日本の新型コロナウイルス感染者が少ない、その理由について色々と挙げられているが、様々な要素があり決めることは出来ないだろう。データを基にひとつの理由を考えてみた。
このグラフはNHKのHPからデータを参考にして作り替えしたグラフです。
男女別の年代別グラフですがポイントは10代と10代未満の感染者の割合です。男女10代は1.8%、3.0%、10代未満は1.1%、1.4%と低いです。新型コロナと似たような同じウイルスのインフルエンザ、毎年多くの感染者を出していますが、あまり話題に上がりません。しかし2018年インフルエンザ死亡者数3,325人、死亡率2,7%となっています。今回の新型コロナの感染者数は17,968人 死亡者数955人、死亡率5,3%となり死亡率は低いが死亡者は3倍超です。インフルエンザの死亡率が低いのは感染者数が多いからです。毎年繰り返すインフルエンザも新型コロナと同じように関心を高める必要があります。国立感染症研究所からの資料「今冬のインフルエンザについて」2018-19年のインフルエンザ推計数は1201万人、15歳未満が全体の41%という結果でした。同じような流行性ウイルスの感染でありながら年代別で子供たちはインフルエンザでは一番多くを占め、新型コロナウイルスでは一番少ないと真逆の状況になっている。その理由について考えてみると。インフルエンザは毎年通例になっているのでメディアの関心が低くニュースとして取り上げることが少ないので世のお母さん方の関心が低い。学級封鎖がニュースで取り上げられるように、学校で集団感染が起きている可能性が高い。新型コロナウイルスでは、安倍晋三首相は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、全国すべての小中高校と特別支援学校について、3月2日から春休みに入るまで臨時休校するよう要請した。新型コロナ感染のピークが4月初旬なので、この早い休校要請は効果があったと思われる。政府の対策には疑問を感じる施策が多いがこれは評価ができる。
お母さんたちは新型コロナから子供を守るため生活様式を考えたが、子供たちを3密となる場所に行かせない、手洗い励行など日常生活で予防と考えられることの実践、そして自らも3密を避けるなど行動を自粛した生活を続けた。別に特別なことではないが、普段の生活の中で個人の感染防止策が効果があったと思われる。
この年代別グラフでは20代女性、30代女性となっているが、この女性たちが既婚未婚、さらには子供の有無が分かれれば参考になるのだが、これは推測だがこの感染した女性たちの多くは未婚ではないだろうかと考えられる。この中で20代の女性の感染率が一番高い20代の女性は活動範囲が広い、交友関係も多いので感染率も高くなる。感染すると濃厚接触者となる人も多くなる。別に違法ではないが自粛しないでこれまでと同じ生活を続けている人たちが感染しているのではないだろうか、多くの人たちは決められた生活様式を守って生活を営んでいる。日本が世界の中でも感染者が少ないのは、国の示した施策より多くの人たちがそれぞれ家族を守るために行っている自衛策に効果があったからではないだろうか!
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