていたのです。それが休憩時間、左隣の方がまず声をかけて下さり、話している途中、何と席にキーボードのフィリップ・ウーさんが、ご自分のライブの宣伝に回って来てくださり(優しいお顔立ちにちょっと長めの髪&メガネ、しかもオルガンがめちゃウマという、私が好きにならずにはいられないタイプの素敵なお方なんです)それを機に右隣の方ともお話ができて、3人で会話がはずみました。それぞれの出身地が西日本だったこともあって、すごく親近感が湧きました。こんな時、ああ~1人で来てよかった~♪と思います。時々こういう素敵な出会いがあるのが、お1人様の醍醐味だったりして。やっぱりキライじゃないです(笑)以前TRIXでお隣になった方とは、今でもライブ会場で会うとうれしくてお話しています。今回の方々とも、次の木下くんでまた会いましょう!と約束しました(Wさん、コメントありがとうございます!今度はぜひニックネームでコメント下さいね♪)

今回、特に聴けて感動だったのは、EW&Fの「Reasons」。EW&F大好きなので感激でした。ご本人いわく「今回一番難しい曲でした」とのことでしたが、そこは歌がうまい航志くん。フィリップ・ベイリーばりの高音で歌い上げていて、それはそれはかっこよかったです。終わってから客席からは惜しみない拍手が続いていました。

山下達郎の「さよなら夏の日」にじーんとしたり、スティービー・ワンダーの曲もあり、「SMILE」もステキでした。ジャクソン・ファイブからの流れで2部の最後、マイケルで盛り上がりましょう!ということで演奏されたのが「ROCK WITH YOU」で、これも大感激でした。以前マイケル追悼で書いたのですが、超メジャーな「THRILLER」より「OFF THE WALL」の曲が好きなんです。マイケルの曲の中でもかなり好きな曲なので、自分の中で超盛り上がってしまいました。マサさんのギターも最高にかっこよかった~。今度のマイケル・ジャクソン・トリビュート@BAJ、ダンナさまが行くのですが、きっとマサさんのギターは涙が出るほどカッコイイんだろうな~・・・。今年に入って、夫婦でマサさんのライブに行きまくりです。ギターの音色にもそのアメリカンなお人柄にも、すっかり参ってます。

それにしても航志くんってやっぱり前世は黒人だったのかも?と思ってしまうほど、ブラック・ミュージックにしっくり来るボーカリストです。でも日本の歌を歌ってもしっくり来る。ま、要するに何を歌っても上手いってことなんだなぁ(オチになってないですね、すみません)
アンコールの最後、黒人女性ボーカルの方とのゴスペルも、とっても感動でした。JAZZYで独特なピアノとオルガンの響きも素晴らしかったです。

今度の「Do The Soul!!」は12月開催のようです。う~ん、お友達も出来たことだし、はずせないな~。クリスマスが近いので、きっとそんな内容になるんでしょうね。ああ、想像しただけで楽しみ

このライブに行くことができて本当によかったです。ダンナさまをはじめみんなに感謝ありがと~~。