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新型コロナウイルス 第二波③

2020-06-04 12:06:12 | 事件
感染症予防には一人ひとりが危機感を持つのが大事なのだが、1月23日に中国武漢市が新型コロナ感染防止のため都市閉鎖を行っても日本ではそれほど危機感を持たなかった。2月3日にダイヤモンドプリンセス号が横浜港に接岸して新型コロナ感染者が多く出ても関心は高まったが大阪の人たちの危機感は低かった。遠くの大きな災害に関心は持つが危機感はあまり感じないが、身近で起きると関心は高まり危機感も高まる。

新型コロナ ライブハウス感染
「大阪京橋ライブハウスArc」(大阪市都島区)で2月15日のライブ開催以降、参加者の感染が相次いだ。府は同29日、該当する8つのライブの参加者にPCR検査の受診を呼び掛けた。関係者を含めた参加者はのべ710人以上で、相談センターにはのべ364件の相談があった。府内で153人が検査を受け、そのうち48人の陽性が判明。最も多かった8日は10人の感染が確認された。府外でも兵庫県(10人)や東京都(6人)をはじめ、全国で感染が広がった。

京産大クラスター
(1) 感染源となった患者の行動歴等
3月 2日 ~13日患者A(愛媛県),B(石川県),C(本市27例目)を含む4人で
イギリス,アイスランド,スイス,フランス,スペインに旅行
3月14日 帰国(関西国際空港)
3月19日 患者Cが所属するCゼミの卒業祝いの懇親会
(一次会:居酒屋,二次会:居酒屋)
3月21日 患者Aが所属するAゼミの卒業祝いの懇親会
(一次会:居酒屋,二次会:居酒屋,三次会:カラオケ)
3月22日 患者A,Bが所属するEサークルの懇親会
(一次会:居酒屋,二次会:居酒屋)
京産大クラスターの感染者は京都市だけでなく他府県も含め計 69人の感染者をだした。

京大病院研修医57人、飲酒会食し自宅待機 コロナ予防方針に反し
4/7(火) 17:39配信 京都新聞
 京都大医学部付属病院(京都市左京区)に4月から配属された研修医95人のうち6割に当たる57人が、新型コロナウイルス感染予防のため飲酒を伴う会食などを禁じた病院の方針に反したとして自宅待機となっていることが7日分かった。同病院は「患者さんに安全な医療を受けていただくために必要な措置。現時点で診療に支障は生じていない」としている。
 同病院などによると、3月の段階で4月から働く研修医らへ飲酒を伴う会食などの自粛方針を伝えたが、違反すると自宅待機にすることは決まっていなかった。その後、全国で研修医の新型コロナウイルスへの感染が問題となっていることを踏まえ、同病院として自宅待機を決定したとしている。研修医以外にも、自宅待機となった職員はいるという。
7日午前段階で診療機能の抑制は行われていないが、手術の一部停止などを容認しているという。

「おかしいと思っていた」 大阪で集団感染の病院 感染看護師の同僚証言
4/24(金) 20:58配信  毎日新聞
 20代の女性看護師が最初の感染者として陽性確認されたのは4月14日。だがスタッフたちは、数日前から異変を感じていた。「11日ごろから発熱やせき込む患者が増え始めた。最初は数人で、15~16日にはかなりの人数に広がっていた。スタッフたちは『おかしい』と思っていた」。取材に応じた看護師は振り返る。
 この病院は外来診療はなく、リハビリに臨む入院患者向け。感染はリハビリ室の利用者を中心に広がったとみられる。証言によると、15日ごろまで、症状のある患者と無い患者が同時にリハビリしていた。現場のスタッフから上司に「発熱者もいるので、リハビリ室を閉めるべきだ」と提案したが、閉鎖の指示はすぐには出なかったという。
 「患者さんに何かあってからでは遅い。早くPCR検査(遺伝子検査)してほしい」。
最初の陽性が14日に確認され、不安がより強まった。スタッフの半分は濃厚接触者扱いで自宅待機になり、看護師らの負担が一気に増加した。
 病院は人手不足を補えず、陽性が確認された女性看護師2人に夜勤を指示。病院は大阪市の調査に「代わりの看護師が見つからずにやむを得ずにお願いした」と説明したが、近くで2人の苦闘を見ていた同僚として「責任感があり、残された患者さんのために出勤したのだと思う。病院は、やってはいけないことをやった」と強く批判した。
 この病院に感染症の専門スタッフはおらず、防護服などの備蓄もなかったという。「現場対応には限界があった」と根本的な問題を指摘し、「病院の責任を追及するだけでは、問題は解決しない。統一的なマニュアルの整備など、行政の支援も必要だ」と訴えた。

※ダイヤモンドプリンセス号クラスターではクルーズに参加している特定の人という感覚だったが、京橋のライブハウスクラスター、さらに京産大クラスターは身近な人の中にも居るかも知れないと大阪の人たちは危機感を高めた。そして大阪府の自粛要請が出る前から人が多く集まる催し物の中止が広がった。3月からは市の施設を使っている子ども食堂が中止、そうなると公民館を使ってボランティアで行っていたパソコン講習会も中止をしなくてはならない。友達とのカラオケも中止するしかない。3月初めはまだ感染者も少なく心配し過ぎではとも思ったが、街の人たちに危機感が広がり自粛しなくてはならないような雰囲気になった。4月初めにはピークを迎え、その後、病院のクラスターも発生したが大阪の悪い材料は出尽くしたと思っている。大阪では新型コロナの第二波は起きないだろう。

コロナ禍が沈静化して再度感染が広がると第二波と呼ばれるような報道があるが、これは間違いだと思う。第二波の定義とするならばそれは海外からの入国制限を解除となり感染した人が入国して感染を広げた場合に当てはまるのであって、今、北九州市で広がっているのは前にも言ったが、これはまだ収束していなかっただけであり第二波ではない。当初ウイルスの潜伏期間は14日と言われていたが人から人へ感染していく中でウイルスも鍛えられて1ヶ月近く長くなっている可能性がある。ウイルスの潜伏期間14日は見直さなければならない。


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