シネマ・コレクション「フランスがいっぱい」の第五弾【ノートルダムのせむし男】を見に行った。ノートルダム寺院以外は全てセットだったが、オスマンの大改造以前のパリはこんな街並みだったのだろうなと想像させるような街並みが再現されていて、それはそれで良かった。セットから想像されるリアルさのレベルというのは、日本の時代劇における江戸や京都の町並に対する感覚と同じであればの話であるが・・・。
また、せむし男のカジモド役であるアンソニー・クインの演技も噂どおり冴えていたように思う。さて、本題は映画の内容ではなく、シネマスコープというスクリーンサイズの話である。現在、一般に我々が見ている映画とは違い、アスペクト比(縦横比)が1×2.35というとんでもないワイド画面のフィルム(イメージ画像の画面は別の映画の一場面)なのである。
他にシネラマというサイズの映画というのもあるらしいが、これは凹曲面のスクリーンに3台の映写機に分割して映し出すもので、こちらはその見にくさ故にあまり流行らなかったということを聞いたことがある。
デジタルカメラがここまで普及する前は銀塩カメラの一つの機能としてパノラマというイカガワシイものが流行したことがあったが、アレと一緒で一見迫力がありそうで使ってみると物凄く無駄なものであったりもするのである。
実際に、ビデオ版(テレビ版)と見比べをしたことはないのだけれども、これをテレビで見ようとするとスクリーンの中心をトリミングするか、テレビ画面の上下をマスクするか、はたまたアスペクト比を強引に補正して縦方向に伸びきった映像を見るしかないのだから、困ったものである。
余談だが、本日鑑賞した映画館でというとんでもないハプニングがあった。劇場側が何を血迷ったか、アスペクト比を強引に通常スクリーンサイズに補正したカタチで上映を始め、観客からのクレームを受け放映を中断する事態になった。
館内は再び照明が戻り、まもなく館員がやってきて間違いを詫び、しばらくたってからスクリーン両側のカーテンをシネマスコープサイズに広げ縦横比を矯正し、再度始めから流し直したのである。
昨日からモーニングのみで七日間連続上映だけども、昨日はどんなスタイルで上映されていたのか気になるところである。我々も、1人のオバサマがカウンターに苦情を言いに行っていなければ、約2時間ものあいだ判読不可能な字幕を、強制的に見させられていたかもしれないと思うとゾッとする。
ある意味、あんなに縦方向に伸びきった映像や画面下端で切れて読めない字幕を映画館で見ることが出来たこと、それに途中で映写を止められるという体験が出来たことは、貴重だったかもしれない。観客のほとんどがシルバー世代だったということもあり大した混乱もなく最後まで見ることが出来たことは幸いであった。
また、せむし男のカジモド役であるアンソニー・クインの演技も噂どおり冴えていたように思う。さて、本題は映画の内容ではなく、シネマスコープというスクリーンサイズの話である。現在、一般に我々が見ている映画とは違い、アスペクト比(縦横比)が1×2.35というとんでもないワイド画面のフィルム(イメージ画像の画面は別の映画の一場面)なのである。
他にシネラマというサイズの映画というのもあるらしいが、これは凹曲面のスクリーンに3台の映写機に分割して映し出すもので、こちらはその見にくさ故にあまり流行らなかったということを聞いたことがある。
デジタルカメラがここまで普及する前は銀塩カメラの一つの機能としてパノラマというイカガワシイものが流行したことがあったが、アレと一緒で一見迫力がありそうで使ってみると物凄く無駄なものであったりもするのである。
実際に、ビデオ版(テレビ版)と見比べをしたことはないのだけれども、これをテレビで見ようとするとスクリーンの中心をトリミングするか、テレビ画面の上下をマスクするか、はたまたアスペクト比を強引に補正して縦方向に伸びきった映像を見るしかないのだから、困ったものである。
余談だが、本日鑑賞した映画館でというとんでもないハプニングがあった。劇場側が何を血迷ったか、アスペクト比を強引に通常スクリーンサイズに補正したカタチで上映を始め、観客からのクレームを受け放映を中断する事態になった。
館内は再び照明が戻り、まもなく館員がやってきて間違いを詫び、しばらくたってからスクリーン両側のカーテンをシネマスコープサイズに広げ縦横比を矯正し、再度始めから流し直したのである。
昨日からモーニングのみで七日間連続上映だけども、昨日はどんなスタイルで上映されていたのか気になるところである。我々も、1人のオバサマがカウンターに苦情を言いに行っていなければ、約2時間ものあいだ判読不可能な字幕を、強制的に見させられていたかもしれないと思うとゾッとする。
ある意味、あんなに縦方向に伸びきった映像や画面下端で切れて読めない字幕を映画館で見ることが出来たこと、それに途中で映写を止められるという体験が出来たことは、貴重だったかもしれない。観客のほとんどがシルバー世代だったということもあり大した混乱もなく最後まで見ることが出来たことは幸いであった。
アンソニークインといえばフェリーニの「道」が大好きです。
そうそう、近々ガーデンシネマで「ラストタンゴ・イン・パリ」の無修正版上映されるようですよ。
町並みの話は口ではとても説明できないので、一度ビデオで見てみてくださいまし。
どりあんさん
情報ありがとうございます。それは、楽しみかも・・・。
ちなみに、ガーデンシネマでは近いうちに「恍惚」というフランス映画もやるみたいです。ジェラール・ド・パルデュが出るみたいなので、こちらも目が離せません♪
あと・・・また近いうちにブログ内でときめきフランス系シネマ情報を書くつもりでいます。しばしお待ちを!!