関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

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大吉先生の本を読んでみた

2011年03月07日 23時16分41秒 | Weblog
お正月にダンナさまの実家に帰った時、大きな本屋さんに吉本のタレント本のコーナーがあり、そこに「年齢学序説」が置いてあるのを見た時は「へえ~、大吉、本出してるんだ~」くらいに思ってて、むしろとなりにある笑い飯哲夫の本の方に食いついてました(笑)
1月の終わり頃「やっぱり大吉が好きだ~!!」と気がつき、そうなるともう関連するものは何でも観たい、読みたい。速攻でAmazonに注文しました。今ってほんと便利なんですよね。町の本屋さんにはなさそうなものも、たった1日で届けてくれるんですから。

論文調のかなり文字数もページ数も多い本で、最初は勿体ぶってちまちま読んでいたんですが、後半とても面白くて、今日一気に最後まで読んでしまいました。
26歳でその後の成功を手にした人を中心に、38歳、51歳など、同じ年齢で偉業を果たした芸能人、スポーツ選手、漫画家等について、こと細かに記した「~かもしれない論文」。まあよくここまで調べましたね、という感心とともに、かなり信憑性があると感じる年齢もあり、とても面白かったです。特に今日読んだFUJIWARAが全国区になるまでの軌跡と、綾小路きみまろのブレイクに関するくだり、今の私の心情にぴったりハマってびっくりでした。長年の下積みを経て、今や人気者の2組。やっぱりどんなことがあっても続けることが大切なんだなあ、としみじみ思いました。

最後の第10章にやっと華丸・大吉のことが書かれていましたが、福岡時代に放送局と事務所がもめて番組が打ち切りになったこと、ネットで「博多大吉」と検索すると必ず出て来る「大吉・謹慎」という意味不明のキーワードについての事実も書かれていて、とても興味深かったです。大吉さん自身の26歳は、結構激動の26歳だったんだ~・・・と。ちなみに華丸さんの児玉清さんのモノマネは26歳の時に編み出されたものだそうです。そのネタでR-1獲ったんですから、やっぱり26歳って何かあるのかも。

わたくしの26歳はというと、4年半勤めて最後には結構重要な仕事もまかされていた会社の経理をやめて、18歳の時「この人のお嫁さんになる!」と直感していた今のダンナさまのもとに永久就職(死語)しました。バンドを一緒にやっていたこともあり、子供ができるまでは一緒に13CATSのライブに行ったり、友人の結婚式の2次会バンドでは、フュージョン=サウンドがソフトなので重宝がられました。30歳のとき、長年住み慣れた関西を離れ関東へ。32歳で現在のさいたま市に落ち着き、33歳のときジャズピアノを習い始めます。36歳のときTRIXと出会い、39歳で音楽活動をスタートさせました。今年の夏で音楽生活も5年を迎えますが、それはそれは素敵な出会いがたくさんありました。
バンド仲間だったダンナさまだからこそ、ローディーもやってくれるし、CDについてのアドバイスもしてくれます。それに「結婚退職」を会社が促してくれたお陰で、比較的時間を自由にできる主婦という職種につくことができました。ただ、26歳で結婚した時は、18年後の今の生活は想像もつきませんでしたが・・・。

それにしても、ただただ「好きなタレントの本だから」という興味だけで読み始めたこの本に、こんなに共感するなんて・・・。特に「夢」や「目標」について書かれていることは、私が常々考えていることでもあったため、心から「そうなんだよね~」と思いながら読みました。とてつもない夢を語るより「身の丈に合わせた微調整」をすることが必要だと。できそうなところから攻めて行くと、だんだん大きな夢に近づいて行くものなんじゃないかと。

大吉さんは周りの人から「もの凄くネガティブなポジティブ」と評されるそうです。あ~、なんかわかるな、その感じ。元々ネガティブだけどポジティブに生きようとするっていうのがいいと思います。私も思いっきりそんな感じ(笑)おとなしめでオタクだけど目立ちたがり、というよくわからない自分の性格、ちょっとわかったような気がします。

もしかして大吉さんに呼ばれたんじゃなくて、この本に呼ばれたのかな。引き寄せられた気がする