映画館で観たかったのですが、なかなか足を運べず、遅ればせながらテレビ放送を録画して今朝早起きして1人で観てました。
いや~、良かった~。笑えて泣けて最高にいい映画でした。映像も音楽もステキだったし、何より役者さんが最高でした。邦画の楽しみは知ってる役者さんがたくさん出て来るところ。本木、広末コンビが素晴らしいのは言うまでもなく、山崎努さん、吉行和子さんが素晴らしいのはもっと言うまでもなく・・・。
「もうこの役はこの人しかありえない」と思ったのは、余貴美子さんでした。この人のためにある役と言っても過言ではないくらい。杉本哲太さんもハマリ役だったなあ。笹野高史さんの渋い演技に涙したり、峰岸徹さん、山田辰夫さんについては、観ていて感慨深いものがありました。
そんな中、私が大好きな女優さんを発見!山田辰夫さん演じる、時間に遅れて来たからとブチ切れる夫の、亡くなった奥さんを演じていた方です。疲れてやつれていた顔にお化粧を施され、とてもきれいになっていく女性。遺影の写真を見て「あ、あの人だ」と。エンドロールにあった「
宮田早苗」という名前に見覚えがあり、ネットで調べてみたら、東京乾電池所属の女優さんでした。
何年か前に妻夫木くんの彼女役で、ゼリー飲料のCMに出ておられました。前の晩遅くまで、妻夫木くんにもらった指輪を探して、その時はすごくかわいい甘えんぼの彼女なんだけど、翌日会社に行ったら妻夫木くんの切れ者の上司、という設定で、その見事なツンデレぶりに思わず見入ってしまいました。CMやドラマの脇役でちょこちょこと拝見しますが、変わらずきれいな女優さんです。
重い題材なんだけれど、ところどころに温かなユーモアがちりばめられていて、優しさを感じる心に残るいい映画でした。そりゃあアカデミー賞も取って当然!