昨年中に書いておきたかった2018年マイベスト書籍の中の一冊である。
書籍に巻きつけられた帯に書き連ねられている数々の栄冠は、決して大袈裟なもの等ではなく、本当にこの小説の持つ魅力であり、作家今村昌弘氏の持つ魔力なのではないかと思う。デビュー作にして、、「このミステリーがすごい!」を始め、「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」など2017年の国内の主なミステリーランキングにおいて1位を獲得し、その後も「第18回本格ミステリ大賞」も受賞したのだという。デビュー作にして国内主要ミステリー賞4冠を得たのは史上初なのだとか。
山奥に佇むペンションで繰り広げられるで連続殺人事件なのでが、これがなかなかどうしてこんな手法があったのかと驚かされる驚異のクローズドサークルが用意されている。しかもその状況においてどのように終幕を迎えるのかは全く予想が付かないし、登場人物も憎たらしいほど魅力的に描かてれている。
今年は続編が刊行されるということ、そして映画化も決定しているとうことで楽しみである。
屍人荘の殺人
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