私が時々ジャズピアノを習っている堀秀彰先生が、こんな時こそ音楽で元気を!という趣旨の決意表明をされていて、シビれました。
また大好きな博多大吉さんがツイッターに書いていた「嘘でも笑おう!」という言葉にも感銘を受けました。
朝起きて顔を洗う時(鏡が見れるようなら鏡の前で)嘘でもいいからにっこりと笑ってみる。すると脳が「あら、今この人楽しい気分なのね」と勘違いしてくれる、という内容の事を茂木健一郎さんの本で読んで、実は私、毎朝実践しているんです。さすがに12日の朝は難しかったけれど、ただ口角を上げて、目を細めるだけでも笑顔っぽくなります。そしてその効果は・・・あります!
最近笑えてない、という方は試してみてください。少し気持ちが落ち着きます。
さて、私が40歳を目前に音楽活動を始めようと思ったきっかけの一つに、阪神・淡路大震災のことがあります。当時住んでいた尼崎という場所は最も被害の大きかった所よりは大阪に近く、家の中のものが壊れた程度で済んだので、決して被災したうちには入らないと思います。ただ、もう少し神戸に近いところに住んでいたら・・という可能性や、寝ていた部屋の隣、ふとんから1mも離れていないところに大型のCD棚が倒れたことを考えると、あの時生かしていただいたんだという気持ちになりました。
人生、明日何が起きるかわからないのなら、精一杯やりたいことをやろう。辛い気持ちをいつも救ってくれた音楽。音楽には病気を治す力すらあると、大好きな日野原重明先生の本を読んで知りました。
今回もまた被災したうちには入らないけれど、大地震を体感することとなり、何だか自分でも信じられませんでした。戦後の未曽有の大震災に2度も関わることになるなんて。心配してくれていた関西の友人、Kさんからのメールが、翌日の12日になって届きました。何度かやりとりする中で私が「2度も大地震に関わったのには、何か意味があると思う、自分に何ができるか考えなさいということかも」と送ると「やっぱり音楽ちゃう?」という言葉が返って来ました。
自分に元気を与えてくれたミュージシャンたちのように、今度は自分が音楽で聴く人の心を元気にしたい。奇跡的に今まで生きて来られたのだから、その感謝の気持ちを音楽という形にして届けたい。そんな想いで今まで音楽をやって来ました。
2009年に自主制作した「童謡カレンダー」というピアノ・アルバムがあります。1月から12月までの季節に合った童謡を選んで、ジャズアレンジしたものです。8月の「ほたる」と12月の「たきび」はそれぞれ、ジョー・サンプルの「虹の楽園」、スティーリー・ダンの「バビロン・シスター」とのコラボレーションで、普段童謡を聴かないコアな音楽ファンの方にも楽しんでいただける内容です。今まで口コミとライブ会場、ブログでのインフォメーションで110枚ご購入いただいています。1枚買って下さった方が、他の方にプレゼントしたいということで、後でまとめて購入して下さる事も多く、自分の中で「50枚も売れれば恩の字」と思っていたのを遥かに超える枚数となりました。「子供に優しくなれました」「おいしいお料理が作れました」など、うれしいご感想も多数いただいています。
1枚1000円です。本日(2011年3月20日)からご購入いただいた分の全額を、東日本大震災の義援金として、日本赤十字社に寄付させていただきます。
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