寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

爆発!武田火山…(15)

2012年04月17日 07時57分02秒 | 日記
赤井係長…今年38歳加藤係長…今年38二人は同期です(笑)
かれこれ20年の付き合いですが加藤は既婚歴15年のベテランでした。
多方赤井は未だに未婚…(嘆涙)
これには何か曰く(いわく)がありそうで、同期の加藤に訊いた方が早いくらいですが… (笑) それは何(いじ)れ又!
兎に角居酒屋に戻りましょう♪
「だ、だからなぁ…」ヘベレケになって我鳴(がな)っているのは誰でしょう(笑)
加藤係長…? (笑)
いえ、加藤に絡んでいるのは普段から品行方正の赤井でした。
「うん、うん」
加藤は聞き役…と言いましょうか(笑)なだめ役でした (笑)
「俺知ってるんだ!!」「え、なにを?」
「知らないのか…お前!?」
「いや~だからなにをだい?」
「だから!!俺は訊いたんだよ」
「ハハハ♪」
笑うしかありません(笑)
「なっ!加藤お前にも教えてやるよ♪」
ああ…飲めばいつもこんな感じですが、今夜は特に赤井のピッチが早いので加藤は面食らってました(笑)
「どんな情報だよ?」仕方なしに聞き返しますが、加藤はちっとも嫌じゃあなかったのです。
20年来の付き合いで加藤は赤井を赤井は加藤を骨の髄まで知り尽くしていましたから…(笑)
だから只野の前では乱れなかった赤井が加藤の前では正体を見失うくらいお互いの気心はわかっていました。加藤は醜態を晒す赤井を温かい眼差しで見ていました。
「なっ!なっ!」
これも赤井のクセです(笑)
「それで情報とは何だよ(苦笑)」
「ああ…武田工場長のキャリア知ってるか?」
ししゃもをぐちゃぐちゃ噛みながら、ビールをグビグヒ飲んでいますが、これって以外と酔っていないのを加藤は知っていました。
「キャリア? 」
「ああ…前職でもいいけど…」
赤井が何を言い出すかと思っていたら、工場長のことか…(苦笑)
最近工場内のゴタゴタが続いているためか、誰と飲んでもすぐ、こんな噂話が出てきました。
「前はなんだったんだろう…」
加藤は首をかしげました。
武田工場長は皆が「工場長」と自然に呼べるほど工場長のキャリアが長いのです(笑)
「あの人はな…関東から来たんだよ」
なるほど、東京が出身地だから関東エリアに長くいたのは当たり前です。
「ふ~ん」
加藤は考えました。
ここが長いと言っても俺だってここに20年いるからな…
そんな加藤を見て赤井は笑いました。「お前の生まれる前からいらっしゃるんだよ(笑)」
「ハハハハ♪」
「どうりでおっちゃんだよな♪」
「ワッハハハ♪」
「ワッハハハ♪」
二人は顔を見合わせて笑い出していました(爆笑)

ああ…スッキリしたよ(笑) 涙をフキフキ赤井が言い出すと、加藤もお前と飲む酒が一番だよ!と返します。

「…で、何の話だっけ?」
「ああ…工場長ねキャリアだろ…」
「そうそう…」
改めて赤井は座り直しました。
「武田さんは、あれで肩書きは部長代理なんだってさ!」
「ほ~」
「あのさ!驚かないのか!」
「どして?」
「部長代理なんだぜ!」
「はぁ?前が代理だろうと石英だろうと、今は工場長なんだろ!」 加藤は何が言いたいんだ…と赤井を睨みますが…
「お前ほんとに会社のシステムしらないんだなぁ…」呆れ顔です(笑)
「どして?部長代理から工場長に上がったんだろ!」
ううん~ 赤井は首を振りました。
「部長や部長代理は職制としてあるけど、工場長はないんだよ」
「?」
「係長…課長…部長…本部長…」赤井が指を折りだすと、「ちょっと、代理は!」
慌てて加藤が口を挟みました。
「えらく代理がすきだなぁ…もちろんあるけど邪魔くさいから省(はぶ)いて数えただけだよ」
なんだ、そうか…
加藤はほっとしたのも束の間でした。
「え、じゃあ工場長はどうなるのよ?」
「工場長は火元責任者みたいなものだね…」「ひもと…!!」
開いた口が塞がりません(笑) だから… 前置きをして赤井は話を続けます。
コメント (3)
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