関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

TRIX @STB139 その3

2007年07月14日 17時50分18秒 | 音楽
7曲目の「Labyrinth」の頃から「変態系のスタート!」ということだったので、10曲目の「puma」はさしずめ「キメの変態系」とでもいったところでしょうか。CDを何度聴いてもわからない。で、ライブでリズムを取ってみたけどやっぱりわからない。こんな曲を弾けちゃうTRIXのみんなはやっぱり変態だ~!と、くやしまぎれに思ってみる。心から尊敬します。さすが「天下無敵のバカテク演奏」とCDの帯に書かれている方々だけあります。何?このかっこよさは?!

この曲でベース&ドラム・ソロがありました。まず須藤さんが前の席の男性に「弾く?」みたいな感じでベースを渡し、やはり一応腕に自信のある方だったのでしょう、華麗なスラップを披露され、一同拍手~。次に須藤さんが「弾きたい人~」と聞くと「はいっ」と手を挙げたのが、何と私の隣に座っている男性でびっくり。須藤さんが近づいて来られて、そのお兄さんにストラップをかけてあげて、さあ弾き出したと思ったら…。う、う、うまい!うますぎる!もしかして須藤さんよりうまい?!と思ってしまうほどの完璧な演奏で一同大拍手!これはちょっと声をかけないわけにはいかないと、おばちゃん魂に火がついてしまい、終演後声をかけさせてもらいました。するとやっぱり!TRIXのコピーバンドをやっているとのこと。ヤマハのプレイヤーズ王国で話題のバンド「COPIX」のベーシストさんでした。いや~、世の中にはうまい人が山ほどいるのは知っていたけど、まさかお隣のおとなしそうなお兄さんがこんなすごい人だったとは…。ちょっと感動でした。

一盛り上がりした後は熊ちゃんの熱帯魚カラーのニュードラムによる怒涛のドラム・ソロ。今回ちょっと短めかなーと思いましたが、いつにも増して熱くパワフルな演奏でした。ほんと早回しのような手の動きに見入っていると、時々入るコンッ、という音が熊ちゃんソロの特徴かと。思わず笑ってしまうドラム・ソロ、ちょっと他にはないのでは?

さらに盛り上がった状態で最後の曲「♪A~」、最後はアルバムの1曲目「Passion」でした。ここまで引っ張って来ちゃったんだ~。でも確かにライブでは盛り上がること必至の曲ですし。息子のポロリでこの曲に振り付けがあることは知っていて、ちゃんと家で練習して行きました(笑)みんなにやれって言っておいて「上から見るとかなり気持ち悪いよ」って、そりゃ須藤さん、あんまりです…。でもやっちゃうんだな。TRIXでは盛り上がっても今までは席を立って…ということはなかったので、半強制的は大歓迎でした。自分だけ盛り上がって立ってしまうと後ろの人にご迷惑ということもあって、今まで遠慮してましたが、ホールのコンサートで最後のほうは立ってノリノリで…というのが楽しかった思い出としてあるので、これから「Passion」は立って聴くのが定番になってくれるといいな~。
曲はやっぱり今年の春のライブで聴いたときよりかっこよかったです。ノリノリのいい曲です。窪田さんのソロも熱い!踊りも楽しかった~。

最高潮の盛り上がりのまま、アンコールへ。なかなか出てきてくれないな~と不安になっていると、また大音響の(あれはやっぱりスターウォーズのテーマ?)BGMとともに、熊ちゃんがいつもの乱入用ドラムを装着して登場。ただ残念ながら今回電波の調子が悪く、ワイヤレスにはできなかったとのこと。半径20m内で弾きたい人を探します。パッドの面が小さいし、一角はシーケンサーが鳴ってしまうので弾いちゃいけなかったり、お客さん苦戦しながらも2人ほど楽しく演奏されてました。その後須藤さん、窪田さんがステージに再登場され、サムライ仕様を装着して3人で「サムライ」のスタート。あれ、平井くんは?案の定2階席からの登場でした!その後須藤さんとワイヤレスになった窪田さんが1階から2階へとどんどん移動して行かれます。2階でmiclo Kontrolを持たされている女性がいて「あ~、何てうらやましい~」と。私もmiclo Kontrolスタンドになりた~い…。
最後は1階中央の私たちの席のすぐそこで、4人そろって演奏して下さって感動でした。TRIXのサービス精神は本当に見習わなければいけないです。何事においても。

「もう1曲やってもいい?」そんなのもちろんです!時間さえ許せばもうあと5曲くらい聴きたい。で、最後が何と!「Jungle Circuit」をやると。何かそこまでお疲れの体にムチを打たなくても…という気もしましたが、聴くほうはもう喜んで聴かせていただきました。
それはもう疲れをもろともしない演奏で、「ライブはこれから始まるの?」という感じでした。みなさんのスタミナ&集中力に脱帽…。さすがプロ!曲が終わってみなさんが前に出てきてのごあいさつ。窪田さんと熊ちゃんが真ん中を勧められて、2人顔を見合わせて初対面の人のようにおじぎ…。最後まで笑わせてもらいました。

そんな脱力のはずのみなさんですが、それでもちゃんとサイン会を開いて下さるんですね。素晴らしい~。終電の時間もまだ余裕があったので、買ったTシャツにではなく、家から持参したFORCEにサインをお願いしました。それぞれのみなさんと少しお話できて、順番が最後の窪田さんに、今度札幌シティジャズにも行くことをお伝えしたところ、「ここから行くの?」ととても驚いてくださって。偶然旅行で行くことと札幌のライブをがんばってくださいと話すと「がんばりま~す」と満面の笑み&がっちりと握手してくださり、もう大感激でした。私の前に並んでいた方には「子育てがんばって」と声をかけておられたし、ファンの方それぞれに丁寧に答えるお姿が印象的でした。窪田さんのファンの方にはすごく長いファン歴の方がおられるようで、それはきっと演奏だけでなくファンのハートをがっちり掴む、優しくて誠実なお人柄も大きいのではないかな~と。なかなか今までサイン会をひんぱんに開いてくれるバンドにはお目にかかれなかったので、TRIX&窪田さんのことは、とことんファンでいたいと思います。

TRIX、ほんとサイコー!!!