ナンチャッテ姫路城を後にした我々は一路、書写山に向かう。かのハリウッド映画「ラストサムライ」でトムクルーズ・渡辺謙・小雪らがロケに臨んだお寺である。
山陽道の脇からロープウェイで山上まで登り、そこから徒歩10~15分ほどかけて寺院に至るのである。
ロープウェイと言えば、ここ数年は摩耶ロープウェイしか乗ってないけど、こちらのロープウェイのゴンドラはなかなか大きなサイズだなあと思った。
プラットフォームのゴンドラ乗り込み口はゴンドラの出入り時の接触防止のため、プラットフォームの端部が可動式になっていて出発時と到着時には奥のように床が垂直に立ち上がる仕組みになっている。この部分の駆動の様子はロボット漫画を見ているようで楽しかった。
山上駅からしばらく進むと大きな鐘が有って、誰でも突かせてくれるようになっている。この辺りから寺院入口まではマイクロバスの送迎があるが、途中参加のG氏との時間調整の関係で全員で徒歩コースを選択する。
途中でしっぽの綺麗なトカゲと出会う。おまえさん、べっぴんさんだねぇ。。。
寺院入口前にある茶屋に到着。車で移動時に寺院の茶屋でお昼ごはん食べる話も持ちあがっていた。ラストサムライ以降は観光地化しているはずなので、きっと、トムクルーズ丼とか小雪定食とかラストサムライセットとかあるはずだと勝手に想像していたが、フツーの茶屋でちょっとがっかりした。それにしても、この写真。「バヤリース」ではなく「バイヤリース」って???
それに「おやつ昆布 カム」って。。。
気を取り直して、いざ寺院へ!!ところで「書写山」ってものすごく発音が難しい。ちょっと油断していると「しょさざん」とか「しょしゃじゃん」とか言い淀んでしまうのだ。
そして、ここが例のロケに使われた場所。
「食堂」と書いて「じきどう」と読む建物。
ここでは写経体験ができる。あ!だから「書写山」なの??
そろそろ時間がなくなってきたので、見学は程々にして足早に山を下りる我々であった。再び車に乗り込み車窓風景を眺めていると「書写印刷」という地元の印刷会社の看板を発見した。確かにあっているけど「書き写す」ってところが原始的で、ここに発注すれば何でも「手書き風に」印刷できますよみたいな特殊技術を持っていたりして。今でこそ手書き風のワープロフォントはたくさんあるのだけどね。
そして、ついに我々はあの城を目撃するのである。
つづく