寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

ご馳走の話し(^^)

2015年12月14日 07時21分53秒 | 日記
おはようございます。先週の金曜日でしたが 鰻丼 を頂きました♪ 三重県にご出張 されたM常務さんのフォロー したのです。
同伴した総務部長が 気を使う人みたいで 朝イチに私の側に来て 「高村さんもお昼用意してますからご一緒にどうぞ…」 泣かせる言葉ですね~(^^)
ありがとうございます。
私は頭を下げてお礼を申し上げましたのは言うまでもありません♪
だってこんな普段対応しない役員さんの臨時フォローしても 蚊帳の外から見てるだけ~もありますからね♪
実際 先月でしたか 某役員さんの時は まさしく 蚊帳の外 状態
〓 食事を終わられるあいだ独り寂しくお預けをくらい待機モードでしたから~
でも ご心配なく、たいていはご馳ッチになれます(^^) 春ごろでしたか、 別の役員さんのお供していましたら、この地方では有名な お蕎麦屋さんに入られました。
朝からの道案内の感触でたぶん 声を掛けて頂けると思ってましたが、運転士さん 一緒に食べましょうよ♪役員さんから直接のお誘い (^^)
ハ、ハイ! ありがとうございます。
お礼を言って お店に入りました。
さあ、何を食べるんかな? …
古民家を改造したお蕎麦屋さんは天井が高くてテーブルじゃなく 大きな木を縦にスパッと切り出した丸太机でした。椅子も同じく太い丸太を真っ二つ切りにしたもの、
ちょっと座り心地のよろしくない椅子に腰を下ろした 私は役員さんの手元を見つめていました。
手には メユュー表です。
おっと ここじゃ お品書き でしたっけ^^; ここで註釈としまして…私ら運転士のマニュアルにご馳走になるとき…がありまして(^^)
読めば当たり前なことが書いてありまして。要はご好意で食事を奢って頂ける時は、主犯…違いました^^;主賓の方より高いものは頼まない、とあります。これは当然でしょうが、役員さんはゆっくり手に取ったお品書きを眺めていらっしゃると お品書きを下に置きながら ザル にしよか。
ザル…ですか^^;
私の横にいた課長は 確認するように復唱しましたが、 至って平静でした。
私は今までソバ屋に入ったことありますが それは立ち食いのソバ屋か らっしゃい!と威勢よく声を掛けてくる 丼物やうどんもやってるソバ屋しかありません。いわゆる大衆向けですね^^;
それに比べてここは 入った時から 紬の着物を着た女中さんが おこしやす と行儀よく頭を下げる ちょっと私の体験したソバ屋とは違いました。

俺はザルが好きだからこれにするけど 皆は好きなモノ頼みなさいよ。
役員さんは私らに気を使いながら気さくな言い方をされて 女中さんに俺はザル ね♪と声を掛けていらっしゃいましたが、その時 ふっ と思い出したのが、この役員さん 糖尿病らしくて カロリーを気にしなきゃならないらしい…
横の課長は じゃお言葉に甘えまして とそつなく返事をしてから 天ざる をお願いします。 落ち着いた声…
んん?…天ざる と来たか、私はようやく手元のお品書きに目を通しましたが、一目 唖然としました。
と言うのが、B4くらいの大きさのお品書きには 盛り、ザル、釜揚げ、天ざる。
たった四種類しかありません^^;
次のページは? ありません。お品書きは一枚で出来ていて 裏返しても斜めに透かしても 何もない。落書きすらない。のナイナイずくし。
あまりのシンプルさに 笑うしかないくらいで それでも 見直して見ると お品書きには薄く紅葉の模様が貼り絵が施してます。
それと 四種類と思ったのが、小さい字で 温かいおそばも出来ます。とありました。

はは~ん 役員さんはかなりの食通らしく それは過去に贅沢の極みを繰り返した挙げ句 糖尿病に患かり 仕方なく それでも食通だけは諦められない ために ザルなんだ…なんて あほ みたいなこと思ってましたが
お品書きをいくら眺めていても仕方ないし、あまり長引くと こいつ 呆れたか、やっぱり不満そうな顔しとる(怒)と いらぬ容疑を掛けられたら クビが幾つあっても 足りません。
私は意を決して 天ざる をお願いします。 横の課長に伝えました。
課長は そうですか。 と頷くや おねえさん 天ざる2つね。 厨房に向かって声をかけると 私を無視するように 役員さんと話し始めました。
私は こんな場面は慣れていますから、お店の中をグルリと見渡したり、机の木目の数を数えたりしながら時間を過ごしてましたが、 それも飽きてきてそれこそ何をして時間潰そうかな?てと思っていたらようやくソバやが出てきました。
まず、役員さんのザル ですが、両手で丸を作ったふたまわりくらいの 大皿に軽く乗せたソバ… こんなお蕎麦屋さんのソバはナゼか ソバの色してなくて 薄いグレー色です。
お先に 役員さんは私らに声を掛けると 食べ慣れてるらしく 箸でササッと掬うようにして箸に挟んで 濡れた音させながら 一口召し上がりながら、
うんうん、美味いよ、私らにゾバの味を紹介しながら 黙々と箸を動かさせていらっしゃいます。
私らの頼んだ天ざるはすぐにきましたが、ザルは同じくグレー色のバラしたような盛り付けで横に薄黄色した天ぷらが付いていました。
具材は海老、蓮根、青じそ…ミョウガ? がきれいな衣に包まれています。
このソバにこの天ぷら^^; お品書き に書いてあった 2200円 とは これのことなんか…^^;
ふぅむ…ザルが確か1800円也り(^^)どうも私はまだまだ 修行が足らないようですね。
なんて ことを思い出しながら、食した うな丼は お一人様 1500円也り(^^)
これを嬉々としているようでは枯山水や侘寂(わびさび)の世界観を知る由もなく、修行が足らんと自覚するのみでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする